不動産購入の手順が難しい?不動産に詳しいFPが不動産購入の流れを分かりやすく解説

2022年7月26日

多くの人にとって自宅の購入は、人生最大の買い物になるはずです。大きなお金が動きますし、買った家には数十年にわたって住み続けることになります。

これだけ大規模かつ大事な買い物なのに、多くの人は未経験のまま家を買っています。しかも不動産の売買は生活用品の売買と異なり、

  1. ・1点ものである
  2. ・法律の規制を受ける

という性質があります。

つまり不動産の購入は、失敗できないのに失敗しやすい買い物といえます。

家の購入を成功させるために、不動産購入の流れを把握しておきましょう。これから家の購入を検討されている方は、ぜひ最後までお付き合いください。

不動産購入は事前の準備が大切

家を即断即決で買う人はほとんどいません。なぜならじっくり考えてしっかり準備しないと失敗してしまうからです。

不動産購入を成功に導くには、事前準備が欠かせません。

(1)予算を決める

まず予算を決めておきましょう。なぜなら予算を明確に決めておかないと、不動産の場所も家のタイプも決まらないからです。

一般的には住宅ローンを利用する場合は、大体年収の5〜7倍と言われています。例えば年収700万円の場合は、3,500万円〜5,000万円前後が一つの目安になります。最近では10倍近くまで融資枠を設けている金融機関もありますので、詳しくは金融機関に確認してみてください。

しかし、不動産を購入するときに、不動産の販売価格の他に、仲介手数料、税金など諸経費と呼ばれている費用もかかります。予算を決める際に、このような諸経費もきちんと確認して決める必要があります。

諸経費についてより詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

なお、実は不動産購入で予算決めは非常に重要です。なぜなら住宅ローンは長期に渡って続けるもので、最初の予算決めが間違えると、途中から返済ができなくなり自己破産までしてしまう方も多くいらっしゃいました。

弊社にも不動産購入で予算のご相談を多く受けております。

  1. ・月々の返済額はどのように決めたらいいのか?
  2. ・手元にある貯金は頭金に出した方がいいのか?

など、予算決めの決め方がわからない方、不安を感じている方は、ぜひ弊社のファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてください。

(2)家のタイプを決める

  1. ・マンションにするか戸建てにするか
  2. ・マンションなら何階にするか

不動産の場所が決まりましたら、家のタイプを決めます。

マンションのメリット・デメリットと、戸建てのメリット・デメリットは大抵の場合真逆になります。

例えば、マンションの高層階なら毎日眺望を楽しめますが、戸建てでは視界が遮られてしまいます。

戸建てなら庭いじりができますが、マンションでは観葉植物を置くのがやっとなどです。

マンションは分譲物件を購入しても毎月管理費などを取られますが、戸建てならそのような経費はかかりません。しかし戸建ての修繕は全額「自腹」で直さなければなりません。

それぞれのメリットとデメリットを明確にした上で、決めるといいでしょう。

(3)場所を決める

物件タイプを決まりましたら、場所を決めましょう。

場所選びの2大ポイントは、利便性と環境です。

例えば、通勤するのに電車1本で通うことができるという利便性のいいエリアを選ぶ、もしくは駅周辺にスーパー、ドラッグストア、病院など生活しやすい環境を重視するなど人によって異なります。

やはり1回不動産を購入すると、長く住む人がほとんどです。よって、長い目を見た際に、住みやすい場所であることをポイントに選ぶといいでしょう。

(4)積極的に物件見学をする

長く住む我が家なので、面倒がらずに積極的に見学に行きましょう。

中には不動産を見すぎてどれを選んだらいいのかと迷われる方もいらっしゃるようですが、いっぱい不動産を見ることによって、ディベロッパーによる間取りの作り方設備のグレード収納の違いがどんどん分かるようになります。

最初は漠然と見ていたものが、どんどん詳細部まで比較ができるようになり、自分が欲しがる不動産を明確にしてきます。

また、たくさん見学をすると、多くの不動産会社の人から話を聞くことができます。不動産会社の営業担当者は家のこと、地域のこと、住宅ローンのこと、将来設計のことについて詳しく解説してくれますので、勉強になることもたくさんあります。

ただし、不動産会社の営業は物件を売ってなんぼの世界なので、高い不動産を売りつけたくなるのは当然のことです。また、不動産はいいものは価格も高いです。目の前の魅力に惹きつけてついつい予算より高い物件を選びしまいがちです。将来に住宅ローンの返済地獄に落ちないよう、返済シミュレーションは綿密に行わなければいけません。しかし、不動産購入の経験がない方にとっては、非常にハードルが高くなります。その時にぜひ不動産に強い弊社のFP相談してみてください。

弊社には20,000件以上のマイホーム購入の相談実績がありますので、より適切なアドバイスをさせて頂くことができます。

また、弊社には16,000件の相談データを元に開発された、簡単に資産管理ができる「マネソル」というアプリがあります。銀行などの金融機関とのデータ連携ができることから、家計簿の機能から詳細の資産管理まで一元管理することができます。

様々なライフスタイルの変更を想定して、自由にシミュレーションをすることができます。ぜひマネソルも合わせてご活用ください。

購入したい不動産を決めたあとの流れ

見学をして購入したい不動産を見つかりましたら、実際に購入する手続きに進めましょう。

以下にて順番に解説していきます。

(1)購入の申し込みをする

購入したい不動産が決まりましたら、不動産会社に購入の申し込みをします。不動産購入申込書には、不動産を購入したい条件を記入します。基本的には不動産購入申込書で記入された条件で交渉が進めますので、慎重に記載する必要があります。

なお不動産購入申込書を提出したあとに購入をやめても、法律上のペナルティはありません。ですが、全くデメリットがないわけではないため注意が必要です。

不動産購入申込書について詳しく知りたい場合は、下記記事も併せて読んでみてください。

(2)銀行の住宅ローンを申し込む

ほとんどの人は住宅ローンを借りて不動産を購入されると思います。その場合は住宅ローンを借りる手続きをしなければなりません。

通常、不動産会社が提携している金融機関がありますが、ご自身で付き合いがある金融機関があれば、そちらを利用しても問題ありません。条件の良い方を選んでください。

また、固定金利にするか変動金利にするかも選ばなければなりません。

今は史上最低金利と言われているほど、住宅ローンの金利は非常に低いです。また、固定金利よりも変動金利の方が低いです。アメリカなどの国では利上げをしていますが、日本はまだしばらく利上げをしないと言われています。しかし、20年など長い期間を渡り住宅ローンを返済していくものなので、その期間中に金利が上昇する可能性は非常に高いと言えます。よって、将来に金利が上昇する前提で住宅ローンの返済シミュレーションをしなければなりません。

弊社の簡単に資産管理ができる「マネソル」というアプリでは、様々なライフスタイルの変更を想定して、自由にシミュレーションをすることができます。ぜひマネソルを活用してみてください。

(3)重要事項の説明を受ける

宅建業法上不動産の売買契約を締結する前に、不動産会社より重要事項の説明をしなければならないと定められています。

また、重要事項の説明ができるのは、宅地建物取引士という資格を持っている人に限定します。普段担当をしてくれている人と実際に説明する人と異なった場合は、宅地建物取引士の資格を持っているかどうかです。

なお、重要事項説明書には物件の内容と契約条件について書かれてあります。宅地建物取引士は、書面を示しながらそれに沿って説明していきます。中には専門知識も多く書かれていますので、不安な方は事前に書面を頂いて、不明な点がありましたら、担当者に確認するようにしましょう。

(4)売買契約を結ぶ

一般的には重要事項の説明のあとに、売買契約を締結する流れになります。

売買契約をするのと同時に手付金を求められます。手付金の額は物件価格の10~20%ほどが相場です。事前に確認して用意するようにしましょう。

なお、手付金は物件価格から差し引かれます。例えば物件価格4,000万円の物件を購入する場合は、手付金10%の400万円を支払いましたら、残り金額は3,600万円になります。

また、手付金は、売買契約が結ばれたあとに「やはり買わない」と買主の都合で購入をやめたとしても、返金されないこと注意してください。

(5)残金支払い不動産を受け取る

住宅ローンの審査がおりましたら、残金の支払いを行います。

本来であれば、お金を借りる人の口座に振り込まれるのですが、不動産の場合は、銀行から直接売主の口座に振り込まれる流れになります。買主の不動産ではありますが、金融機関からお金を借りて購入しているので、司法書士により法務局にて対象不動産の抵当権登記が設定されます。

なお、売主は入金確認ができましたら、買主に鍵の引き渡しをして、不動産購入が完了となります。

まとめ

不動産購入は細かい作業の連続です。「家を買うのは大変だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これだけ高額なものを買うわけですから、失敗しないためにもしっかり準備して臨むことが重要です。

とは言え初めての方にとっては難しいと感じている方も少なくないでしょう。そのような方はぜひ弊社のFPに相談してみてください。

著者

代表取締役 田中佑輝
代表取締役 田中佑輝株式会社アルファ・ファインシャルプランナーズ
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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