無料のライフプランシミュレーションアプリおすすめ5選!お金のプロが使い方を解説

就職、結婚、マイホーム購入、退職・・など人生には数多くの転機が訪れます。
また、人それぞれどのような人生を送っていきたいのか夢や目標もあるでしょう。
理想の人生を送るためには具体的な行動計画とお金が必要です。
そのためには、ライフプランを立てることをおすすめします。
- ☑「ライフプラン・・聞いたことはあるけど何の意味があるの?」
- ☑「ライフプランに興味はあるけど、やり方が分からない」
しかし、上記のような悩みを抱えている人も多いでしょう。
本記事ではライフプランのメリットを解説し、ライフプランを立てることが全く初めての人でも簡単にシミュレーションできるサイト・アプリを厳選して5つ紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
ライフプランとは

ライフプランとは、日本証券業協会によると、生きがいのある人生を送るための一生の「生活設計」と定義されています。
ライフプランには5つの輪があります。家族、仕事、自分の時間、健康、家庭経済です。
この5つの比重は人それぞれですが、どれかが欠けても幸せな生活を送れないでしょう。
5つの輪に加えて、人生には生きがいが大切です。
ここで簡単な図を想像してください。まず、生きがいを真ん中に置きます。
次に先述した5つの輪で生きがいを囲みましょう。
図のように、生きがいを持ち、5つの輪が充足されている人生を送るためには、どのように暮らしていきたいか、どれくらいのお金がいついくらかかるか、などを考える必要があります。
これがライフプランです。
つまり、ライフプランは、あなたの生活がより幸せで充実したものになるための大切な設計図と言えるでしょう。
ライフプランシミュレーションをする3つのメリット
(1)人生のビジョンが明確になる
ビジョンとは未来像のことです。
つまり、ライフプランを立てることで将来の見通しが立ちます。
ライフプランは、家族がいる人は家族と一緒に作成することをおすすめします。
なぜなら、あなたの未来像の中にいるのは、あなただけではないからです。
もし、ライフプランを一人で作ってしまうと、シミュレーションが完成したときに下記のようなすれ違いが生じる可能性があるでしょう。
- ☑私(夫)はマンションを買う予定だが、妻は庭付き戸建てを希望している
- ☑私は、子供は高校まで公立で充分だと思っているが、妻は子どもを小学校から私立に入れたいと考えている
- ☑私は退職したら田舎暮らしをするのが夢だが、妻は便利な都会で暮らしていきたい
これではライフプランを作成しても意味がありません。
ライフプランを作成するときは、家族と一緒に作成し、必ず家族の意見を聞きましょう。
意見が分かれることもあるかもしれませんが、話し合い、お互い歩み寄ることで、新しい未来像がうまれてくるでしょう。
ライフプランの作成は、あなたとあなたの家族がどのように生きていきたいかを話し合うきっかけになるはずです。
(2)人生に必要なお金がわかる
人生の三大支出は、教育費、住宅費用、老後資金と言われています。
人によってかかる資金は様々ですが、例えば住宅費用を見ていきましょう。
住宅金融支援機構が公表している令和3年度フラット35利用者調査の住宅購入資金を表にしました。
住宅の種類 | 購入資金 |
新築マンション | 4,528万円 |
土地付注文住宅 | 4,455万円 |
建売住宅 | 3,605万円 |
注文住宅 | 3,572万円 |
中古マンション | 3,026万円 |
中古戸建 | 2,614万円 |
出典:住宅金融支援機構フラット35利用者調査を加工して作成
表から分かる通り、住宅購入には4,000万円前後のまとまったお金が必要になります。
もちろんローンを組みますので、全ての金額を用意する必要はありませんが、頭金などある程度のお金が必要になります。
例えば、35歳になったときに住宅の購入を希望し、頭金に500万円が必要となった場合、貯金がなければ簡単に500万円は用意できません。
このようなことが起こらないように、あらかじめ何歳のときにいくらくらいの家を購入するかライフプランを立てる必要があります。
ライフプランを立てることによって、自分が理想の人生を送るためには、子供は何人欲しいのか、何歳のときにいくらくらいの家を購入したいか、老後はどんな生活を送りたいのか、などが明確になります。
三大資金が必要となるライフイベントの時期と収支の見通しを立てることによって、準備期間が設けられ、今の生活で何をしたらいいのか、今後いつ何をしたらいいのか、などが具体的になるでしょう。
(3)長生きリスクに備えることができる
人生100年時代と言われています。
仮に60歳で定年を迎えたとして、年金だけで生きがいのある人生は送れるのでしょうか。
日本年金機構によると、令和4年の年金額は下記の通りです。
年金の種類 | 令和4年度(月額) |
国民年金 | 64,816円 |
厚生年金 | 219,593円 |
出典:日本年金機構
それに対して、総務省統計局が公表している令和2年の家計調査年報によると、老後に必要な生活費は夫婦2人で約26万円となっています。
しかし、あくまでこれは生活費のみです。
生命保険文化センターが公表している令和元年の生活保障に関する調査によると、老後にゆとりある生活を送るためには1ヶ月平均約36万円かかると言われています。
つまり、生きがいのある老後を送るためには、ライフプランを立て、どんな老後を送りたいのかを考え、そのための金額を明確にする必要があります。
ライフプランシミュレーションアプリおすすめの5選

ここでは、おすすめの5つのライフプランシミュレーションアプリをご紹介します。
- 「マネソル」アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
- 「ライフプラン診断」日本FP協会
- 「ライフプランシミュレーション」全国銀行協会
- 「松井FP~将来シミュレーター」松井証券
- 「おかねのコンパス」マネーフォーワードME
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
(1)「マネソル」アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
「マネソル」(特許あり)は、弊社が開発したライフシミュレーションアプリです。
「マネソル」(特許あり)は弊社の16,000件の相談データを元に開発され、家計簿の機能など簡単に資産管理ができます。
まずは「マネソル」(特許あり)のホームページから「無料でシミュレーションする」をクリックして必要事項を入力してから、シミュレーションが始まります。

出典:マネソル
■マネソルの特徴
- ☑精密なライフプランが作成できる
- ☑家計簿管理ができる
- ☑不動産の価値がわかる
マネソルは銀行などの金融機関とのデータ連携が可能で、家計簿の機能から詳細の資産管理まで一元管理することができます。
また、不動産購入など自分のライフプランを何度でもシミュレーションすることができますので、お金をちゃんと管理したいという人はぜひ活用してみてください。
課題解決に困ったときは、いつでも「マネソル」(特許あり)のファイナンシャル・プランナーに無料で相談できる点も安心です。
(2)「ライフプラン診断」日本FP協会
「ライフプラン診断」は日本FP協会のホームページから利用できるライフシミュレーションソフトです。
日本FP協会は、ファイナンシャル・プランニングの重要性を普及し、FPの養成を行っているNPO法人です。
お金のプロが提供するソフト、「ライフプラン診断」は初めてライフシミュレーションする人におすすめです。
■ライフプラン診断の特徴
- ☑9つの選択式の質問に答えるだけ
- ☑グラフでライフプランをイメージできる
- ☑FPから簡単なアドバイスがもらえる
日本FP協会のライフシミュレーションは非常に簡単で、9つの質問に答えるだけです。
細かい数値や情報が分からなくても入力できるので、思い付いたときにすぐにライフシミュレーションを試すことができます。
一方、手軽にできる反面、収支のグラフはやや簡易的なものであり、最後にFPから受ける「暮らしのワンポイント知識」も名前の通り簡単なアドバイスになります。
よって、より詳しいプランが必要な場合や、現状の課題解決をするためにはFPに相談する必要があるでしょう。
(3)「ライフプランシミュレーション」全国銀行協会
「ライフプランシミュレーション」は全国銀行協会が提供するシミュレーションソフトです。
全国銀行協会が発行する冊子「自分で描く未来予想図 はじめてのライフプラン」と連動していますので、ホームページからダウンロードしてシミュレーションと一緒に活用すると良いでしょう。
ライフシミュレーションが初めてで、まずはおおまかな収支を知りたいという人におすすめです。
■ライフプランシミュレーションの特徴
- ☑「きほん」と「くわしく」の2パターンがある
- ☑収支のグラフに家族の年齢の表記がある
- ☑その人の性格や志向に合ったプランが立てられる
「きほん」は一般的な質問に答えていくだけで、シミュレーションができます。
選択式ではありませんが、簡単な質問なので、3分あれば充分に回答できるでしょう。
回答が終わると、収支がひと目で分かるグラフと、FPからのアドバイスが出てきます。
より精度が高いシミュレーションを希望する場合は、「くわしく」を利用しましょう。
収支のプラス・マイナスは分かりますが、シミュレーションだけでは課題解決に繋がらない場合が多いので、じっくりとライフプランを立てるときはFPに相談することをおすすめします。
(4)「松井FP~将来シミュレーター」松井証券
「松井FP~将来シミュレーター」は、松井証券のホームページから利用できるシミュレーションソフトです。
松井FPのページに移動してから、メールアドレスを入力すると、シミュレーションの専用リンクが送られてきます。
証券会社の実績を活かした精度の高いシミュレーションで、収支のグラフ以外にも家計や投資の情報が欲しい人におすすめです。
■松井FPの特徴
- ☑スマホでも画面が見やすい
- ☑家計診断や投資シミュレーションなどの機能がある
- ☑より詳しいマネープランが立てられる投資工房がある
スマホでも画面が見やすいように設計されているのも松井FPの特徴です。
メールアドレスの入力の手間があるものの、設問数は10問程ですので、時間はかからず手軽にシミュレーションができます。
結果はタイムラインにて、年齢毎に必要な支出が出てくるので今後のライフプランも立てやすくなるでしょう。
また、投資シミュレーションをライフプランシミュレーションと併用することで、マネープランを立てることも可能です。
より詳しいマネープランを立てたい方には、ロボアドバイザー「投信工房」がありますので、試してみるのも良いでしょう。
(5)「おかねのコンパス」マネーフォーワードME
「おかねのコンパス」は「マネーフォワードME」を提供するマネーフォワード社と共同開発したアプリです。
マネーフォワード社は家計簿アプリ利用者数トップクラスということもあり、おかねのコンパスも操作性は抜群です。
紹介してきた4つのライフシミュレーションソフトとは少し毛色が違い、ライフシミュレーションだけではなく、資産管理もできます。
■おかねのコンパスの特徴
- ☑細やかなライフシミュレーションができる
- ☑無料で金融機関と連携できる
- ☑複数の資産を一家管理できる
ライフシミュレーションは設問数がやや多く時間がかかりますが、シミュレーションの結果として、年齢別のキャッシュフローと試算残高グラフが出てきます。
さらに、シミュレーション後フォローが必要になったときには、チャット相談ができたり来店やセミナー予約できたりするサービスもあります。
全体的にきめ細かいアプリで、様々な機能が搭載されているので、自分でお金の全てを管理したい人にはおすすめです。
一方、ライフシミュレーションが全くの初心者の人や、複雑なサービスは不要という人には向かないかもしれません。
ライフプランシミュレーションの後はFPに相談しよう
ライフプランシミュレーションを実践した後は、FPに相談することをおすすめします。
FPに相談すると下記のメリットがあります。
- ☑自分では気付かない課題が見えてくる
- ☑課題を抱えている人は、解決策を提示してくれる
- ☑第三者を入れることで話し合いがよりスムーズになる
- ☑今やるべきマネープランが明確になる
- ☑そもそも手間がかからない
しかし、FPに相談するときには注意点があります。
それはFPの目的が何かの営業であったり、FPの目的に誘導されてしまったりすることです。
例えば、相談したFPが銀行員の場合、その銀行の商品を買ってもらうように誘導されることがあります。
それが本当に必要な商品なら良いのですが、銀行員の都合で売った商品の場合は必要ないかもしれません。
弊社は完全独立系FP事務所となっていますので、高い専門知識を持ったFPが中立的な立場からご提案させていただきます。弊社のお金管理アプリ「マネソル」(特許あり)をご利用の方は、無料にてFPに相談することが可能です。ぜひご活用ください。
まとめ

ライフプランを立てるメリットとおすすめのライフプランシミュレーションソフトを説明してきました。
本記事の結論をまとめると下記の通りになります。
- ☑ライフプランを立てることで将来の見通しが立つ
- ☑ライフプランを立てることでマネープランも作成できる
- ☑ライフプランを立てることは老後の人生を豊かにする
- ☑ライフプランシミュレーションはマネソルがおすすめ
- ☑FPに相談して課題解決策を見つけよう
ライフプランシミュレーションをしてみて、金銭面で安心した人、反対に不安になった人、いろんな人がいると思います。
また、ライフプランシミュレーションをすることで人生の課題が明確になり、より具体的な解決方法が知りたくなった人もいるでしょう。
そのようなときは、ぜひ弊社のファイナンシャル・プランナーに相談してみてください。
著者

- 株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
- AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。
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