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マンション購入で後悔したくない!10個の失敗事例と対処法を解説

2022年8月22日

はじめてマンションを購入する人にとって「入居後に後悔したくない」という不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では「マンション購入後の後悔の事例」をはじめ「事前に確認すべきチェックポイント」そして「後悔した後の対処法」をお伝えします。

人生の中で最も高額な買い物となるマンション購入に失敗しないためにも、本記事の内容を役立ててください。

マンション購入で後悔する12の事例を紹介

悩む

マンション購入後に後悔する理由は人それぞれですが、ここでは主にどのような失敗が多いのかを紹介します。

なお、お伝えする失敗事例は「購入前の確認不足による失敗」および「購入後に気づく失敗」の2つです。マンション購入を検討している際は、必ず確認するようにしてください。

(1)購入前の確認不足による失敗事例

まずは、マンションを購入する前の確認不足を原因とした失敗から紹介していきます。

「立地」「騒音」など、環境による問題の他「資産価値」「住宅ローン控除」などの後悔が目立ちます。

①マンションの資産価値がかなり落ちた

事前の確認不足による後悔の1つには「資産価値の低下」が挙げられます。「転勤などの理由により、マンションを手放さなくてはいけない」といったケースもあるでしょう。

その際マンションの資産価値が予想以上に落ちていると「希望の価格で売却できない」という事態になってしまいます。

一般的には日本のマンションは築年数が古くなるにつれ、資産価値が下がっていくものが多いです。しかし、物件の立地、管理形態によって、下がりにくいマンションも多く存在しています。よって、購入する前に、周辺マンションの値動き立地の地価開発計画がないかなどを調べることによって、資産価値が落ちにくいかどうかをある程度知ることができます。ご自身で調べるのに難しいと感じている方は、不動産会社の担当者に聞くようにしましょう。

最近では不動産の資産価値を調べるツールも出ています。そのようなツールを活用するのも1つの選択肢と言えます。

②地域相場より高いマンションを購入した

マンション購入後に「周りの相場と比較して高かった」といったケースは珍しくありません。地域相場よりも高いマンションを購入し、後で後悔する人がいます。

中古マンションについては、その地域相場に基づいた販売価格で提供されていることが多いのですが、新築マンションの場合そうとは限りません。

新築マンションでは、建築費用広告宣伝費などでかかった費用が加えられます。そのため、地域相場と離れた金額というケースも珍しくありません。

最近では中古マンションでも、新築当時の販売価格を調べることができるようになりました。周辺マンションの新築当時の販売価格をぜひ確認してみてください。それを調べることによって、自分のマンションの将来の資産価値も把握することができます。

③住宅ローンが支払えなくなった

マンション購入後の後悔には「住宅ローンが支払えなくなった」というケースもあります。マンションは高価な買い物なので、通常住宅ローンを利用して購入します。

ですが、途中で支払いが厳しくなり「住宅ローンが支払えなくなる状況に陥る」ということも珍しくないです。

マンション購入後、毎月支払う費用は住宅ローンだけではありません。管理費修繕積立金も発生します。それら固定費も計算した上で、確実な返済プランを立てるのが重要です。また、住宅ローンは20年、30年と長期に渡りますので、目の前の状況で返済シミュレーションをするのではなく、子どもが生まれ出費が増えたり、万が一病気で収入が減ってしまったなど様々なケースを想定して、10年など長いスパンで試算することが重要です。

④住宅ローン控除が利用できなかった

「住宅ローン控除が利用できなかった」というのも、マンション購入前の確認不足による後悔の1つです。

住宅ローン控除とは「毎年年末時点での住宅ローンの残高」もしくは「住宅取得対価」のいずれか少ない金額に対して「0.7%」所得から控除される制度です。

利用するには適用条件が設けられており、例えば年収2,000万円を超えていたり、投資用不動産だと住宅ローン控除は受けられません。

⑤騒音問題

マンション購入における後悔の中でも頻繁に耳にするのが「騒音問題」です。

騒音といっても屋外のお店や車からの「外部の騒音」だけでなく、隣室などからの「内部の騒音」があります。

外部の騒音の問題では、例えば部屋が幹線道路に面しているため「車の音がうるさい」といったことがあります。音のせいで「窓が開けられない」という人も少なくありません。

今は防音対策は非常に優れていますが、内覧するときにそこまで感じられなかった騒音は、実際に住んでみると敏感になるケースもあります。窓を開けたり、頻繁に換気したりする方は静かな住宅地エリアがオススメです。

また、内部の騒音については、例えば「夜9時になると、隣の部屋からピアノが聞こえてきてうるさい」といったケースがあります。この場合は管理組合に相談するといいでしょう。

⑥環境や立地が悪い

環境や立地が悪いため「後悔している」という人も珍しくありません。

マンション購入前に「頻繁に物件を見に行っていた」という人であっても、意外と見落としている可能性があります。

例えば、昼間では賑やかな街だったのに、夜になる人通りが少なく街灯も少ないなど一人で帰るのが怖いなどの場合もあります。

また、子どもが就学の年になって、学区にある学校の評判が悪いといった後悔も挙げられます。

⑦部屋が足りなくなった

マンション購入の後悔には「部屋数の問題」もあります。入居後に「もっと部屋数が多ければよかった」後悔している人も少なくありません。

例えば「子どもの数が増えた」といったケースや「DINKSなので1LDKの物件を選んだが、やはりもう一部屋欲しかった」などの不満があるようです。

そのため、マンションを選ぶ際は10年後をイメージして購入するようにしましょう。

⑧旧耐震基準の物件を購入した

マンション購入の事前確認不足による失敗には「耐震基準」の問題もあります。立地が良いため購入した中古マンションが「実は旧耐震基準の物件だった」というケースがあります。

耐震基準とは、一定の強さの地震が起きても「倒壊・崩壊せず耐えられる住宅」であるよう、建築基準法で定められている基準です。

旧耐震基準は1981年5月まで運用されていた耐震基準であり、震度6~7の地震による影響は想定されていません。

基本、販売図面には記載はありますが、あえて説明しない業者もいます。中古マンションの購入を検討されている方は、築年数30年以上の物件に対しては必ず確認するようにしてください。

⑨事故物件だった

「実は事故物件だった」というのも、マンション購入の事前確認不足による後悔の1つです。

不動産購入時の重要事項説明では「告知義務」があるため、通常事故物件のケースでは説明があります。

ですが、事故物件の定義は不動産会社によって異なる場合があるため「知らずに購入してしまった」というケースも珍しくありません。(※通常自然死の場合告知義務はない)

マンション購入後に快適に暮らすためにも、不動産会社に事前に確認しておきましょう。また、「大島てる」というサイトでは全国の事故物件を調べることができます。心配の方はこちらのサイトを活用してみてください。

⑩目の前に新築マンションが建設された

「眺望や日当たりの良さに惹かれて購入したのに、目の前に新築マンションが建ってしまった」といった後悔のケースもあります。

目の前にマンションが建設されて日当たりが悪くなったため「日中でも電気を点けなくてはいけなくなった」といった状況では、快適に生活できません。

マンション購入後後悔しないためにも、事前に不動産会社に周辺の建築計画を確認しておくようにしましょう。

(2)購入後に気づく失敗事例

マンション購入後に気づく失敗事例として代表的なのが「隣人トラブルによる後悔」です。具体的には下記のトラブルが挙げられます。

  1. ☑テレビやオーディオなどの音がうるさい
  2. ☑ペットの鳴き声や放し飼いなどに関する問題
  3. ☑ゴミ出しのルールを守らない
  4. ☑たばこをはじめとする臭いに関する問題
  5. ☑挨拶をしないなど人間関係によるトラブルなど

隣人トラブルでストレスを抱えたままだと、せっかくお気に入りのマンションを購入しても快適に暮らせません。

近隣トラブルを自力で解決できないような場合は、管理会社や役所の生活課に相談するのをおすすめします。またトラブルを避けるためには、日ごろから良い人間関係を築くよう心掛けてください。

マンション購入で後悔しないためには事前確認が重要

男性

ここまで、マンション購入に関する様々な後悔を見てきたので「やっぱりマンションを買うのをやめようかな…」など、ネガティブに感じてしまったかもしれません。

そうならないため、ここでお伝えする「事前確認」をしっかり行えば、マンション購入での失敗は避けられます。事前のチェックポイントを紹介するので見ていきましょう。

(1)マンション購入は徹底的に確認する

マンション購入で失敗しないためには「建物」「周辺環境」「住宅ローン」の事前確認を徹底して行います。各項目のチェックポイントをお伝えするので確認してください。

①建物について

建物に関する事前確認では、下記のチェックポイントを意識してください。

  1. ☑入居後に後悔しないようすでに完成している物件を選ぶ
  2. ☑部屋の間取りは子どものことなどを考え、10年後の生活を視野に選ぶ
  3. ☑あらゆる時間帯の採光を調べておく
  4. ☑マンションの管理規約はしっかり確認しておく
  5. ☑ペットを考えているなら可否をチェックしておく
  6. ☑インスペクションが行われているか確認する

確認すべきポイントは決して少ないとはいえません。ですが、例えば「駅から近いから」というだけで選んでも後悔する可能性があります。

採光や間取りを含め、徹底して確認するようにしてください。将来の生活を視野に入れて選ぶのも大事です。

②周辺環境について

周辺環境の事前確認では、下記のポイントを把握しておきましょう。

  1. ☑車や電車などの騒音は問題ないか
  2. ☑近隣(上下左右)にはどんな方が住んでいるか
  3. ☑墓地や工場が近くにないか
  4. ☑生活に必要なスーパーなどが近くにあるか
  5. ☑夜など最寄り駅からの帰り道が物騒でないか

特に「近隣住民とのトラブル」は、マンション購入における最も大きい後悔の1つです。必ず不動産屋に、どのような方が暮らしているか確認しておきましょう。

また、自分や家族の生活に必要となる「コンビニやスーパーが近くにあるか」「夜の帰り道が物騒でないか」なども重要な確認ポイントです。

③住宅ローンについて

マンション購入の前に確認すべき住宅ローンのチェックポイントには、下記のものがあります。

  1. ☑住宅ローンの借入は年収の5倍までを目安にする
  2. ☑住宅ローンの返済負担率は手取り年収の20~25%までを意識する
  3. ☑返済方法(元利均等返済・元金均等返済)を選ぶ
  4. ☑自身のライフプランや経済動向を考えて金利タイプを決める

マンションの場合年収の「7~10倍」が購入目安とされますが、住宅ローン以外にも管理費修繕積立金などの支払いが発生するため「年収の5倍」を目安にするとよいでしょう。

また、年収に対する住宅ローンの年間返済額の割合を示す「返済負担率」は、手取り年収の「20~25%」を目安にすると返済しやすいためおすすめです。

その他返済方法や金利タイプについては、自身のライフスタイルや経済動向を確認して決めてください。

また、返済シミュレーションをする際に、目の前の状況ではなく、収入が減る、支出が増える、金利が上昇するなどのケースを想定して、5年、10年など長いスパンで試算することが重要です。ご自身で試算したい方は、ぜひ弊社のお金の管理アプリ「マネソル」(特許あり)を活用してみてください。

頭金を出す出さない、返済期間を20年、30年など自由にシミュレーションをすることができることから、より正確な返済イメージをすることができます。

(2)中立的な立場にいるFPなどの専門家に必ず相談する

マンション購入における後悔や事前確認のポイントをお伝えしてきましたが「それでも心配…」「誰かに相談したい」ということもあるかもしれません。

その際は、事前に弊社のファイナンシャルプランナー(FP)相談してみてください。

年間2,000件の相談実績がある専門家が、あなたに合った住宅ローンの組み方や、建物、周辺環境に関する的確なアドバイスを行います。

マンション購入で後悔した際の対処法を解説

売却

「入念に確認したけど、やっぱりマンションを購入して後悔している…」という人もいるかもしれません。そこで、その際の対処法をお伝えするので参考にしてみてください。

(1)できるだけ早めに売却する

マンション購入で後悔した際は「売却を考える」のも1つの手段です。

マンションを売却すれば、その代金を住宅ローンの残債の返済に充てられる他、住み替え費用にも充てられます。

一般的に、マンションは戸建てと比較し流動性が高いため「比較的売れやすい」とされます。そのため、比較的次の買い手を見つけるのは難しくないと考えてよいでしょう。

(2)なかなか売れない場合は買取を検討する

「どうしてもマンションを手放したい」そう思ったときは「買取」を検討してもよいでしょう。マンションの買取とは、直接不動産会社に売却することです。

買取の売却期間は1週間~1ヶ月程度なので時間がかからない他、仲介手数料がかからないといったメリットもあります。

ただし、買取では売却するより売却相場が安くなりやすいため、その点ではマイナスだと考えられます。

まとめ

女性

今回は、マンション購入の後悔や事前の確認項目、そして失敗してしまった際の対処法を解説してきましたが参考になりましたでしょうか。

お伝えしたように、マンション購入で後悔しないためには「事前の確認」が重要です。あなたや家族のライフスタイルに適した物件を選び、快適な生活を送りましょう。

自身で判断するのが難しい場合は、ぜひ弊社ファイナンシャルプランナー(FP)相談してみてください。

著者

代表取締役 田中佑輝
代表取締役 田中佑輝株式会社アルファ・ファインシャルプランナーズ
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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