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効率よくお金を貯める方法は?FPが賢く貯蓄するコツを分かりやすく解説

2022年10月28日
男性

「なかなかお金が貯まらない」という悩みは多くの人がお持ちではないでしょうか。お金が貯まるポイントさえ押さえれば、特別な知識がなくても効率的な貯蓄ができます。

本記事では、FPが賢く貯蓄するコツを徹底解説します。

お金を効率よく貯める手順

まず最初に効率よくお金を貯める手順を把握しておきましょう。

  • ☑現状を見えるかにする
  • ☑今の資産状況を把握する
  • ☑課題を見つけ改善策を立てる
  • ☑ライフプランを立て貯金する目標を決める
  • ☑定期的に貯金する仕組みを作る
  • ☑効率よく資産を増やす投資もする

まずは現状を見える化にする

データ分析

効率よくお金を貯めるには、まず現状を見える化にすることが大切です。毎月の収支が管理できている人は、お金も貯まりやすい傾向があります。

反対にお金が貯まらない人は、収支管理をせず、何にお金を使ったか把握していないことが多いようです。内訳が分からないと改善点も見つけられないので、まずは家計簿で毎月の収支を把握することから始めましょう。

支出の管理をする際は、固定費・変動費の項目ごとに分けて記入します。

固定費・変動費の例

固定費変動費
☑水道光熱費
☑家賃
☑通信費
☑保険料
☑教育費
☑住宅ローン
☑食費
☑日用品費
☑娯楽費
☑交際費
☑医療費
☑被服費
著者作成

家計簿への記入が面倒くさく挫折しそうな人は、家計簿アプリがおすすめです。銀行口座との連携機能や、レシートを読み込むと自動で記録できる機能があるアプリもあります。

ストレスなく記録できる方法を見つけて、収支管理を継続しましょう。

弊社では簡単にお金の管理アプリ「マネソル」(特許あり)を開発しました。家計簿の機能はもちろん、将来に必要なお金のシミュレーションなども簡単にすることもできます。将来の資産管理も考えている方は、ぜひ活用してみてください。

なお、「マネソル」(特許あり)をご登録頂いた方には、弊社FPへの無料相談を利用できます。ツールの使い方、お金に関する不安、悩みなども気軽に相談できますので、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

今の資産状況を把握する

男性

家計簿で月々の収支は分かりますが、資産については把握できません。そこで現時点の資産・負債・純資産をバランスシートに書き出すことで、資産状況が簡単に把握できます。

純資産の計算方法は「純資産=資産-負債」です。

車や住宅は時価額で記入します。貯蓄型保険は満期日における満期保険金ではなく、現時点の解約払戻金を記入してください。

財形貯蓄は勤務先からの通知などで確認しましょう。

バランスシートの例

【資産】
現金: 20万円
預貯金:300万円
財形貯蓄:150万円
個人型確定拠出年金:300万円
株式:30万円
貯蓄型保険:150万円
車:100万円
住宅:3,000万円
【負債】
住宅ローン:2,700万円
自動車ローン:50万円
—————————–
【純資産】
1,300万円
合計:4,050万円合計:4,050万円
著者作成

資産から負債を差し引いた純資産は、実質手元に残る資産と言えます。純資産が少ない人や負債の方が多い人は、意識して貯金するようにしましょう。

課題を見つけて改善策を立てる

ひらめき

家計簿などでお金の流れが把握できたら、課題を見つけて改善策を立てましょう。ここでは簡単に取り組めて、節約効果も高い3つの方法を紹介します。

(1)固定費の見直し

節約する上で最も効果が高い方法が、固定費の見直しです。固定費は毎月一定額を支払うケースが多く、普段から内訳を確認したり、見直す機会は少ないかもしれません。

しかし一回の支払金額は少額でも、1年間で考えると大きな出費です。

例えば、利用していないサブスクリプションサービス、スポーツジムの契約などは解約しましょう。
携帯電話の契約を大手キャリアから格安SIMに切り替えるのもおすすめです。

固定費の見直しはつい後回しにしがちですが、一度見直すとその後は自動的に支出が減らせるので、高い節約効果が見込めます。

(2)支払い方法の見直し

支払い方法の見直しをするのもひとつです。リボ払やカードローンなどは、利息がかかり割高になるのでやめましょう。すぐにお金が引かれないので、お金を使っている感覚にならず、無駄遣いしやすいことからもおすすめできません。

クレジットカードを複数持っている人も見直しが必要です。年会費が必要なカードもあるので、利用頻度が少ないカードは解約しましょう。

カードが複数あることで支出を管理しにくい点もデメリットといえます。反対に使用するカードを厳選し、日々の支払いをクレジットカード払いにすると、全体の支出額が把握しやすくなります。

ポイント還元率の高いカードをメインで使うと、ポイントが貯まりやすくなる効果もあるでしょう。

(3)保険などの見直し

保険の見直しも重要です。生命保険や医療保険を申込み後、何年も同じ内容で更新しており、ずっと保障内容を見直していない人もいるでしょう。

生命保険は万が一のことがあった時に残された家族がお金に困らないように加入するものです。したがって子どもの独立後は、基本的に高額な死亡保険金は必要ないといえます。

医療保険についても必要以上の特約が付いていることもあります。健康保険や高額療養費制度などの公的医療保険制度も考慮して、不要な保障や保険商品は解約しましょう。

家計管理のコツについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

ライフプランを立て貯金する目標を決める

目標

結婚や出産・マイホーム購入など、人生において多くの資金が必要になるタイミングがあります。自分のライフプランを考え、あらかじめ目標額を決めておきましょう。主なライフイベントにかかる費用は次のとおりです。

ライフイベント費用
就職活動費約10万円
結婚費用約469万円
出産費用約52万円
教育資金約1,002万円
住宅購入費約3,494万円
老後資金約26万円
介護費用約17万円
出典:日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安」

例えば5年後に住宅を購入予定で、頭金や初期費用で500万円が必要な場合は、毎年120万円貯金する必要があります。

また、子どもの進学で学費が1,000万円必要な場合は、全額貯金で賄うのではなく、学資保険と併用するのも選択肢のひとつです。

子どもの学費、効率よく貯める方法について詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。

なお、ライフプランからキャッシュフローまでの作り方について知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

定期的に貯金する仕組みを作る

貯金

お金を貯めるには、貯金するお金を先に確保しておくことが大切です。給料から生活資金を差し引いて、残った分を貯金に回そうという考え方では、お金はなかなか貯まりません。

定期的に貯金する仕組みを作ることが、お金を貯める近道です。おすすめの貯金方法3つについて紹介します。

(1)積立定期預金をする

積立預金は、毎月決まった金額を預金する貯金方法です。普通預金から自動振替で積み立てが可能で、入金手続きの手間がかかりません。

毎月の給料日などお金を使う前のタイミングで自動振替される設定にしておくと、給与天引きに近い形で貯金ができ、確実にお金が貯められます。普通預金と比べると金利が高いため、受け取る利息も多くなりお得です。

一方で定期預金と比べると金利は低めですが、中途解約した場合のデメリットが少なく、自由度の高い使い方ができます。

また、万が一金融機関が破綻したとしても、一人あたり預金元本1,000万円までとその利息が保護される元本保証がある点も安心です。

会社に勤めているサラリーマンの方は、会社の財形貯蓄という福利厚生を利用するといいでしょう。借入れの優遇だったりなど様々なメリットがありますので、ぜひ活用してみてください。

財形貯蓄について詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

(2)つみたてNISAを活用する

つみたてNISAは長期の積立・分散投資に適した資産運用制度です。年間上限40万円までの非課税枠があり、最長20年間の非課税で運用ができます。月1,000円程度の少額から投資できるため、少しずつ貯金するのと同じ感覚で積立投資ができます。

投資対象は金融庁が定めた条件を満たした商品に限られるので、投資の基礎知識がない人でも失敗するリスクは少ないでしょう。

なお、つみたてNISA枠で投資信託などを購入するには、証券会社の口座開設が必要です。手軽に始めたい人は、楽天証券やSBI証券などのネット証券で開設するのがおすすめです。取引手数料が割安で、スマホサイトなどのサービスも充実しています。

なお、つみたてNISAについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

(3)iDeCo(イデコ)を利用する

iDeCoは国民年金の上乗せとして任意で加入できる制度です。投資対象から自分で好きな商品を選び、非課税で運用ができます。掛金は原則60歳以降に受け取るため、掛金を長期間積立てることが可能です。

月5,000円から1,000円単位で掛金を設定できるので、つみたてNISAと同じように少額投資ができます。注意点としては原則60歳になるまで引き出しができないので、掛金は無理のない範囲で設定しましょう。

なお、iDeCoについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

貯蓄専用口座など口座分けをする

通帳

効率的な貯蓄には、口座の使い分けも重要です。ここでは口座の分け方や選び方について説明します。

(1)目的によって分ける

お金を貯めるには、目的別に口座を分けるのも効果的です。1つの口座でやりくりすると、生活費と貯金の区別がつきにくく、うっかり貯金分のお金を使ってしまうことになりかねません。

生活費用・貯金用・緊急出費用など3種類の口座を分けると、お金の状況が把握しやすくなります。
目標金額に対して現在の貯金額がすぐに分かるので、貯金目標を達成しやすくなるでしょう。
お金を貯めるモチベーション維持にもつながります。

インターネットバンキングが利用可能な銀行や、保有残高によってコンビニ・ATMでの出金が手数料無料となる銀行などもあります。口座の使用目的に応じて、より便利に使える金融機関を選ぶとよいでしょう。

(2)金利が高い銀行を選ぶ

金利が高い銀行を選ぶことも大事です。メガバンクなど大手銀行の普通預金金利は0.001%程度の水準が一般的ですが、ネット銀行などは約0.1%~0.2%の高い利率を適用しているケースもあります。

金利が大きく違う理由として、ネット銀行は実店舗を構えていないので、経費がかからず高金利にしやすいことが挙げられます。

預入期間や貯蓄額が多いほど高い金利はメリットがあるので、銀行を選ぶ際は金利の高さもチェックしましょう。

銀行によっては、給与受取口座に指定と金利がアップする特典などもあります。新規口座開設のプレゼントやキャンペーンを実施していることもあるので、積極的に活用しましょう。

口座使い分けのコツについて知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

資産運用をして効率よくお金を増やす

資産運用

近年は金利が低く、貯金だけでお金が貯まりにくくなっています。効率的にお金を増やすには資産運用も大切です。

国も個人の資産形成を後押ししており、投資の優遇制度を設けています。国が実施する制度とおすすめの投資方法について説明します。

(1)つみたてNISA

つみたてNISAの枠内で投資すると最長20年間非課税になる魅力的な制度です。通常の株式投資などは、運用益に対して20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAは税金がかかりません。

例えば運用益10万円に対して、通常は20,315円の税金がかかるところ、つみたてNISAでは0円です。投資信託の購入を検討している人は、まずはつみたてNISA枠で購入するとよいでしょう。

なお、つみたてNISAについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

(2)iDeCo(イデコ)

iDeCoは国が実施しており、掛金・運用益・受取金において節税メリットがある点が特徴です。掛金は全額所得控除の対象となるため、所得税・住民税の税負担が軽減されます。

運用期間中の運用益は非課税です。運用した掛金は60歳以降に受け取れますが、一時金受取の場合は退職所得控除、年金受取の場合は公的年金控除が適用されます。

なお、iDeCoについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

まだ投資をしていない人は国が実施する「iDeCo」「つみたてNISA」、2つの非課税制度を活用して資産形成してはいかがでしょうか。
どちらも「投資」なので元本割れのリスクはありますが、貯金よりも効率的にお金を増やせる可能性があります。

(3)投資信託などの金融商品

投資信託などの金融商品を購入するもおすすめです。運用のプロが投資家から集めたお金を株や債券に投資して、運用利益が分配金として受け取れます。

自分で個別銘柄を選ばなくても簡単に分散投資がでるため、投資初心者にもおすすめです。投資信託には、日経平均などの指標に連動するパッシブ運用の商品と、指標より高い運用成績を目指すアクティブ運用の商品があります。

パッシブ運用は日経平均などの平均利回りに連動するため、大きな利益は出にくいですが、損失リスクの可能性も低いことが特徴です。

アクティブ運用は損失リスクが高めで、手数料などのコストも高い傾向にあるので、初心者の人はパッシブ運用商品の方が気軽に投資できるでしょう。

なお、投資信託について知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

(4)金(ゴールド)

金に投資する方法もあります。金は株価と反対の値動きをするケースが多く、投資する上でのリスクヘッジとして使えます。

投資方法は金そのものを購入する方法と、金に投資する投資信託を購入する方法があります。金そのものを購入するケースは盗難リスクなどがありますが、有事の際にすぐに換金できるメリットがあります。

金に投資する投資信託は、現物保管リスクはありませんが、一般的な投資信託と比べて運用手数料が高めです。

なお、金投資について知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。

(5)不動産投資

資金に余裕のある人は、不動産投資もおすすめです。家を購入して他人に貸すことで得られる賃貸収入や、家を売却する際の売却益が得られます。

ローンを組んで購入する場合は、物件価格の10%~15%程度の頭金が必要となります。ローンの借入金も十数年かかって返済することになるため、仮に空き家になった場合は大きな損失となります。

不動産投資をする際は、十分に物件の比較検討をしましょう。

まとめ

目標

賢くお金を貯めるにはコツがあります。以下のポイントを参考に見直しを行い、上手にお金を貯めましょう。

  1. ☑現状の見える化
  2. ☑現在の資産状況の把握
  3. ☑課題を見つけて改善策を立てる
  4. ☑ライフプランを立て貯金する目標を決める
  5. ☑定期的に貯金する仕組みを作る
  6. ☑口座を使い分ける
  7. ☑資産運用をして効率的に増やす

課題の改善策・投資商品の選び方など、疑問点や不安がある人はぜひ我々FP相談してみてください。

いつまでに・どのくらいの貯蓄が必要か事前に把握した上で、必要資金を準備できれば、経済的に安定した人生が送れるでしょう。

著者

代表取締役 田中佑輝
代表取締役 田中佑輝株式会社アルファ・ファインシャルプランナーズ
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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