28歳の貯金額はいくら?20代の貯金額、貯金を増やすコツを紹介
「28歳」は、社会人として仕事やプライベートに注力してきた一方で、自分の貯金額にふと不安や悩みを感じる方が多い年齢かもしれません。
コツコツと貯金を積み上げてきた人と、そうでない人とのあいだには、そろそろ目に見える差が出てきているでしょう。
本記事では、さまざまなデータから28歳の貯金額の目安を推定し、20代の平均貯金額やライフイベントにかかる費用などの「お金事情」を徹底解説します。
さらに、20代に向けた貯蓄のコツやおすすめの貯蓄方法もまとめましたので、これから貯金を始めたい方はぜひ最後までチェックしてください。
28歳の貯金額はいくら?
28歳の貯金額を、独身と既婚者にわけてご紹介します。
28歳のみの貯金額がわかる統計データはないため、20代・30代の平均貯蓄額や平均年収などから28歳の貯金額の目安を算出していきましょう。
(1)28歳の独身の貯金額は「100万円」
公的な統計調査や理想の貯金ペースから、本記事では独身28歳の方の貯金額は「100万円」が目安と推定します。
まず、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、単身世帯の20代と30代の貯金額は以下のとおりです。
- ✅20代の貯金額:平均値176万円、中央値20万円
- ✅30代の貯金額:平均値494万円、中央値75万円
なお、ここでいう貯金額の値は「金融資産保有額」の統計値であり、現金の預貯金だけでなく株式や、貯蓄性のある生命保険などの金融商品が含まれます。
平均値と中央値に差があるのは、多額の貯金を持つ層が平均額を引き上げていることや、貯金をまったく持たない層が一定数いることが要因です。
中央値はデータを順に並べた中央の数値であるため、よりリアルに近い値ともいえるでしょう。
上記のデータから、28歳が20代と30代の中間あたりに位置する年齢であることをふまえて、28歳の貯金額の平均は300万円、中央値40万円あたりであると推測します。
また、一般的な単身世帯の貯金ペースとして、手取り収入の10%程度が理想の貯蓄割合といわれています。
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査から、20代の平均給与と理想の貯蓄金額を以下にまとめました。
年齢 | 額面の月収 | 手取り月収 (額面の8割と仮定) | 理想の毎月の貯蓄金額 (手取りの10%) |
20~24歳 | 218,500円 | 174,800円 | 約17,000円 |
25~29歳 | 251,200円 | 200,960円 | 約20,000円 |
大学から新卒で社会人になったとして、22~24歳、25~27歳のそれぞれ3年間(合計6年間)、毎月手取りの10%を貯金していたと仮定します。そうすると、28歳では約133万円の貯金額を手にしている計算です。
さきほど、統計値から28歳の貯金額中央値は40万円と推測しましたが、着実に貯蓄を積み上げた場合は130万円ほどの貯金額を作ることが可能です。
したがって、28歳独身の方の貯金額としては、「まずは100万円」を目安にしておくとよいでしょう。
(2)28歳の既婚者の貯金額は「100~150万円」
続いて、28歳既婚者の場合を調査した結果、本記事では「100〜150万円」と推定しました。
まず、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」から、二人以上世帯の貯金額を見てみましょう。
- ✅20代の貯金額 平均214万円 中央値44万円
- ✅30代の貯金額 平均526万円 中央値200万円
世帯全体での貯金額のため、単身世帯よりも多い貯金額となっています。
一方で、既婚者の場合、結婚式や新生活に多額の費用がかかったと考えられます。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、挙式、披露宴・ウエディングパーティーにおけるカップルの自己負担額の平均は153.7万円 です。
そのほか、新生活のための費用がかかったとすると、少なくとも夫婦で200万円以上の出費があったと考えられます。
20代独身の方の平均貯金額から推定すると、結婚式などによって独身時代の貯金が底をついた方も多いかもしれません。
したがって、25歳で結婚したと仮定し、貯金がゼロの状態から25~27歳までの3年間を共働きで手取りの10%を貯金していった場合、「毎月2万円×36ヵ月×2人分=144万円」となります。
以上のことから、28歳既婚者の貯金額は「100〜150万円」を目安とします。
ただし、貯金額は結婚した年齢や結婚式を挙げたかどうか、子どもの有無などで大きく前後するのが実際のところでしょう。
20代の平均貯金額はいくら?
ここからは金融広報中央委員会の統計データを参考に、20代の平均貯金額を単身世帯、二人以上世帯、年収別などでまとめていきます。
一般的な平均貯金額を参考に、自身の貯金額を見直してみましょう。
(以下の章で共通の参照データ:「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)|知るぽると 金融広報中央委員会」、「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)|知るぽると 金融広報中央委員会」 、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)|知るぽると 金融広報中央委員会」)
(1)20代の平均貯金額は「185万円」
20代全体の平均貯金額は185万円、中央値は20万円です。
平均貯金額を見ると多く感じますが、高額な金融資産を持つ一部のデータが平均を引き上げているためと考えられます。
30代になると、平均貯金額は494万円、中央値は75万円に増加します。
(2)20代の単身世帯の平均貯金額は「176万円」
20代の単身世帯の平均貯金額は176万円、中央値は20万円です。
単身者となるため、さきほどの全世帯を含めた平均額よりは少な目の金額となります。
平均貯金額がどのような金融資産に振り分けられているかをみると、預貯金が半分弱の割合を占めています。
一方、個人年金保険や株式、債券、投資信託などの投資商品は全体の3割程度の保有額です。
(3)20代の二人以上世帯の平均貯金額は「214万円」
20代の二人以上世帯の平均貯金額は214万円、中央値は44万円です。
単身者にくらべて貯金額が増え、中央値だけでいくと単身者の2倍以上の貯金があることがわかります。
どのような金融商品を保有しているかは、現金での預貯金が6割弱を占め、単身者よりも預貯金の割合が若干増加しています。
単身者世帯よりも、貯蓄性のある生命保険の保有割合が高くなっているのも特徴です。
(4)20代の年収300~500万円の平均貯金額は「203万円」
20代の年収別の平均貯金額を以下の表にまとめました。
世帯収入 | 単身世帯 | 二人以上世帯 | ||
平均値 | 中央値 | 平均値 | 中央値 | |
収入なし | 18万円 | 0万円 | 28万円 | 0万円 |
300万円未満 | 99万円 | 9万円 | 232万円 | 5万円 |
300~500万円未満 | 203万円 | 100万円 | 133万円 | 10万円 |
500~750万円未満 | 850万円 | 29万円 | 235万円 | 153万円 |
(参照:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)設問間クロス集計|知るぽると 金融広報中央委員会
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] (令和4年)設問間クロス集計|知るぽると 金融広報中央委員会)
年収の増加にともない貯金額も増加している傾向ですが、収入の増加率と同じように貯金額も増えているとはいいがたいことがわかります。
必ずしも年収と貯金額が比例しているわけではなく、年収にかかわらずそれぞれの貯金に対する意識によって貯金額に違いがでるといえるでしょう。
(5)20代の貯金ゼロは約4割
20代のなかで「貯金がゼロ」である世帯の割合は40.6%です。
ここでの「貯金ゼロ」の世帯とは、金融資産を預貯金のみしか保有しない世帯のうち、「将来の蓄えとしての資産を保有していない」と回答した世帯を指します。
世帯形態別にみると、単身世帯では42.1%、二人以上世帯では35.7%となり、単身世帯のほうが貯蓄に対する意識がやや低い傾向にあるといえるでしょう。
また、30代になると、貯金がない世帯は全世帯のうち26.7%に減少します。
20代の貯金ゼロ世帯が多い理由は、働き始めてからの期間が短く収入も低い傾向にある点が挙げられます。
それゆえに、20代のうちに少しでも早いタイミングで貯金に取り掛かることで、周囲よりも一歩抜きんでた資産を築ける可能性が高まるでしょう。
(6)20代で貯金1,000万円以上は約3%
一方で、20代で貯金が1,000万円以上ある世帯も全体の2.70%存在します。
貯金額500万円以上とすると約10%にまで増加し、20代であっても10人に1人は500万円以上の蓄えを保有していることがわかります。
収入が少ないうちからお金の知識を身に付けていけば、20代であっても着実な資産の積み上げが可能です。
このあと、20代における貯蓄のコツを詳しく解説していきます。
20代のライフイベントに必要なお金は?
貯蓄の計画を立てるには、まずは今後必要となる費用がどれくらいあるかをチェックしておきましょう。
20代のあいだに起こり得るライフイベントと、それにまつわる費用は次のようなものが考えられます。
- ✅就職・転職のお金
- ✅結婚資金
- ✅出産費用
- ✅教育費用
- ✅マイホームの購入資金
5つの例をそれぞれ詳しく確認していきましょう。
(1)就職・転職のお金
多くの方が20代のうちに就職し、さらには転職する方もめずらしくないでしょう。
働いていない状態で就職・転職活動を行うのであれば、転職期間中の生活費を確保しておかなければなしません。
最低でも3か月分ほどの生活費と、面接などに行くための交通費、ビジネススーツ代などを準備しておく必要があります。
(2)結婚資金
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、結婚式にかかる自己負担額の平均は153.7万円でした。
さらに結婚する際には、結婚指輪や新婚旅行、新生活にかかる費用なども発生します。
結婚式の規模や新婚旅行の有無、新生活の住まいによってかかる費用は大きく変わりますが、理想の結婚式や新生活を叶えるためには夫婦で300万円以上の負担がかかると見ておくべきでしょう。
結婚資金についてより詳しく知りたい方は、下記記事を参照してみてください。
(3)出産費用
厚生労働省のデータによると、令和4年度の正常分娩時の出産費用は全国平均で482,294円でした。
一方で、出産時には公的医療保険から出産一時金として50万円が支給されるため、50万円を超えない部分の出産費用は全額補助されます。
妊婦健診の際にも助成制度があるため自己負担額は減額されますが、マタニティ用品・ベビー用品を揃える費用や、育児休業中の収入減などで家計に負担がかかる恐れもあります。
妊娠時のトラブルによる入院などにも備えが必要です。
(参照:出産費用の見える化等について|厚生労働省保険局保険課)
出産費用について詳しく知りたい方は、下記記事を合わせてお読みください。
(4)教育資金
子どもが誕生したらすぐに考えておきたいのが教育資金です。
幼稚園から大学までをすべて公立の学校に通った場合でも、子ども一人当たり800万円以上の教育費がかかります。
すべて私立の学校に通うとなると、教育費は2,200万円にものぼります。
20代のうちに用意しなければならないお金ではありませんが、子どもが成長するあいだに貯めておく必要があるため、どのように資産を作っていくか道筋を立てておくとよいでしょう。
(参照:文部科学省「令和3年度子どもの学習費調査」、「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」、「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果」)
子どもの教育資金について詳しく知りたい方は、下記記事を合わせてお読みください。
(5)マイホームの購入資金
マイホームの購入は、多くの方にとって「人生で一番高価な買い物」となります。
国土交通省による「令和4年度住宅市場動向調査報告書」による、住宅購入費の平均は以下のとおりです。
- ✅新築注文住宅(土地代を含む):5,436万円
- ✅分譲戸建て住宅:4,214万円
- ✅分譲マンション:5,279万円
- ✅中古戸建て住宅:3,340万円
- ✅中古マンション:2,941万円
新築か中古か、戸建てかマンションかによって金額は大きく異なりますが、3,000〜5,000万円以上の資金が必要となります。
住宅ローンの頭金は10〜20%ほど準備するのが一般的といわれているため、購入するまでに少なくとも300〜500万円程度を貯めておくのが目安といえるでしょう。
また、賃貸に住む場合も家賃の支払いが続くため、購入と同様に住宅費が発生します。
マイホームの購入資金について詳しく知りたい方は、下記記事を合わせてお読みください。
20代が貯蓄をうまくできるコツ
このように、さまざまなライフイベントを迎えるときにはそれなりの費用が必要となります。
自分が思い描く将来に進んでいくためには、できるだけ人生の早い段階から貯蓄をスタートさせることが重要です。
20代からの貯蓄を成功させるコツを3つに絞ってご紹介していきます。
(1)先取り貯金をする
先取り貯金とは、給料が振り込まれたらすぐに貯蓄したい金額を別口座に移す貯金方法のことです。貯金をするには支出を抑えて生活し、余った分を貯金に回そうと考える方も多いかもしれません。しかし、貯金するべきお金が口座に残っていると、お金を使うペースがつかみにくく、ついつい予定よりもお金を使いこみがちです。
一方で、毎月一定額を先取りで貯金しておくと、残りのお金でやりくりせざるを得なくなります。毎月手間なく簡単に積み立てできるように、自動積立の定期預金などを活用して先取り貯金の仕組みを作っておきましょう。
金利の高い銀行は下記記事にて紹介していますので、ぜひ合わせてお読みください。
(2)目標金額を明確にする
貯金のモチベーションを保つには、目標金額を明確にしておくことがポイントです。まずは、自分の目指したい姿を考えて、理想のライフプランを設計してみましょう。
目標金額を設定するには、理想の将来で起こり得るライフイベント(結婚、マイホーム、子どもの誕生など)には、どれくらいの費用がかかるのかを算出します。
たとえば、「2年後に結婚するために200万円貯金する」と決めたとすると、その金額を「毎月5万円、ボーナス時には20万円」と無理のない細かい目標に落とし込みましょう。
貯金の目的と目の前の目標が定まっていれば、あとはコツコツ継続するだけで貯蓄が積みあがっていきます。
(3)使っていいお金を決める
うまく貯蓄を継続するには、使ってもいいお金を設定しておきましょう。
「この金額までなら自由に使っても大丈夫」という明確なラインがあれば、ストレスなく貯蓄が続けられます。
家計簿アプリなどで家計収支を管理し、月々の固定費や生活費をチェックしたうえで、娯楽や趣味、自己投資に使える予算を把握しておきましょう。
20代が効率よくお金を増やすコツは下記記事にて詳しく解説していますので、ご興味がある方はぜひお読みください。
20代におすすめの貯蓄方法
ここからは20代の方におすすめの具体的な貯蓄方法を7つご紹介します。
- NISA
- iDeCo
- 投資信託
- 財形貯蓄
- 株式投資
- 金利が高い銀行に貯金口座を作る
- FPにライフプランの相談をする
この先の人生がまだまだ長い20代は、時間を味方につけた資産形成ができる点が大きな強みです。
順に詳しく解説していきます。
(1)NISA
2024年から大幅に制度が拡充されたNISAは、20代の資産形成を大きくサポートしてくれます。旧制度と比較するすると、年間の投資上限額が大きくアップし、非課税で保有できる期間も無期限となったため、若いうちからの長期投資がより安心しておこなえるようになりました。
20代の今から毎月一定額を積立投資していけば、10年後20年後、さらに長期で投資し続けて大きな資産へと成長させることも可能でしょう。
新NISAについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
また、私が講師を務める「新NISA制度丸わかりセミナー」の動画をLINE友達限定にて公開しています。
- ✅つみたてNISAの落とし穴
- ✅新NISAの注意点
- ✅実際に私が実践している投資商品
- ✅成功するための鉄則
などリアルな情報がたくさんです。つみたてNISAで損をしている方、これからNISAを検討している方は、ぜひご覧ください。
(2)IDeCo(イデコ)
IDeCoは私的年金の一種で、公的年金とは別に自分で老後資金を備える年金制度です。自分で設定した掛金を投資信託などで運用し、積み立てた資産は原則60歳以降に受け取れます。
拠出する掛金が全額所得控除を受けられるので、資産運用と同時に節税も叶えられるのがメリットです。老後までの期間が長い20代のうちからiDeCoを開始すれば、時間が大きな力を発揮して効率的な資産形成ができるでしょう。
iDeCo(イデコ)について詳しく知りたい方は、下記記事を合わせてお読みください。
なお、私の動画でも分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
(3)投資信託
投資初心者の20代の方におすすめなのが投資信託です。投資信託は、投資家から集めたお金をまとめて、資産運用の専門家が株式や債券などに分散投資する金融商品です。
少ない金額から分散投資ができるため、特定の銘柄に集中投資するよりもリスクを軽減できます。投資信託は、先述のNISAやIiDeCoを利用して購入が可能です。
投資信託について詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。
(4)財形貯蓄
勤務先に財形貯蓄制度あれば、積極的に活用を検討してみましょう。財形貯蓄は、会社が従業員の給与から毎月一定額を天引きして金融機関に預け入れる仕組みです。一部の財形貯蓄では利息などの非課税優遇や給付金の拠出があるため、銀行に預貯金するよりもお得に貯蓄できるケースもあります。
給与からの天引きで、引き出す際にも会社への申請が必要となるため、貯蓄の継続が苦手な方に効果的な手段でしょう。
財形貯蓄について詳しく知りたい方は、下記記事を参照にお読みください。
(5)株式投資
株式投資は高い運用利回りが期待できる点がメリットです。株式投資では、株式が値上がりした際に売却して得られる利益(キャピタルゲイン)、保有しているときの配当金(インカムゲイン)、株主優待といったリターンが狙えます。
NISAで株式投資を行えば、それらの利益に税金がかかりません。購入銘柄を選択する難しさはありますが、単元未満株などを活用して少額から経験を積んでいきましょう。
(6)金利の高い銀行に貯金口座を作る
金利が低い銀行の預貯金ではお金が増やせるイメージはないかもしれませんが、メガバンクの100倍以上の高金利で預け入れできるネットバンクも存在します。
数年以内に使う予定のあるお金は、元本割れのリスクがある投資に回すのではなく銀行の預貯金に入れておくのが鉄則です。
金利の高いネットバンクを活用して、少しでも利息を受け取れるようにしておきましょう。
金利高い銀行を知りたい方は、下記記事をぜひお読みください。
(7)FPにライフプランの相談をする
さまざまな貯蓄方法がありますが、もっともおすすめなのは20代のうちに「お金」との賢い付き合い方を学んでおくことです。お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)にライフプランを相談する習慣を持つと、今後の資産形成を有利に進められるマネースキルを身に付けられます。
FPへの無料相談などを上手に活用して、今後の長い人生をより豊かに乗りこなしていく方法を取り入れていきましょう。
まとめ
28歳の貯金額は「まずは100万円」を目安として、できるだけ早く貯金を開始することが大切です。
結婚や出産、マイホームなど、自分が思い描くライフプランを歩むには多くの資金が必要です。まずは、目標金額を明確にして先取り貯金の仕組みを作りましょう。
まだまだ先が長い20代におすすめなのは、資産形成に対する考え方や基礎知識を身に付けることです。
やみくもに不安を感じて節約するよりも、FPに相談して効率的な資産形成を取り入れていきましょう。
著者
- AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。
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