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貯金専用口座おすすめ銀行13選!選ぶポイントや口座別のメリットも解説

公開日:2022/12/30 最終更新日:2023/12/25
銀行

「効率よくお金を貯めたい」そう考えているなら「貯金専用口座」を開設しましょう。専用口座を持つことで、設定した目標金額に向けて迷いなくお金を貯蓄し、資産形成の第一歩を踏み出していけます。

今回は貯金専用口座の役割や、具体的なメリット、そしておすすめの銀行などを徹底解説します。

また、貯金専用口座の選び方も解説しているので、目標を持ってお金を貯蓄したい、貯金用口座を開設したいと考えているなら、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。

貯金専用口座におすすめの銀行13選

貯金

「貯金するならどこの銀行がいいの?」とお悩みではないでしょうか。

まずは、貯金専用口座におすすめの銀行を紹介します。大手銀行とネット銀行をそれぞれ取り上げているので、それぞれの特徴を把握した上で自分に合った銀行をチェックしておきましょう。

(1)大手銀行のおすすめ3選

まずは、誰もが耳にしたことがあるであろう「大手銀行3社」から紹介します。大手銀行は、給与振込で指定されているケースも多いです。

下記に、2023年10月現在の普通預金および定期預金の金利を紹介しているので見てみましょう。

 普通預金金利定期預金金利
(※100万円預けた場合)
三菱UFJ銀行0.001%0.002%
三井住友銀行0.001%0.002%
みずほ銀行0.001%0.002%
著者作成

(※2023年10月現在。金利は年率、税引前のもの。利息には、復興特別所得税を含む国税15.315%+地方税5%=20.315%の税金がかかります。) 

①三菱UFJ銀行:ATM手数料何回でも無料

三菱UFJ銀行

東京の丸の内に本店を置く「三菱UFJ銀行」は、三菱ファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。日本のメガバンクの中でも特に知名度が高く、また安心感があるという理由で多くの人に利用されています。

  1. メリット

三菱UFJ銀行のメリットは、ATM手数料や他行宛ての振込手数料が優遇される「スーパー普通預金(メインバンクプラス)」です。

「Eco通帳の利用」「10万円以上の給与または年金の受け取り」の条件を満たし、三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)を利用すると、下記のメリットが得られます。

  1. ✅三菱UFJ銀行ATM利用手数料何回でも無料
  2. ✅提携先コンビニATM利用手数料2回まで無料
  3. ✅他行宛振込手数料3回まで無料

この他、イオン銀行やコンビニATMなどの提携ATMが平日日中無料で利用できるメリットもあります。

  1. ■おすすめポイント

三菱UFJ銀行は、特に「信用力」を評価する方におすすめです。「よく知らないネット上の銀行だと不安」という人は、メガバンクの中でもブランド力・利用者数が国内トップクラスの三菱UFJ銀行を選びましょう。

直接窓口で相談したい方にも最適です。これまで、三菱UFJ銀行の店舗に出向いたことがある方も多いと思いますが「接客の質が高い」のは間違いありません。

また、三菱UFJ銀行はdポイントユーザーの方にも選ばれています。dポイントと三菱UFJ銀行の協働サービス「dスマートバンク」を活用すると、銀行の取引内容に応じてdポイントを貯められます。

対応ATMも豊富なため、出金などの取引で困ることはないでしょう。

国内最大手の信用力やdポイントとの連携を重視する方は、ぜひ三菱UFJ銀行での口座開設を選択肢の1つに入れてください。

三菱UFJ銀行の詳細はこちら

②三井住友銀行:国内外の信用格付機関から高い評価を得ている

三井住友銀行

「三井住友銀行」は、三井住友ファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。三菱UFJ銀行と同様に、安心感のあるメガバンクとして多くの人に選ばれています。

  1. ■メリット

三井住友銀行のメリットは、大手銀行の「安心感があること」です。ムーディーズやR&I(格付投資情報センター)といった、国内外の信用格付機関から高い評価を得ています。

他にも、三井住友銀行のSMBCポイントパックによる、Vポイントが貯まるサービスやコンビニATMの利用手数料が月3回無料になる特典も魅力的です。タイミングによっては、三井住友カードの発行特典としてVポイントが貰えるプレゼントなども行っています。

  1. ■おすすめポイント

国内3大メガバンクの三井住友銀行は、特に「信頼性」そして「高いブランド力」に価値を置く人におすすめです。

ネットバンキングの機能(振込や投資商品の購入など)SMBCポイントパックの特典も充実しており、使いやすさに定評があります。

また、三井住友グループ独自のポイントであるVポイントは、ポイントサービス大手のTポイントと統合され、2024年4月から国内最大規模の会員数を持つ新Vポイントが誕生します。

Vポイントが貯まる・使える場所が格段に広がるため、さらに魅力的なポイントシステムになるでしょう。

これらのメリットに魅力を感じるようなら、三井住友銀行で貯金専用口座の新規開設を検討しましょう。

三井住友銀行の詳細はこちら

③みずほ銀行:全国各地にある支店や派出所、ATMが多い

みずほ銀行

「みずほ銀行」はみずほファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。メガバンクとしてのブランド力・信頼性の高さは多くの人に注目されています。

  1. ■メリット

みずほ銀行のメリットは利便性の良さです。全国各地にある支店や派出所、取引可能なATMの数が多いため現金の引き出しなどで困ることはありません。

また、他の大手銀行と同様に使いやすいインターネットバンキングも魅力です。

その他、年会費無料で入会できるみずほマイレージクラブでは、条件を満たすと他行宛振込手数料が無料となるなどの特典も利用できます。

  1. ■おすすめポイント

みずほ銀行は「使い勝手の良さ」そして「信頼性」「ブランド力」で選びたい方におすすめです。

なお、みずほマイレージクラブを利用する際は、みずほダイレクトへの登録が必須です。

一方で、コンビニATMの時間外手数料が無料となる、他行宛振込手数料が月3回まで無料となるなどのメリットが得られるため、利便性が大きく高まります。

みずほ銀行に限った話ではありませんが、実店舗での対面相談はネット銀行だとチャンスがありませんので、その点も踏まえ選んでみてください。

みずほ銀行の詳細はこちら

(2)ネット銀行のおすすめ10選

次にネット銀行(Internet Banking)のおすすめ10選を紹介します。

ネット銀行とは、基本的に対面の店舗を持たない銀行のことで、取引はすべてインターネットを通して行います。

実店舗がないのはネット銀行のデメリットですが、一方で「高金利」や「手数料が安い」といったメリットがあります。

下記に、ネット銀行の普通預金と定期預金の金利を記載しているので見てみましょう。(※金利はすべて税引き前で、2023年10月現在のものです。)

金利はネット銀行比較の際の重要ポイントです。金利の良い銀行に注目しましょう。

 普通預金金利定期預金金利 (100万円預けた場合)
UI銀行0.10%0.12%~0.20%
東京スター銀行0.001%0.002%
SBI新生銀行0.001%0.03%~0.35%
オリックス銀行0.01%0.10%~0.45% (100万円以上から)
みんなの銀行0.001%​
ソニー銀行0.001%0.01%~0.30%
GMOあおぞらネット銀行0.001%0.02%~0.03%
楽天銀行0.02%0.02%
ローソン銀行0.001%0.03%
イオン銀行0.001%0.01%
著者作成

(※2023年10月現在。金利は年率、税引前のもの。利息には、復興特別所得税を含む国税15.315%+地方税5%=20.315%の税金がかかります。)

大手銀行の普通預金金利が0.001%であったのに対し、ネット銀行では100倍の0.10%など、より高金利の銀行も珍しくありません。

ネット銀行の金利は魅力的なポイントです。

はじめて見る銀行名のところも多いかもしれませんが、特徴を挙げて徹底比較しているので参考にしてください。

①UI銀行:無条件下での普通預金金利はNo.1

UI銀行

「UI銀行」は、2022年1月に、きらぼし銀行の持ち株会社である東京きらぼしフィナンシャルグループが設立した新しいネットバンクです。スマホで簡単操作、通帳やキャッシュカード不要といった利便性が受けて現在人気を集めています。

また、普通預金の金利がネットバンクのなかでも高めなのも魅力です。

  1. ■メリット

UI銀行の数ある魅力のなかでも、「業界トップクラスの金利の高さ」が最大のメリットといえるでしょう。

大手銀行の普通預金金利が0.001%なのに対し、UI銀行では100倍の0.10%となっています。この普通預金の金利は他のネットバンクと比較しても高い数値で、ネットバンクの定期預金並みといえるでしょう。

一般的なネットバンクでは、一定の条件を満たしたユーザーへの優遇として、普通預金金利を0.10%のような高水準に引き上げるケースがほとんどです。

使い始めから無条件に高金利が適用される点は、UI銀行の人気の理由といえるでしょう。定期預金金利の0.12%も魅力的な数字です。

また、口座開設や振込などの手続きはアプリ上で完了し、キャッシュカード発行も任意で選べるため、カードの紛失リスクを避けられます。

他にも、自分がどのような資産に価値を置いているかがチェックできる診断ツールや、夫婦・カップルで家計管理を共有できるコンテンツも提供しています。

  1. ■おすすめポイント

UI銀行は、特に高金利のネット銀行を探している方におすすめです。新規口座開設を済ませれば無条件で高水準な利率が適用されるため、面倒な手続きなく金利の高い貯金専用口座を作りたい方にベストな選択でしょう。

また、スマホで簡単に口座を開きたい方、出金手数料や他行への振込手数料の無料サービスを利用したい方にも適しています。なお、手数料の無料回数はUI銀行が設けている会員ステージ「UIプラス」のランクによって異なります。ステージは、総預金の1か月平均残高によって変化するものです。

夫婦やカップルで一緒にお金の管理を共有したい方には、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを連携できるコンテンツもあるため、使い勝手がよいでしょう。

UI銀行の詳細はこちら

②東京スター銀行:給与振込口座への指定で普通預金の金利が0.25%

東京スター銀行

「東京スター銀行」は、ネットバンクでありながら実店舗も備えている点が他と異なります。そのため「対面で相談したい」という方にも有利です。

また、お得なATM手数料や、スマホで簡単に口座開設できるなど、使いやすいサービスも人気を集めています。

  1. ■メリット

東京スター銀行は、給与振込および年金の受け取り口座への指定で、普通預金口座(スターワン円普通預金口座)の金利が通常の250倍アップするサービスが魅力です。(※通常時:0.001%⇒口座指定時:0.25%)0.25%の普通預金金利は、ネットバンクのなかでも抜きんでたトップクラスの利率といえます。

条件はありますが、利率のいい銀行としてかなりおすすめです。

その他、コンビニATMの出金手数料は最大月8回までが無料他行宛振込手数料も月5回まで無料です。実店舗で直接相談できるのも他社にはない強みでしょう。

  1. ■おすすめポイント

東京スター銀行は実店舗を備えているため「ネットだけだと不安…」という方に最適です。

ネット銀行を比較する際は、金利のいい銀行であることはもちろん、実店舗の有無も大切なポイントです。また、給与や年金の受け取り口座に指定すると、ネットバンクの定期預金のキャンペーン金利に匹敵する業界トップクラスの高金利に優遇されます。パートやアルバイトの給与振込でも対象となるため、主婦の方や新しい仕事を始める方にもおすすめです。

貯金専用口座は給与振込口座とは別の口座で貯金をするのが一般的ですが、東京スター銀行で貯金用口座を作るなら、その貯金用口座を給与振込先に指定して0.25%の高金利を獲得しましょう。給料日に必要な生活費だけを別の口座に移して、残りを引き出さずに貯金しておく方法をとれば、うまくやりくりしていけるでしょう。

普通預金でとにかく高金利の銀行を探している方は、東京スター銀行での口座開設をぜひ検討してみてください。その他、振込手数料やATM出金手数料の無料回数の多さ、対応ATMの豊富さから、日常的なお金の出し入れが多い方にもおすすめです。セブン銀行ATMやゆうちょ銀行ATM、ファミリーマートやローソン、ミニストップなどのコンビニATMにも対応しています。

東京スター銀行の詳細はこちら

③SBI新生銀行:新規口座開設で定期預金がさらに高金利に

SBI新生銀行

2000年にスタートしたネット銀行の先駆け的な存在である新生銀行は、2023年1月にSBIホールディングスの傘下に入り「SBI新生銀行」として生まれ変わりました。

SBI新生銀行の特徴は、独自の会員ランクステージ制度の「ステップアッププログラム」です。

ステージが上がるごとに、定期金利の利率優遇やさまざまな特典が受けられます。

  1. ■メリット

SBI新生銀行のメリットは、SBI証券の口座との連携サービスである「SBI新生コネクト」の設定で、会員ステージが最上位の「ダイヤモンド」に到達できる点です。ダイヤモンド会員は普通定期預金が0.10%に優遇され、他行宛振込手数料は月50回まで無料になります。

新規口座開設の特典もあり、「スタートアップ円定期預金」なら、3か月もの円定期預金は金利年1.0%、1年ものの円定期預金は金利年0.30%です。

また、普通口座感覚で活用できる2週間満期の定期預金もメリットの1つです。急な出費のときにも中途解約せずに引き出しやすいでしょう。

会員ステージにかかわらず、セブン銀行(セブンーイレブン、ミニストップ)やイーネット(ファミリーマート)、ローソン銀行などのコンビニATMからの出金手数料は何回でも無料です。(2024年4月以降、スタンダードステージの場合は5回までが出金手数料無料になります。)

さらに、2023年10月からは新たに、対象サービスの取引に応じて現金プレゼントが行われる「キャッシュプレゼントプログラム」が開始されました。例えば、他行からの1回1万円以上の振込入金があると、1回50円、上限月5回までで最大250円の現金プレゼントがもらえます。

このようなユニークなサービスの提供を続ける点も、SBI新生銀行の高い人気の要因でしょう。

  1. ■おすすめポイント

SBI新生銀行はサービスや特典の使いやすさで選びたい方に適しています。「ステップアッププログラム」では、SBI証券の口座と連携させる「SBI新生コネクト」を設定するだけで、最上位ステージの「ダイヤモンド」に認定されます。

新規口座開設すると「スタートアップ円定期預金」で高金利な定期預金に申し込めるのも魅力的です。

また、2023年10月からは対象の取引に応じて現金プレゼントがもらえる「キャッシュプログラム」が開始されました。プレゼントの対象取引である他行からの振込入金や口座振替、外貨積立の取引が多い方はお得になるでしょう。

使い勝手が良く特典豊富なSBI新生銀行ですが、高水準な金利や各種手数料のお得さを最大限に享受するには、SBI新生銀行とSBI証券の「W使い」がおすすめです。

「SBI新生コネクト」を使って、貯金と投資でさらに効率よく資産運用していきましょう。

SBI新生銀行の詳細はこちら

④オリックス銀行:店舗・ATMを持たない資産運用に特化したユニークな銀行

オリックス銀行

オリックス銀行は、オリックスグループが運営するインターネット取引専用の銀行です。

日常的に使う現金の預け入れ先ではなく、資産運用を目的とした銀行として貯蓄や投資に特化したユニークなサービスを提供し人気を集めています。貯蓄の口座としておすすめです。

  1. メリット

オリックス銀行には店舗やATMがなく、キャッシュカードの発行もありませんが、コストカットした分を高水準の預金金利へと反映しています。

特に定期預金金利は、100万円以上の預け入れが必要になりますが、7年もので0.45%、6か月ものでも0.1%といった高水準な金利を提供しています。50万円以上から預け入れが可能な2週間定期預金でも金利は0.07%であり、普通預金感覚で定期預金の高金利を享受できるのが魅力的です。

また、サポート体制が充実している点もメリットの1つです。フリーダイヤルでの問い合わせや、資産運用全般の相談サービスなど、インターネット取引のみの銀行でありながら、サポートが手厚いといえるでしょう。

  1. おすすめポイント

オリックス銀行は、「貯める」に特化した高金利な貯金専用口座を持ちたい方におすすめです。

ATMとの連携がないため、オリックス銀行口座の現金を直接出し入れすることはできません。その分一度振込入金したお金は不用意に引き出せず、貯金には最適な口座といえるでしょう。

また、振込手数料の無料回数は月2回までで、3回目以降は220円(税込)の手数料が発生します。他のネットバンクと比較して無料回数は少ないですが、長期的な貯金を目的としているのなら出金頻度は少ないはずですので、不自由ないかもしれません。

また、定期預金への最低預入金額が100万円以上であり、預入期間が長いほど金利が高くなるため、まとまった資金を長期的に預けて利息を得たい方に適しています。金利の高い定期預金を探しているのなら、検討してみてはいかがでしょうか。

オリックス銀行の詳細はこちら

⑤みんなの銀行:お金を管理できる「Recode(レコード)機能」などの機能が充実

みんなの銀行

「みんなの銀行」は、株式会社みんなの銀行が2021年にスタートさせた新しいデジタルバンクです。

スマホだけで簡単に口座開設できる手軽さや、キャッシュカード不要で簡単におろせるなど、スマホ操作だけで完結できるのが魅力です。

  1. ■メリット

みんなの銀行にはキャッシュカードがなく、スマートフォンさえあればセブン銀行で簡単に入出金が行えます。また「Record(レコード)機能」を使った詳細なお金の管理や、普通預金と貯蓄預金を分けて管理できる「Box機能」などが魅力です。

Box機能を利用すれば、別途貯蓄用口座を同時開設する手間がかかりません。

  1. ■おすすめポイント

みんなの銀行は「キャッシュカードを持ちたくない」「スマホだけで操作したい」という方におすすめです。みんなの銀行では、例えば「お友だち紹介プログラム」により口座開設で1,000円プレゼントされるなどの口座開設キャンペーンも行っています。お得な機会を狙ってに新規口座開設しておきましょう。

みんなの銀行の詳細はこちら

⑥ソニー銀行:外貨預金の口座維持費手数料が無料

ソニー銀行

「ソニー銀行」は、2001年に誕生したご存じ大手ソニーグループ傘下のネットバンクです。

ソニー銀行では外貨預金を中心とした、外貨建て金融商品など、特に外貨の使いやすさにこだわったサービスが魅力です。

  1. ■メリット

ソニー銀行のメリットは、口座維持費手数料無料の外貨預金(外貨普通預金・外貨定期預金)です。米ドル、ユーロなど12通貨の取扱を提供しています。

また、セブン銀行やイオン銀行、ファミリーマートなどのイーネットATM、ゆうちょ銀行など提携ATMも豊富です。

取引状況に応じて優遇が受けられる「優遇プログラム Club S」が最も低いステージであっても、ATM出金手数料の無料回数は4回付いています。

さらに、ソニー銀行のキャッシュカードはVisaデビット機能が搭載された「Sony Bank WALLET」を無料で選択できます。海外でのショッピングの手数料がお得なるメリットがあるほか、振込手数料の無料回数が増える特典もあるため、「Sony Bank WALLET」を作っておくほうがメリットは大きいでしょう。

  1. ■おすすめポイント

ソニー銀行は、外貨預金での資産形成がやりやすい点がおすすめポイントです。

外貨建て商品の移動手数料が0円で、為替コストの心配が要らないサービスも提供しており、外貨の使いやすさが特筆すべき強みです。

海外旅行前に外貨預金口座を開設しておけば、円普通預金から自動チャージするといった便利な使い方もできます。

またソニー銀行では円定期預金が特別金利となるキャンペーンが定期的に行われています。

タイミングを合わせると通常よりもお得な高金利で貯金できるため、貯金専用口座としても優秀といえるでしょう。

ソニー銀行の詳細はこちら

あおぞら銀行BANK支店:普通預金金利が0.2%、定期預金期間5年が0.4%

あおぞら銀行BANK

あおぞら銀行BANKでは、普通預金の金利が0.2%と非常に魅力的です。預金残高や条件に関係なく、どなたでも利用可能です。他の大手銀行の普通預金と比較すると200倍、定期預金と比較しても100倍になります。通常の普通預金ながらも、その金利はネット銀行の定期預金に匹敵するほど高金利です。

同行の「BANK The 定期」は、1年ものが0.21%と普通預金とほぼ同等の金利ですが、5年ものは0.4%と非常に高金利となっています(預入金額:50万円以上)。そのため、今使う予定のお金は「BANK普通預金」に、しばらく使用しないお金は「BANK5年定期」に分けて運用するのもよいのではないでしょうか。

入出金は、ゆうちょ銀行のATMを利用すれば何度でも無料で行うことができます。また、他行への振り込みについては、合計残高などの条件を満たせば月1〜3回まで無料となります。

あおぞら銀行BANK支店は使い勝手が非常に優れており、新しく貯金用口座を開設する方におすすめできるネット銀行です。

⑧楽天銀行:「マネーブリッジ」による優遇金利がある

楽天銀行

「楽天銀行」は、ご存じ楽天グループによる2000年に設立したネット銀行です。楽天ポイントが貯まる、全国約100,000台のATMで入出金できるなどの魅力があります。

  1. ■メリット

楽天銀行のメリットは「マネーブリッジ」による優遇金利です。

楽天銀行の普通預金金利は0.02%ですが、マネーブリッジによって楽天銀行と楽天証券口座を連動させると5倍の0.1%にアップします。

メガバンクの普通預金金利が年0.001%であることを考えると、100倍の差です。

その他、楽天銀行利用者がエントリーできる「ハッピープログラム」では、振込や入金といった取引ごとに楽天ポイントが獲得できるのもポイントです。

  1. ■おすすめポイント

楽天銀行では、取引ごとに楽天ポイントが手軽に貯まっていきます。楽天市場での買い物が多い、楽天カードをよく利用するなど、楽天ポイントを貯める機会が多い方におすすめです。

また、楽天証券の証券口座との連動により、普通金利の金利が5倍にアップするだけでなく証券口座の使い勝手もアップします。貯金だけでなく投資信託や株式投資にもチャレンジしたい方には最適でしょう。

また、セブンーイレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップなど取引可能なATMも豊富で使いやすさの面でも有利です。利便性を優先する方にも楽天銀行が適しています。

楽天銀行の詳細はこちら

⑨ローソン銀行:au PAYやWebMoneyのプリペイドカードに簡単チャージができる

ローソン銀行

「ローソン銀行」は、ご存じコンビニエンスストアの大手ローソンが設立したネットバンクです。全国のローソンに設置されたATMから、いつでも気軽に入出金が行えます。

  1. ■メリット

ローソン銀行のメリットは、au PAYやWebMoneyのプリペイドカードに、ローソン銀行の口座から簡単にチャージできる点です。

決済アプリを頻繁に使っている人は役立ちます。その他、ローソン銀行の新規口座開設時にPontaポイントが貯まるなどのキャンペーンも実施しています。

  1. ■おすすめポイント

ローソン銀行は、お近くにローソンがある人や普段から利用している人におすすめです。当然、スマホやパソコンからも24時間365日取引できます。

また、定期預金金利が0.03%となっているため、ネット銀行の中でも高い金利を望む人にも適しています。

ローソン銀行の詳細はこちら

⑩イオン銀行:5WAONポイントがもらえる

イオン銀行

「イオン銀行」は、その名の通りイオングループによる銀行です。

全国のイオングループ店舗にATMが設置されている他、口座開設受付窓口も100店舗以上備えており、利便性はますます向上しています。

  1. ■メリット

イオン銀行のメリットは、イオン銀行Myステージの特典により、普通預金金利が最大0.1%になる点です。

最も高いプラチナステージであれば、他行宛振込手数料が月5回まで無料、ローソンやファミリーマートのイーネットATMでの出金手数料も月5回までが無料です。

その他、年会費無料のクレジットカード「イオンカードセレクト」を保有していると、さまざまな特典が受けられます。メリットの1例として、クレジットカード利用料や保険料金などの引落しでイオン銀行の口座振替サービスを利用すると、毎月1件につき5WAONポイントがプレゼントされます。

  1. ■おすすめポイント

イオン銀行は、全国に多数のATMが設置され、店舗も全国展開されているため、身近で使いやすい銀行といえるでしょう。イオン銀行のATMはイオンだけでなくミニストップ、”まいばすけっと”などにも設置されており、出金手数料は24時間365日いつでも何回でも無料です。

イオンMyテージの会員ステージは、イオンカードセレクトを作るだけで簡単にランクアップできる点も魅力です。例えば、イオンカードセレクトを保有したうえでインターネットバンキングに登録するとブロンズステージ、さらにイオンカードセレクトを月1回でも利用すればシルバーステージに到達できます。他にも、WAONの利用やオートチャージ設定などでもステージを上げられます。

日常的にイオンでお買い物をする方であれば、WAONポイントを貯めながら、イオン銀行でのさまざまな優遇が受けられるため、得られるメリットは大きいでしょう。イオン銀行での口座開設時にはイオンカードセレクトも作って、イオン銀行とWAONポイントの両方で特典を狙っていくのがおすすめです。

貯金専用口座を選ぶ際の6つのポイント

ここでは、貯金専用口座を選ぶ際のポイントを6つ紹介します。「サポート体制がよい」「金利が高い」など、取り上げている内容を確認しましょう。

(1)使い勝手のよい銀行を選ぶ

まずは普段使いとして「使い勝手のよい銀行」を選びましょう。

日常的に利用している銀行を選ぶのもよいですが、インターネットバンキングであっても取り扱い可能なATMが豊富であれば不便を感じるケースは少ないはずです。

現金での出し入れを頻繁に行う場合は「銀行窓口や提携ATMの多さ」、振込でこまめに資金移動したい場合は「振込手数料の無料回数」を判断材料にして、自分にとっての使い勝手のよさを判断しましょう。

(2)貯金専用口座に有利な特典がある

そして貯金専用口座を開設する際に「特典」が用意されているかも確認しましょう。

各銀行の口座開設キャンペーンを比較するのもおすすめです。例えば、楽天銀行では、初めての口座開設と入金で楽天ポイントが1,000ポイントもれなくもらえるキャンペーン が常時おこなわれています。(2023年10月現在の情報)他にも、SBI新生銀行の「SBI新生コネクト」や、楽天銀行の「マネーブリッジ」のように、提携証券会社の証券口座との連携で金利アップなどの優遇が受けられる銀行もあります。

実際に投資信託や株式投資をおこなわなくても特典は受けられますので、銀行口座と証券口座のセットで新規口座開設しておきましょう。

その他にも、銀行によっては「他行への振込手数料無料」「ポイントキャッシュバック」といったキャンペーンを実施しているケースも多いです。公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認し、銀行選択の参考にしましょう。

(3)金利が高い

貯金用口座の「金利の高さ」に注目するのも重要です。金利に注目する際は、普通預金金利だけでなく円定期預金金利なども比較検討しましょう。

なお、金利の高さで選ぶならメガバンクよりも、ネットバンクの中から検討するのがベストでしょう。

メガバンクの普通預金金利が0.001%であるのに対して、ネットバンクではその100倍の0.10%であることも珍しくありません。例えば、UI銀行であれば口座を開設するだけで、普通預金金利0.10%の高い利率で預入ができます。

その他、金利の優遇を受けられる条件をクリアしたり、定期預金のキャンペーン中であったりすると、さらなる高水準の金利が適用されるネットバンクも多いです。ネットバンクの金利は見逃せないポイントと言えます。

金利を重視するのであれば、ネット銀行がおすすめです。

(4)ATM手数料、振込み手数料が安い

そして「ATM手数料」や「振込手数料」が安い銀行を選ぶのもポイントです。いくら金利が高い銀行であっても、手数料が高いと損をしてしまいます。

そのため、事前に各種手数料は確認しておくべきです。

なお、銀行によっては例えばPayPay銀行のように「毎月1回目のみ入出金手数料無料」といった条件が設けられているケースもあります。

銀行によって、ATM出金や振込手数料の無料回数が異なるため、自身の使い方を想定して銀行を選ぶ基準にしましょう。

(5)サポート体制が充実している

銀行を選ぶ際に大切なのが「サポート体制」です。例えば、ネット銀行では実店舗がないため、メールやチャットなどで問い合わせることになります。

その際の、例えば相談可能な対応時間や手段は自分にとって使いやすいシステムかどうか、という点は確認しておくべきです。

細かいサポート体制は各銀行で異なるので、公式サイトをチェックしておきましょう。

(6)セキュリティが高い

ネット銀行で貯金専用口座を開設する際は「セキュリティは大丈夫か」という点にも気を配りましょう。

近年特にサイバー攻撃の被害が世界的に問題視されています。

セキュリティ対策については、各銀行で違いもあるため確認が必要です。

例えば東京スター銀行やりそな銀行のように、無償でウイルス対策ソフトを提供しているところもあるので、それらを利用してもよいでしょう。

貯金に向いている貯金専用口座の5つの種類

atm

次に、さまざまな種類がある貯金専用口座を目的ごとに見ていきましょう。

積立定期預金や財形貯蓄預金など、普段目にしないようなものもあるかもしれませんが、特徴を解説しているので確認してみてください。

(1)普通貯金

普通預金は、いつでも自由に現金の預け入れ・引き出しが可能です。普通預金口座では、公共料金や家賃などの自動引き落とし、他にも給与や年金の自動受け取りができます。

普通預金の利息は景気などに影響を受ける変動金利です。お金の出し入れが自由な分、金利は低く設定されています。

(2)定期貯金

定期預金とは、例えば1年間や3年間などの預入期間を決め、満期日に利息のついたまとまった金額を受け取る預金です。

まとまったお金の預け先としておすすめです。定期預金口座では、満期日に至るまでは現金を自由に出し入れできませんが、普通預金と比較し金利が高いのが特徴です。

定期預金は契約時に定められた固定金利が適用されます。

中途解約も可能ですが、当初の金利より低い利率となるケースも多いため注意が必要です。

(3)積立定期預金

積立定期預金とは、毎月決まった日に一定額の元金を積立し目標の金額を目指す預金です。

積立期間と毎月の積立額を決めて設定すれば自動的に積み立てられます。

貯金で最も効果的なのは、何もしなくても自動的に毎月一定額が貯金される仕組み作りです。多くの銀行で自動で積み立て預金ができるサービスがありますので積極的に活用しましょう。

(4)貯蓄預金

貯蓄預金は、一定額以上の残高があると普通預金と比較して高い金利が付される預金です。普通預金と同じく、利率は変動金利で自由に現金を出し入れできます。クレジットカードの利用代金や光熱費などの公共料金の引き落としとしては利用できず、給与の受取口座にも指定不可能です。

最低預入額を超えられるようであれば、貯蓄預金は貯金専用口座に向いている預金口座といえるでしょう。

(5)財形貯蓄

財形貯蓄とは、正式名称を勤労者財産形成貯蓄制度といい、国と企業が連携して従業員の資産を形成する制度です。

財形貯蓄には、給与から自動的に天引きされるため、確実に貯蓄できるというメリットがあります。

ただし、勤め先によっては財形貯蓄の制度を取り入れていないところもあるため、その場合は利用できません。

財形貯蓄の詳細については、下記の関連記事で解説しているので参考にしてください。

貯金専用口座をつくる3つのメリット

ここでは、貯金専用口座を作る具体的な3つのメリットを解説します。「口座を複数持つのは面倒」という人もいるかもしれませんが、効率的にお金を貯めるために大切なことです。

ひとつずつ確認していきましょう。

(1)貯金額がひと目でわかる

貯金専用口座をつくるメリットは「貯金額がひと目でわかるから」です。

銀行口座を1つしか持っていない方も珍しくはありません。

しかし、出金や引落し、さらには振込などで残高が減ってしまうため、貯金がうまくいっているのか判断が付きにくくなってしまいます。人によっては「貯金している意識が持てない」ということもあるでしょう。

一方で、生活費口座とは別の貯金専用口座で貯金を行えば、現在どの程度貯蓄できているのかがひと目でわかります。お金を貯めるのが苦手な人は、ぜひ貯金専用口座を作ってみましょう。

(2)利息でお金が増える

貯金専用口座には「利息でお金が増える」というメリットもあります。

当然ですが、貯金箱やタンス預金でお金を貯めていても利息は発生しません。

現在は超低金利時代ではありますが、銀行に預けておけばわずかでも利息が付きます。そのため、少しでも金利のいい銀行を選びたいものです。

なお、金利については預ける銀行や口座の種類によっても異なりますが、大手銀行と比較するとネット銀行のほうが有利な傾向にあります。

例えば、三菱UFJ銀行の普通預金金利を見てみると2023年10月現在「0.001%」となっていますが、一方でネット銀行のUI銀行は「0.10%」でした。特に、定期預金の優遇やキャンペーンをうまく活用できれば、さらに高金利を狙えます。

定期預金は満期日まではすぐに引き出せないため、貯金を使ってしまうのを防ぐ効果もあります。金利の高い貯金専用口座を作るならネット銀行がおすすめです。

ただし、大手銀行には対面サポートが受けられるなどのメリットもあるので、目的に合わせて選びましょう。

「お金を預けるならどこがいいか」は、ご自身の状況に合わせて慎重に考えることが大切です。

(3)振替で効率よく貯金できる

貯金専用口座があれば「振替で効率よく貯金できる」というのもメリットです。

貯金がうまくいく方は、毎月の給料日すぐに給与振込口座から決まった金額を別の貯金専用口座に振替しています。

生活費の残りを貯金しようとしても、無駄遣いしてしまったり、家計管理がうまくいかなかったりと、計画どおりの金額を残すのは困難なことが多いでしょう。

毎月一定額を貯金に回すように仕組みを設定しておき、残りの金額で生活すればお金が着実に貯まっていきます。

なお、貯金用口座の使い分けについて詳しく知りたい方は、下記記事参照にしてみてください。

貯金専用口座についてよくある質問

貯金

(1)貯金専用口座を選ぶ時のポイントは?

銀行によって、手数料無料やポイントプログラムなどさまざまな特典が提供されていますが、貯金用口座の場合、入出金を頻繁に行わないので、金利が高い銀行を選ぶのが賢明です。

例えば、SBI新生銀行では、新規に口座を開設すると3か月間の円定期預金が1.0%の金利といった特典や、UI銀行では預入期間が1年以上の場合に金利が0.2%になります。

金利で考えると、ネット銀行がおすすめです。

基本的には貯金に有利な特典が用意されている銀行で、自分が使いやすい銀行を選ぶことが大切です。

(2)貯金用口座は3つの口座があるべき?

口座を目的に応じて多く作成してしまうと、管理が煩雑になる可能性があります。

生活費の管理口座以外にも、「緊急時用の口座」、車の購入費用、子供の学費などをカバーする「貯金用口座」を用意し、3つほどの口座を持っていると、効果的に資金を管理できるでしょう。

さらに、将来の老後資金などの長期的な計画に使うお金は、NISAやiDeCoなどを活用して資産運用を行い、資産を増やすことを考えてみましょう。

(3)ネットバンクのセキュリティは大丈夫?

ネット銀行では取引の大半がインターネット上で行われるために、「不正送金などのリスクがないか」など、不安に感じる人が多いでしょう。

しかし、銀行によって対策は異なりますが、どの銀行も万全のセキュリティ対策を講じています。

ワンタイムパスワード、2段階認証、ソフトウェアキーボードでのパスワード入力、さらに自動ログアウト設定などが提供されているため、利用者が注意することで防げます。

各銀行のウェブサイトから、どのようなセキュリティ対策が採用されているか確認してみましょう。

同時に、個人としてもセキュリティに留意することが重要です。

パソコンやスマートフォンは常に最新のオペレーティングシステムにすること、セキュリティ対策ソフトのインストール、パスワードの管理に注意すること、不審なURLやメールに注意を払うなど、日頃からこれらの対策を実践することが大切です。

(4)大手銀行とネットバンクを使い分けで持った方がいい? 

大手銀行とネットバンクそれぞれの特徴を理解した上で、適切に使い分けることをおすすめします。

  1. ✅1.日常生活の取引と貯蓄の使い分け

大手銀行は日常生活の取引に適しており、給与振込口座や生活費の管理口座として一般的に利用されます。

一方で、ネット銀行は金利が高いので、貯蓄の口座として利用するのもよいでしょう。

  1. ✅2.忙しい方はネットバンクがおすすめ

夜間や週末に頻繁に取引を行う忙しい方は、ネット銀行の24時間サービスを有効に活用することが便利です。

  1. ✅3.対面でのサービスや相談なら大手銀行

大きな金額の取引など、対面でのサービスやアドバイスが必要な場合は、大手銀行の利用がおすすめです。

(5)お金を預けるなら銀行、 郵便局どっちがいい?

まとまったお金の預け先は、銀行がおすすめです。郵便局ではなく、銀行に貯金することをおすすめします。

特に、ネット銀行は金利の高い銀行として魅力的であり、貯金用口座として優れています。

預金金利は、預けた資金に対して得られる利息の割合を指します。金利が高いなら、得られる利息が多くなります。

したがって、まとまったお金の預け先を検討する際には、金利の高さが重要な指標となるでしょう。

郵便局や大手銀行の預金金利は、通常年0.001%と非常に低い水準です。

例えば、100万円を預けても年間でわずか8円ほどの利息しか得られません。

一方で、ネット銀行では普通預金金利が年0.3%と高水準な場合があります。

同じ100万円を預けた場合、年間で2,391円の利息が得られます。

また、ネット銀行にはポイントや特典が付与されるなど、預金金利以外にも利点があります。

そのため、ネット銀行を比較する際には、預金金利だけでなく、特典も検討すると良いでしょう。

ただし、ネット銀行にはウイルスや不正ログインのリスクがあるため、フィッシング詐欺やアカウント情報の漏洩に対して十分な注意が必要です。

そのため、セキュリティが十分に確保されていることで定評のあるおすすめのネット銀行を選びましょう。

まとまった資金を預ける際は、預金金利が高いネット銀行を選択し、セキュリティにも留意することが重要です。

ご自身に合ったネット銀行をぜひ見つけてください。

(6)100万円預けるならどこがいい?

「やっと貯めた100万円を貯金するならどこの銀行がいいかしら?」とお考えではないでしょうか。

いろいろな金融商品がありますが、最初に貯めた100万円は安全性を最優先させましょう。そのような方にオススメなのが、元本保証の王道の金融商品である定期預金です。

「今の時代低金利で、どこの銀行へ預けても同じ!」と思われるかもしれません。

しかし、一般的な銀行と比べると、ネット銀行の方が断然金利が高くなる傾向があります。定期預金といっても、金利は金融機関によって違います。できるだけ金利の高い定期預金を選びましょう。

大手銀行の多くは定期預金の金利が0.002%のなか、たとえば楽天銀行の定期預金の金利は0.02%で、預入金額は1000円以上からOKです。

最低預入金額が50万円のあおぞら銀行の「BANK The 定期(定期預金)」では、預入期間は6カ月からで金利は0.2%です。3年<半年複利型>なら0.3%、5年<半年複利型>なら0.4%と、預入期間に応じて高金利になります。

ボーナスシーズンなどにさらに金利アップのキャンペーンを実施する銀行もあるため、タイミングをあわせて、金利の高い定期預金に預け入れるとよいでしょう。

資金面で余裕が出てきたら、投資信託やつみたてNISAなどの少額投資を始めてみるのもよいかもしれません。ほったらかしにしておくよりも、資産を確実に増やすことができます。ただし、リスクについてしっかりと理解しておくことが必要です。

(7)金利の高い定期預金ってある?

現在、銀行の普通預金金利は通常0.001%です。1年ものの定期預金でも0.002%と低金利です。

しかし、金利は銀行によって異なり、預け先によっては10〜20倍以上の差が生じています。

最近、5年や10年といった長期の定期預金の金利が上昇して話題になりましたが、1年もの金利は依然として0.002%のままです。

このような状況の中で、預け先としては、やはりネット銀行がおすすめです。

ネット銀行は店舗を持たないため、コストの低減を実現した、高金利の銀行と言えるでしょう。

銀行の定期預金金利が低い中、ネット銀行は金利の高い定期預金が際立っています。

定期預金だけでなく、普通預金の金利が高いことも魅力です。

(8)金利が高い定期預金に預ける場合に知っておきたいこと

「金利が高いといっても、銀行が破綻したらどうなるの?」と不安を感じる方もいるでしょう。

しかし、金融機関が万が一破綻した場合でも、元本1000万円までと利息分は保護されるので安心です。

ネット銀行は通常の銀行と比較して金利が高いことはわかりましたが、手続きが面倒くさいと感じる方もいるでしょう。

しかし、一度口座を開設すれば、ネット銀行は提携ATMが豊富で利便性に心配はありません。

また、地銀のネット支店も、コンビニATMを含め、利用できるATMが意外と多いです。

地元の信用金庫の場合、口座開設は地元でしかできませんが、信用金庫のインターネット支店であれば、全国から口座開設ができ、信金ATMはどこでも、原則として時間内の利用手数料が無料です。

まとめ

カップル

今回は、貯金専用口座の特徴やおすすめポイント、その他おすすめの銀行まで解説してきました。

貯金専用口座については、漠然と理解していた方も多いかもしれませんが、必要性についてまでは知らなかった方も多いと思います。

今回の記事を読んでみて「自分に適した貯金口座を知りたい」や「効率よく資産運用したい」と考えたなら、お金の専門家である弊社FP(ファイナンシャルプランナー)相談してみてください。 あなたのライフスタイル・ライフプランに最適なアドバイスをご提案させていただきます。

著者

代表取締役 田中佑輝
代表取締役 田中佑輝株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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