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貯金専用口座オススメ銀行13選!専門家が選び方のポイントも解説

公開日:2022/12/30 最終更新日:2023/01/02
銀行

「効率よくお金を貯めたい」そう考えているなら「貯金専用口座」を開設しましょう。専用口座を持つことで、設定した目標に向けて迷いなくお金を貯めていくことができます。

今回は貯金専用口座の役割や、具体的なメリット、そしてオススメの銀行などを徹底解説します。

また、貯金専用口座の選び方も解説しているので、目標を持ってお金を貯蓄したいと考えているなら、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。

そもそも貯金専用口座とは?

通帳

「貯金専用口座」とは、文字通りお金を貯めるための専用口座です。

「老後の備えのため」「子どもの教育資金」など個人が設定した目標に向けて、お金を引き出さず「コツコツ貯金」を合言葉に貯めていきます。

「節約しているけどなかなかお金が貯まらない」と悩んでいる人は、お給料が振り込まれるメイン口座とは別に貯金専用口座を作成してみましょう。

銀行口座を分けておくことで、結果お金の流れが見えやすくなり管理しやすくなるのがメリットです。

貯金専用口座をつくる3つのメリット

ここでは、貯金専用口座をつくる具体的な3つのメリットを解説します。「口座を複数持つのは面倒」という人もいるかもしれませんが、効率的にお金を貯めるために大切なことです。

ひとつずつ確認していきましょう。

(1)貯金額がひと目でわかる

貯金専用口座をつくるメリットは「貯金額がひと目でわかるから」です。

銀行口座を1つしか持っていないという人も珍しくありません。ですがその場合、出金や引落し、さらには振込などで残高が減ってしまうため、貯金が上手く行っているのか判断が付きにくくなってしまいます。

また、人によっては「貯金している意識が持てない」ということもあるでしょう。そのため、貯金専用口座を持っていれば、現在どの程度貯蓄できているのかひと目でわかります。

お金を貯めるのが苦手な人は、ぜひ貯金専用口座を申込ください。

(2)利息でお金が増える

貯金専用口座には「利息でお金が増える」というメリットもあります。当然ですが、貯金箱やタンス預金でお金を貯めていても利息は発生しません。

現在は超低金利時代ではありますが、銀行に預けておけばわずかでも利息が付きます。

なお、金利については預ける銀行や口座の種類によっても異なりますが、大手銀行と比較するとネット銀行の方が有利な傾向にあります。

例えば、三菱UFJ銀行の普通預金金利を見てみると記事執筆現在「0.001%」となっていますが、一方でネット銀行のUI銀行は「0.1%」でした。

つまり、金利の面で考えるとネット銀行がオススメです。ただし、大手銀行には対面サポートが受けられるなどのメリットもあるので、その点は目的に合わせて選びましょう。

(3)振替で効率よく貯金できる

貯金専用口座があれば「振替で効率よく貯金できる」というのもメリットです。

貯金が上手く行っている人の中には、毎月給与口座から決まった金額を別の貯金専用口座に「振替している」という人も珍しくありません。

毎月あらかじめ決まった金額を貯金に回すよう設定しておき、残りの金額で生活すればお金が貯まっていきやすいです。

なお、口座の使い分けについて詳しく知りたい方は、下記記事参照にしてみてください。

貯金専用口座にオススメの銀行13選

相談

次に、貯金専用口座にオススメの銀行を紹介します。大手銀行とネット銀行をそれぞれ取り上げているので、それぞれの特徴を把握した上で自分に合った銀行をチェックしておきましょう。

(1)大手銀行でオススメ3選

まずは、誰もが耳にしたことがあるであろう「大手銀行3社」から紹介します。大手銀行は、給与の振込で指定されているケースも多いです。

下記に、記事執筆時点の普通預金および定期預金の金利を紹介しているので見てみましょう。

 普通預金金利定期預金金利 (100万円預けた場合)
三菱UFJ銀行0.001%0.002%
三井住友銀行0.001%0.002%
みずほ銀行0.001%0.002%
著者作成

☑三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行

引用:三菱UFJ銀行

東京の丸の内に本店を置く「三菱UFJ銀行」は、三菱ファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。

日本のメガバンクの中でも特に知名度が高く、また安心感があるという理由で多くの人に利用されています。

①メリット

三菱UFJ銀行のメリットは、ATM手数料や他行宛ての振込手数料が優遇される「スーパー普通預金」です。

三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)を利用することが条件ですが、下記のメリットが得られます。

  1. ☑三菱UFJ銀行ATM手数料何回でも無料
  2. ☑提携先コンビニATM手数料2回まで無料
  3. ☑他行宛て振込手数料3回まで無料

この他、イオン銀行などの提携ATMが平日日中無料で利用できるというメリットもあります。

②オススメのポイント

三菱UFJ銀行は、特に「信用力」を評価する人にオススメです。

「よく知らないネット上の銀行だと不安」という人は、メガバンクの中でもブランド力・利用者数が国内トップクラスの三菱UFJ銀行を選びましょう。

また、直接窓口で相談したいという人にもおすすめです。これまで、三菱UFJ銀行の店舗に出向いたことがある人も多いと思いますが「接客の質が高い」のは間違いありません。

また対応しているATMも多いため、出金などの取引で困ることはないです。こらから銀行口座開設を考えているなら、ぜひ三菱UFJ銀行を選んでみてください。

☑三井住友銀行

三井住友銀行

引用:三井住友銀行

「三井住友銀行」は、三井住友ファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。三菱UFJ銀行と同様に、安心感のあるメガバンクとして多くの人に選ばれています。

①メリット

三井住友銀行のメリットは、大手銀行の「安心感があること」です。ムーディーズやR&I(格付投資情報センター)といった、国内外の信用格付機関から高い評価を得ています。

他にも、三井住友銀行のSMBCポイントパックによる、振込手数料の割引や景品交換も魅力的です。

時期によっては、三井住友カードの発行特典として、SMBCグループ共通のVポイントが貰えるプレゼントなども行っています。

②オススメのポイント

国内3大メガバンクの三井住友銀行は、特に「信頼性」そして「高いブランド力」に価値を置く人にオススメします。

また、ネットバンキングの機能(振込や投資商品の購入など)も充実しているため、使いやすさにこだわる人にもオススメです。

その他、コンビニATMが月3回まで手数料が無料となるなどの特典も充実しています。

これらのメリットに魅力を感じるようなら、三井住友銀行で貯金専用口座の新規開設を検討しましょう。

☑みずほ銀行

みずほ銀行

引用:みずほ銀行

「みずほ銀行」はみずほファイナンシャルグループ傘下の都市銀行です。メガバンクとしてのブランド力・信頼性の高さは多くの人に注目されています。

①メリット

みずほ銀行のメリットは利便性の良さです。全国各地にある支店や派出所、そして対応するATMの数が多いため振込などで困ることはありません。

また、他の大手銀行と同様に使いやすいネットバンキングも魅力です。

その他、年会費無料で入会できるみずほマイレージクラブでは、条件を満たすことで他行宛ての振込手数料が無料となるなどの特典も利用できます。

②オススメのポイント

みずほ銀行は「使い勝手の良さ」そして「信頼性」「ブランド力」で選びたい人にオススメです。

なお、みずほマイレージクラブを利用する際は、みずほダイレクトの登録が必要といった条件があります。

一方で、コンビニATMの時間外手数料が無料となる、他行宛ての振込手数料が月3回まで無料となるなどのメリットが得られるため利便性が高いです。

みずほ銀行に限った話ではありませんが、実店舗での対面相談はネット銀行だとチャンスがありませんので、その点も踏まえ選んでみてください。

(2)ネット銀行でオススメ10選

次にネット銀行(Internet Banking)のオススメ10選を紹介します。

ネット銀行とは、基本的に対面の店舗を持たない銀行のことで、取引はすべてインターネットを通して行います。

実店舗がないのはネット銀行のデメリットですが、一方で「高金利」「手数料が安い」といったメリットがあります。

下記に、ネット銀行の普通預金と定期預金の金利を記載しているので見てみましょう。(※情報は記事執筆時点のもの)

 普通預金金利定期預金金利 (100万円預けた場合)
UI銀行0.1%0.12%~0.2%
東京スター銀行0.001%~0.1%0.002%
新生銀行0.001%0.01%
みんなの銀行0.001%​
ソニー銀行0.001%0.01%~0.25%
GMOあおぞらネット銀行0.001%0.02%~0.03%
PayPay銀行0.001%0.02%~0.03%
楽天銀行0.02%0.02%~0.15%
ローソン銀行0.001%0.03%
イオン銀行0.1%0.01%
著者作成

大手銀行の普通預金金利が0.001%であったのに対し、ネット銀行では10倍の0.1%など、より高金利の銀行も珍しくありません。

はじめて見る銀行名のところも多いかもしれませんが、特徴を挙げているので確認してみてください。

☑UI銀行

UI銀行

引用:UI銀行

「UI銀行」は、2022年1月に、きらぼし銀行の持ち株会社である東京きらぼしフィナンシャルグループが設立した新しいネット銀行です。

スマホで簡単操作、通帳やキャッシュカード不要といった利便性が受けて現在人気を集めています。また、普通預金の金利がネット銀行の中でも高めなのも魅力です。

①メリット

UI銀行の魅力は多いですが、中でも「普通預金の金利が高い」のがメリットです。大手銀行の普通預金金利が0.001%なのに対し、UI銀行では0.1%となっています。

この値は、他のネット銀行と比較しても高い数値です。また、定期預金金利も0.12%となっており、魅力的な数字です。

②オススメのポイント

UI銀行は、特に金利の条件が良いネット銀行を探しているという人にオススメです。

また、スマホで簡単に口座を開きたい人、出金手数料や他行への振込手数料の無料サービスを利用したい人にも適しています。

なお、手数料の無料回数はUI銀行が設けている「会員ステージのレベル」によって異なります。ステージレベルは、総予算の平均残高によって変化するものです。

☑東京スター銀行

東京スター銀行

引用:東京スター銀行

「東京スター銀行」は、ネット銀行でありながら実店舗も備えている点が他と異なります。そのため「対面で相談したい」という人にも有利です。

また、お得なATM手数料や、スマホで簡単に口座開設できるなど、使いやすいサービスも人気を集めています。

①メリット

東京スター銀行は、給与および年金の振込口座指定で、普通預金の金利が100倍アップするサービスが魅力です。(※通常時:0.001%⇒口座指定時:0.1%)

他にも、最大月8回ATM利用手数料が無料となる他、実店舗で直接相談できるのも他社にはない強みだといえます。

②オススメのポイント

東京スター銀行は実店舗を備えているため「ネットだけだと不安…」という人に適しています。

また、給与や年金の受け取りに利用したいという人なら、金利アップが適用されるためオススメです。

その他、お得なATM手数料や対応ATMの数などに魅力を感じる人も、口座開設の申し込みを検討してみましょう。

なお、ATMはコンビニATMやゆうちょ銀行ATMなどにも対応しています。

☑新生銀行

新生銀行

引用:新生銀行

「新生銀行」は、2000年にスタートしたネット銀行の先駆け的な存在です。

クレジットカードの引落口座として指定するとポイントが得られるプログラムや、出金手数料無料などのメリットもあります。

①メリット

新生銀行のメリットは、サービスの利用で貯まる「ポイントプログラム」です。

例えば「口座へ1回1万円以上の振込入金」「アンケートに回答する」といった条件をクリアすると、ポイントが付与されます。

なお、ポイントはTポイント・dポイント・nanacoポイントから選べるため利便性が良いです。

その他、ステップアッププログラムで一定のステージに到達すると、セブン銀行ATMなどの出金手数料無料や、他行宛の振込手数料が月3回以上無料となるなどのメリットもあるので活用しましょう。

②オススメのポイント

新生銀行はサービスや特典の使いやすさで選びたい人に適しています。

新生ステップアッププログラムでは、給与振込口座の指定や口座自動引き落としといった条件でステージが上がり、他行宛の振込手数料が無料となるなどの特典が受けられます。

新生銀行の金利は、他行と比較し極端に良いというわけではありませんが、使いやすさ重視の人にオススメです。

☑みんなの銀行

みんなの銀行

引用:みんなの銀行

「みんなの銀行」は、株式会社みんなの銀行が2021年にスタートさせた新しいデジタルバンクです。

スマホだけで簡単に口座開設できる手軽さや、キャッシュカード不要で簡単におろせるなど、スマホ操作だけで完結できるのが魅力です。

①メリット

みんなの銀行にはキャッシュカードがなく、スマートフォンさえあればセブン銀行で簡単に入出金が行えます。

また「Record(レコード)機能」を使った詳細なお金の管理や、普通預金と貯蓄預金を分けて管理できる「Box機能」などが魅力です。

Box機能を利用すれば、別途貯蓄用口座を同時開設する手間がかかりません。

②オススメのポイント

「キャッシュカードを持ちたくない」「スマホだけで操作したい」という人は、みんなの銀行の口座開設を検討してみてください。

みんなの銀行では、例えば「口座開設で1,000円プレゼント」などのキャンペーンも頻繁に行っているため、お得に使えるチャンスです。

☑ソニー銀行

ソニー銀行

引用:ソニー銀行

「ソニー銀行」は、2001年に誕生したご存じ大手ソニーグループ傘下のネット銀行です。

ソニー銀行では外貨預金を中心とした、外貨建て金融商品など、特に外貨の使いやすさにこだわったサービスが魅力です。

①メリット

ソニー銀行のメリットは、口座維持費手数料無料の外貨預金(外貨普通預金・外貨定期預金)です。米ドル、ユーロなど12通貨の取扱を提供しています。

また、セブン銀行やイオン銀といった提携ATMも多いため、入出金で困ることもありません。

②オススメのポイント

ソニー銀行は、特に外貨預金で資産形成をしたいと考えている人にオススメです。

他にも、海外旅行前に外貨預金口座を開設しておけば、円普通預金から自動チャージするといった使い方も便利です。

またソニー銀行では「外貨預金残高に応じて3,000円プレゼント」などのキャンペーンも行っているため、活用するとよいでしょう。

☑GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行

引用:GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」は、GMOフィナンシャルホールディングスと、あおぞらネット銀行が共同出資しているインターネット専業銀行です。

証券口座との連携で金利が優遇される、他行宛の振込手数料が無料となるなど、使いやすさの面で人気があります。

①メリット

GMOあおぞらネット銀行では、証券会社のGMOクリック証券の証券口座「証券コネクト口座」との連携で、普通預金金利が通常の年0.001%から年0.11%となる優遇金利がメリットです。

その他サービスの利用状況に応じたカスタマーステージの特典で、他行宛ての振込手数料が最低月1回~月20回無料となるなどのサービスも受けられます。

②オススメのポイント

GMOあおぞらネット銀行は、証券口座との連携で普通預金金利の優遇サービスを受けたい人や、ATM出金手数料や他行宛の振込手数料の無料サービスを受けたいという人にオススメです。

また、他行宛の振込や口座振替(引き落とし)といった取引のたびにGMOポイントPontaポイントも貯まっていくため、その点に魅力を感じる人も預け入れを検討してみてください。

☑PayPay銀行

PayPay銀行

引用:PayPay銀行

PayPay銀行は、かつて国内初のインターネット専業銀行であるジャパンネット銀行の名称で営業していたネット銀行です。

当日振込をはじめとした充実した振込メニュー、またVisaデビットカードが付いたキャッシュカードなど使いやすさが人気です。

①メリット

PayPay銀行では、口座開設と同時に発行されるVisaデビット付キャッシュカードがメリットです。入会審査はなく年会費も無条件で無料です。

その他、取引時のワンタイムパスワードの採用など、セキュリティの面でも安定しています。

その他振り込みには、振込予約や最短当日振込、そして最大3,000件の振り込みを一括で可能とするWEB総振に対応しています。

②オススメのポイント

PayPay銀行はPayPayの利用者に適しています。

例えば、チャージしたPayPay残高の出金が、PayPay銀行宛てなら何度でも払い出しが無料となるなどのメリットがあります。(他の金融機関に出金する場合は手数料100円かかる)

その他、Visaデビット付きキャッシュカードを利用したい人にもオススメです。

☑楽天銀行

楽天銀行

引用:楽天銀行

「楽天銀行」は、ご存じ楽天グループによる2000年に設立したネット銀行です。楽天ポイントが貯まる、全国約100,000台のATMで入出金できるなどの魅力があります。

①メリット

楽天銀行のメリットは「マネーブリッジ」による優遇金利です。楽天銀行の普通預金金利年0.02%が、楽天銀行と楽天証券口座の連携(マネーブリッジ)で、年0.1%にアップします。

メガバンクの普通預金金利が年0.001%であることを考えると、100倍の差です。

その他、楽天銀行利用者がエントリーできる「ハッピープログラム」では、振込や入金といった取引ごとに楽天ポイントが獲得できるのもプラスのポイントです。

②オススメのポイント

楽天銀行では、取引ごとに楽天ポイントが手軽に貯まっていくため、楽天ユーザーを対象にオススメです。

また、セブン銀行やイオン銀行といった、提携ATMが多いため使いやすさの面でも有利です。利便性を優先する人にも楽天銀行が適しています。

☑ローソン銀行

ローソン銀行

引用:ローソン銀行

「ローソン銀行」は、ご存じコンビニエンスストアの大手ローソンが設立したネットバンクです。全国のローソンに設置されたATMから、いつでも気軽に入出金が行えます。

①メリット

ローソン銀行のメリットは、au PAYやWebMoneyのプリペイドカードに、ローソン銀行の口座から簡単にチャージできることです。

決済アプリを頻繁に使っている人は役立ちます。その他、ローソン銀行の口座開設時にPontaポイントが貯まるなどのキャンペーンも実施しています。

②オススメのポイント

ローソン銀行は、お近くにローソンがある人や普段から利用している人にオススメです。当然、スマホやパソコンからも24時間365日取引できます。

また、定期預金金利が0.03%となっているため、ネット銀行の中でも特に高い金利を望む人にも適しています。

☑イオン銀行

イオン銀行

引用:イオン銀行

「イオン銀行」は、その名の通りイオングループによる銀行です。全国のイオングループ店舗にATMが設置されている他、口座開設受付窓口も200店舗以上備えており便利です。

①メリット

イオン銀行のメリットは、イオン銀行Myステージの特典により、普通預金金利が最大年0.1%になる点です。

最も高いプラチナステージであれば、他行宛振込手数料が月5回まで無料となるなどのメリットが得られます。

その他、クレジットカード利用料や保険料金などの引落しでイオン銀行の口座振替サービスを利用すると、毎月1件につき5WAONポイントがプレゼントされるのもメリットです。

②オススメのポイント

イオン銀行は、日常的にイオンでお買い物をする人にオススメです。また、高い普通預金金利も注目です。

イオンカードセレクトというクレジットカードを利用すると、最も高い金利年0.1%のプラチナステージが近づくので、発行してみてもよいでしょう。

貯金専用口座の5つの種類

次に、さまざまな種類がある貯金専用口座を目的ごとに見ていきましょう。

積立定期預金や財形貯蓄預金など、普段目にしないようなものもあるかもしれませんが、特徴を解説しているので確認してみてください。

(1)普通貯金

普通預金とはいつでも自由に預入れ・引き出しが可能となる預金口座です。公共料金や家賃などの自動引き落とし、他にも給与や年金の自動受け取りができます。

(2)定期貯金

定期預金とは、例えば1年間や3年間などの預入期間を決め、満期日にまとまった金額を受け取る預金です。普通預金と比較し金利が高いのが特徴です。

(3)積立定期預金

積立定期預金とは、毎月決まった日に一定額の元金を積立し目標の金額を目指す預金です。例えば進学や旅行など具体的な目標がある人は、効率的に貯蓄できるためオススメです。

(4)貯蓄預金

貯蓄預金は、一定額以上の残高があると普通預金と比較し高い金利が付される預金です。

なお、クレジットカードの利用代金の引き落としや、公共料金の引き落としとしては利用できません。他にも、給与の受取口座としての設定もできないので注意しましょう。

(5)財形貯蓄

財形貯蓄とは、正式名称を勤労者財産形成貯蓄制度といい、国と企業が連携して従業員の資産を形成する制度です。

財形貯蓄には、給与から自動的に天引きされるため、確実に貯蓄できるというメリットがあります。

ただし、勤め先によっては財形貯蓄の制度を取り入れていないところもあるため、その場合は利用できません。

財形貯蓄の詳細については、下記の関連記事で解説しているので参考にしてください。

貯金専用口座を選ぶ際の6つのポイント

男性

ここでは、貯金専用口座を選ぶ際のポイントを6つ紹介します。「サポート体制がよい」「金利が高い」など、取り上げている内容を確認しましょう。

(1)使い勝手のよい銀行を選ぶ

まずは普段使いとして「使い勝手のよい銀行」を選びましょう。

日常的に利用している銀行を選ぶのもよいですが、他にも「銀行窓口やATMの設置が多い」といった場合出し入れしやすいですし「振込手数料無料」などの豊富な特典があると使いやすいです。

また、ネットバンクだとスマホやPCでどこにいてもカンタン操作で残高照会や取引ができるため、使い勝手のよさを考えるとオススメです。

(2)貯金専用口座に有利な特典がある

そして貯金専用口座を開設する際に「特典」が用意されているかも確認しましょう。

例えば、記事執筆現在楽天銀行では、12歳以下のお子さま限定で、口座開設の特典として「1,000円プレゼント」のキャンペーンを実施していました。

他にもPayPay銀行では、口座開設&口座連携でPayPayポイントプレゼントのキャンペーンを実施しています。

その他にも「他行への振込手数料無料」「ポイントキャッシュバック」といった特典も、キャンペーン期間や銀行によっては実施しているので、その点を確認した上で口座開設の手続きを行うと良いでしょう。

(3)金利が高い

貯金口座の「金利の高さ」に注目するのも重要です。金利に注目する際は、普通預金金利だけでなく円定期預金金利なども比較検討しましょう。

なお、金利の高さで選ぶなら年0.001%といったメガバンクよりも、例えばUI銀行のように普通預金金利年0.1%といった高いネット銀行がオススメです。

(4)ATM手数料、振込み手数料が安い

そして「ATM手数料」や「振込手数料」が安い銀行を選ぶのもポイントです。いくら金利が高い銀行であっても、手数料が高いと損をしてしまいます。

そのため、事前に振込手数料などは確認しておくべきです。

なお、銀行によっては例えばPayPay銀行のように「毎月1回目は入出金手数料無料」といった条件が設けられているケースもあるため、チェックしておきましょう。

(5)サポート体制が充実している

銀行を選ぶ際に大切なのが「サポート体制」です。例えば、ネット銀行では実店舗がないため、メールやチャットなどで問い合わせることになります。

その際の、例えば相談可能な対応時間や手段は自分にとって使いやすいシステムかどうか、という点は確認しておくべきです。

細かいサポート体制は各銀行で異なるので、公式サイトをチェックしておきましょう。

(6)セキュリティが高い

ネット銀行で貯金専用口座を開設する際は「セキュリティは大丈夫か」という点にも気を配りましょう。近年特にサイバー攻撃の被害が世界的に問題視されています。

セキュリティ対策については、各銀行で違いもあるため確認が必要です。

例えば東京スター銀行やりそな銀行のように、無償でウイルス対策ソフトを提供しているところもあるので、それらを利用してもよいでしょう。


まとめ

貯金

今回は、貯金専用口座の特徴やおすすめポイント、その他オススメの銀行まで解説してきました。

貯金専用口座については、漠然と理解していたという人も多いかもしれませんが、必要性についてまでは、知らなかった人も多いと思います。

今回の記事を読んでみて「自分に適した貯金口座を知りたい」「効率よく資産運用したい」と考えたなら、お金の専門家である弊社FP(ファイナンシャルプランナー)相談してみてください。 あなたのライフスタイル・ライフプランに最適なアドバイスをご提案させていただきます。

著者

代表取締役 田中佑輝
代表取締役 田中佑輝株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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