パソコンで使える無料家計簿ソフト5選|スマホアプリも合わせてご紹介
家計の管理のために家計簿をつけている方は多くいらっしゃるかと思います。
最近は家計の収入や支出・資産を管理できるPCツールやスマホアプリがたくさんリリースされており、それらを利用することで簡単に家計簿をつけることができます。
しかし中には
- ☑どのようなツールやアプリがあるのかわからない
- ☑やり方がわからない
という方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、パソコンで使える家計簿ソフトやスマホアプリについてご紹介していきます。
家計簿をつける必要ある?家計簿を作るメリット
そもそも、普段から家計簿をつけていない人からすると、「家計簿をつける必要性がわからない」と思うかもしれません。
まずは家計簿をつけることで得られるメリットを説明します。
(1)収入と支出を管理できる
家計簿をつけると毎月の収入と支出が「見える化」され、管理ができるというメリットがあります。
ぼんやりとした金額ではなく、今月はいくら収入があっていくら支出があったのか・貯金はいくらできたのかがわかり、お金の流れを明確に把握することができます。
収入と支出をしっかりと確認することで、1か月の予算内でやりくりすることを意識できるのが家計簿の利点です。
(2)収支バランスを見て生活費の見直しができる
収入と支出のバランスを見て、生活費の見直しができることもメリットといえます。
細かなお金の流れまで記録することで、無駄遣いがないか確認し、見直しできるからです。
貯金額の目標がある方や毎月の家計の管理のやりくりに苦労している方は、少しでも無駄遣いを減らせないか、家計簿をつけることで検討できるためおすすめです。
エクセルで簡単に家計管理する方法
家計管理をする方法の1つとして、エクセルを使用する方法があります。
エクセルを利用する場合のメリット・デメリット・おすすめのエクセルソフトをご紹介します。
(1)メリット
Officeが搭載されているパソコンをお持ちの場合、エクセルを利用して家計簿をつけることができます。
自分では表の作り方がわからない・面倒という方は、エクセルのテンプレートを利用すると簡単に家計簿が作成できるため、おすすめです。
ノートに記録する家計簿に比べ、記録に手間がかからず計算も楽にできます。
(2)デメリット
スマホ版のエクセルは、使える機能に制限があるというデメリットがあります。
スマホで家計簿管理をしたい人には向いていません。
また、パソコンがmacの場合、エクセルを使用するには「MS Office for Mac」を購入しなければならないため、その点もデメリットといえます。
(3)おすすめのエクセルソフト
おすすめのエクセルソフトを2つご紹介します。
①Microsoft提供の家計簿テンプレート
1つ目はMicrosoftが提供する家計簿のテンプレートです。
シンプルでわかりやすく、初心者でも使いやすいフォーマットになっています。
1月分のシートに見本が書いてあるため、参考にするとよいでしょう。
②日本FP協会提供の便利ツール
2つ目は、日本FP協会のホームページで提供されているツールです。
「家計の収支確認票」や「家計のバランスシート」・「ライフイベント表」・「家計のキャッシュフロー表」など、いくつもの便利ツールが無料で配布されおり、家計管理に役立ちます。
無料で使えるPCツールで簡単に家計管理する方法
エクセル以外にも、家計管理に便利なPCのフリーソフトがあります。
無料で使えるPCツールで家計を管理するメリットとデメリット・おすすめの無料PCツールをご紹介します。
(1)メリット
PCツールのメリットとして、家計簿機能+αの機能があるということが挙げられます。
単純に家計簿をつけられるだけでなく、銀行やクレジットカード会社・他の家計簿ソフトと連携ができたり、将来の家計のシミュレーションができたりするものがあります。
質問に答えていくだけでシミュレーションができるツールは、簡単な操作でライフプランを作成することができて便利です。
(2)デメリット
PCツールのデメリットは、無料ツールだと利用できる機能に制限がある場合が多いということです。
無料ツールに比べ、有料ツールの方が便利な機能が多く利用できるため、より便利さを求める人は無料ツールでは満足できない可能性があります。
(3)おすすめの無料PCツール
無料で利用できるおすすめのPCツールをご紹介します。
①マネソル(特許あり)
「マネソル」(特許あり)は、家計簿+ライフプランを作成できるPCツールです。
月額500円のツールですが、1か月間無料でお試し利用することが可能です。
また無料登録でも弊社FPへの相談を無料にて受けることができます。ツールへの入力はFPと話をしながら対応してくれますので、家計簿の見直しでも一度利用してみてるといいでしょう。
弊社が16,000件の相談データをもとに作成したツールだからこそ、精密なライフプランを作成することが可能です。
家計簿アプリ「マネーツリー」との連携で家計簿の自動入力もでき、非常に便利です。
②我が家の家計簿がまぐち君mini
「我が家の家計簿がまぐち君mini」は無料で利用できる家計簿ツールです。
収入・支出・振替・集計・グラフ・管理のページに絞ったシンプルなフォーマットで、初心者でも使いやすいツールです。
面倒な入力作業をサポートしてくれる機能や、簡単にグラフを表示できる機能があり、誰でも楽に家計簿管理ができます。
有料の「Super版」もありますが、無料版でも十分に家計管理に役立てることが可能です。
③家計簿マム9
「家計簿マム9」は、サンテク株式会社が提供する家計簿ツールです。
入力した明細とともに画像を保存できるため、商品やレシートの画像を保存できて便利です。
日別・月別・年別に集計画面を切り替えられるため、家計の状況がわかりやすいです。
30日間無料で利用できる体験版があります。
無料で使えるスマホ家計簿アプリで簡単に家計管理する方法
スマホで家計簿管理ができるアプリのメリットとデメリット・おすすめの無料スマホ家計簿アプリをご紹介します。
(1)メリット
スマホ家計簿アプリのメリットは、いつでも手軽に記録・管理ができるということです。
PCツールと同様に、手書きではないため記録に手間がかからず、銀行口座やクレジットカードとの連携ができるものが多いです。
またスマホアプリはPCとデータを共有できるため、記録はスマホから、分析はパソコンから行うことができて便利です。
(2)デメリット
無料のスマホ家計簿アプリの場合、パソコンツールよりは簡易的な機能となっていることが多いです。
より高い機能性を求める場合は、有料版アプリまたはパソコンツールの利用をおすすめします。
(3)おすすめの無料スマホ家計簿アプリ
無料で利用できるおすすめのスマホアプリをご紹介します。
①Zaim
レシートの読み取りや、銀行・クレジットカード・クックパッドとの連携ができ、テレビでも話題の人気家計簿アプリです。
②MoneyForward ME
連携できるサービスの種類が多いのが特徴です。
銀行・クレジットカード・電子マネーだけでなく、ポイントプログラムや携帯電話、ネット通販とも連携できます。
③Moneytree
無料版でも広告が表示されないため見やすいです。
また、無料版でも連携先を50社まで登録可能なため、たくさん連携させたいものがある人におすすめです。
④家計簿カケイ
素早く使えるシンプルな家計簿アプリです。
無料版でも全機能を利用することができ、広告も最小限に抑えられています。
⑤らくな家計簿
入力が簡単で、期間別に収支の統計チャートが確認できます。
見やすいカレンダーで、収支の内訳についても一目で確認できます
⑥OsidOri(オシドリ)
夫婦やカップルが2人で家計簿を共有して管理できるアプリです。
住宅や旅行などの家族の目標に向けた貯金計画を立てられ、カレンダーシェアアプリのTime Treeと連携もできます。
⑦袋分家計簿
雑誌「LDK」でも紹介された、簡単に家計簿の記録ができるアプリです。
節約に向けた分析ができる収支のグラフを確認できます。
⑧シンプル家計簿
1番シンプルな家計簿アプリがほしいという人におすすめの家計簿アプリです。
デザインがシンプルで、わかりやすいカレンダーで収支を確認できます。
⑨Dr.Wallet
レシートの読み取り機能や、自動分析機能で毎月の家計管理が簡単にできるアプリです。
レシート読み取り機能の精度が高いのが特徴です。
⑩毎日家計簿
登録不要ですぐ使えて、無料で全機能が使える家計簿アプリです。
収支のグラフを確認でき、節約に活用することができます。
資産管理したい方は有料アプリがおすすめ
無料アプリは利用できる機能に制限があり、あくまで家計簿の記録がメインとなる場合が多いです。
家計簿機能に加え、資産管理もしたい場合は、金融機関とのデータ連携や将来のライフプランのシミュレーションができる「マネソル」(特許あり)などの有料ツールの利用をおすすめします。
自分に合った家計簿管理方法を選ぶポイント
エクセルテンプレートやPCツール・スマホアプリの利用など、様々な家計簿管理方法をご紹介しましたが、その中から自分にあった方法を選ぶポイントを説明します。
(1)無料、有料などの料金設定
家計簿ツールは、無料で最低限の機能があればよいのか、有料で便利な機能が多く使えた方がよいのかを考えて選びましょう。
迷う場合は、まず無料のものを試してみるとよいでしょう。
(2)シミュレーションなどの機能
家計簿の記録だけできるツールもあれば、将来のライフプランのシミュレーションもできるツールもあります。
自分が求める機能に対して最適なツールを選びましょう。
(3)使いやすさ、見やすさ
家計簿は継続的に利用してこそ効果を発揮するものです。
継続利用するにあたり、使いやすさと見やすさは重要なポイントとなるため、問題ないか確認しましょう。
収支が赤字などの場合はFPに相談がおすすめ
ご紹介した家計簿ツールは、利用することで節約が期待できますが、収支が赤字の場合はFPへの相談をおすすめします。
FPへ相談することで、収支の状況が明確となるだけでなく、「お金のプロ」から具体的な改善策の提案を受けることができます。
収支が赤字な方、これからのお金に不安がある方は、ぜひ相談してみてください。
まとめ
今回はパソコンで使える家計簿ソフトやスマホアプリについてご紹介しました。
主婦や一人暮らしの方など、家計の管理に苦労しているという方は、この記事を参考に自分に合った家計簿管理ツールを利用してみてください。 また、家計のやりくりや将来のライフプランについて悩みがある場合は、ぜひFPへ相談することをおすすめします。
著者
- AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。
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