アルファ・ファイナンシャルプラナーズ

銀行から資産運用の提案を受けているけど任せちゃって大丈夫なのかわからない

公開日:2023/05/02
ドル円

超低金利時代と言われる昨今、普通預金に預けているだけでは資産が増えないのが実情です。

そんな中、銀行から『眠っている預貯金を運用しませんか?』と提案を受けたご経験があるのではないでしょうか。

しかし、投資の経験はなく、またお金のことなので周囲の人には相談しにくいもの。

銀行に言われるまま任せてしまって大丈夫なのか、と不安になる方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は銀行から資産運用の提案を受けている方から、プロの目線で商品性や自分に合っているのかについてアドバイスがほしいという相談事例をご紹介します。

そのようなご経験のある方、まさに今提案を受けていて不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

相談内容

まずは相談者A・Kさんの相談内容をご紹介します。

  1. ✅普段利用している銀行から外国株式に投資する投資信託の提案を受けているが、このまま任せてしまって良いか客観的なアドバイスをしていただきたい

と、このまま任せてしまって良いのか少し不安を感じているようです。

相談者プロフィール

男性

A・Kさんのプロフィールは下記となります。

  1. ✅お客様名:A・K 様
  2. ✅職業:(夫)情報通信業、(妻)製造業
  3. ✅家族構成:夫48歳、妻43歳、長女10歳
  4. ✅住居:持ち家(マンション)
  5. ✅収入(夫):800万円
  6. ✅収入(妻):650万円

FPからのアドバイス

まずは現状を整理させていただきました。

(1)現状分析

現状を踏まえ、リタイアする時の金融資産と、80歳時点での金融資産を可視化し、社会保障・福祉の変化など、今後の変動要因を加味した上で提案の商品で資産運用をする必要があるかを判断することとしました。

①リタイアする時のキャッシュバランス

キャッシュバランス①

※提案時のシミュレーションを抜粋

②80歳時点でのキャッシュバランス

キャッシュバランス②

※提案時のシミュレーションを抜粋

現状のキャッシュバランスを見た場合、リタイア直後のキャッシュバランス(グラフ1参照)80歳時点のキャッシュバランス(グラフ2参照)に共通する点は、高い利率を求める必要はないものの現預金のみになっています。

大きなリスクを負ってまで高いリターンを得る必要がなさそうだと考え、リスクを抑えた運用方法を実施した場合のシミュレーションをしてみました。

(2)ポートフォリオを整理した後のシミュレーション

A.Kさんの場合、現預金だけはやや心許ない状態ではあるものの、提案されている商品までのリスクを負わず、外国債券など比較的リスクの低い分野のものを使うだけでも、リスクを抑えながら十分にお金の寿命を延ばすことができるのではないかと考え、試算したシミュレーションがこちらです。

①リタイアする時のキャッシュバランス(整理後)

シミュレーション③

※提案時のシミュレーションを抜粋

②80歳時点でのキャッシュバランス(整理後)

シミュレーション④

※提案時のシミュレーションを抜粋

65歳時点での預金残高がまだまだあり、もう少し資産運用に回しても良いとも感じますが、初めての取り組みということもあり、最初は少なめからのスタートでも十分であるため、「気持ちが楽な金額」で運用した場合のシミュレーションを作りました。

(3)FPからのアドバイス

A.Kさんは比較的堅実な生活をなさる方であったことと、あまりリスクを好まない性格であったため、ライフプランで算出した適正な利率や資産運用に充てられる金額がいくらなのかを明確にし、ご自身の性格を活かした運用という観点で、外国株式への運用よりも安定した運用の選択肢と仕組みを解説させていただきました。

お客様の声

銀行から提案を受けている商品について詳細を知ることができただけでも良かったですが、現在の状況と今後のお金の流れを可視化することと気持ちを整理することで、自分たちにとって適正な運用方法がわかるんだということを知り、モチベーションが上がりました。ライフプランを踏まえた具体的な案内を受けることができて見通しが立ちましたので、早速行動に移したいと思います。

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