積立投資のおすすめはコレ!初心者でも簡単に始められる積立投資を解説!
「将来に向けて積立投資がいいって聞くけど、投資初心者の私は何から始めたらいいんだろう・・?」
積立投資は定期的に自分で決めた金額を積立していく投資方法になります。
少額からでも始められて、自動引き落としなどの設定をすれば手間も減りますので、投資に慣れていない初心者の方でも気軽に始めることができます。
しかし、積立投資といっても種類は数多くありますから、どれから始めていいか分からないという人も少なくないです。自分に合わない投資を始めてしまって生活の負担が増えてしまうかもしれません。
とはいえ、積立投資は将来的に安定した収益を期待できる王道の投資方法になります。
今回は、積立投資がなぜ初心者に向いているかの理由と、メリット、デメリットに加えて、投資初心者でも簡単に始められるおすすめの積立投資を解説していきます。
是非、最後まで読んで頂いて、積立投資を始めてみましょう。
積立投資とは?
積立投資とは、株式や投資信託といった金融商品を、一定の金額で購入して積立していく投資手法になります。
積立投資は投資の3原則(長期・積立・分散)というポイントを押さえて始めることができますので、初心者でも気軽に始めやすいという特徴があります。
さらに、金融機関によっては金融商品の購入や口座への入金も自動的にやってくれるケースも多いので、運用や管理の手間を削減することもできるので、忙しい方であっても無理なく続けることができます。
積立投資を初心者におすすめする3つの理由
積立投資は投資初心者の方にこそおすすめできる投資手法です。
積立投資をおすすめする3つのポイントを解説していきます。
(1)購入するタイミングで悩まない
投資を始める際に、多くの方が「いつ買ったらいいのか分からない・・」という悩みに直面します。
常に値動きがある金融商品の場合、少しでも安く買いたいと考える人が多いです。
しかし、定期的に価格をチェックしながら、ベストなタイミングで購入するというのはベテラン投資家であっても簡単ではありません。
積立投資では、購入する金融商品を事前に決めて、決まった期日に自動的に購入をしてくれます。
そのため、感情に左右されて購入できなくなるということも避けられますので、一定金額を積立していくことができます。
(2)少額からでも始められる
積立投資は月々100円単位から投資を始めることも可能です。
金融機関によって最小価格は異なりますが、話題のつみたてNISAを活用して少額から投資を始める人も増えてきています。
少額であれば、生活の負担を少なく投資を継続することができますし、複利の力を活用して10年後、20年後、30年後に大きな資産を手に入れられる可能性があります。
そのため、多くの資金を投資できないけれども、時間を活用できる20代から30代といった若い方にもおすすめの投資手法です。
(3)ドルコスト平均法を活用できる
積立投資は、決まった周期において一定額ずつ金融商品を購入する手法になります。
結果として「ドル・コスト平均法」を活用できます。
「ドル・コスト平均法」は価格が安いときにはより多く購入でき、価格が高いときにはより少なく購入していくことで、平均取得単価が割安になっていくので、長期投資に向いています。
より長い期間継続をすることで、価格変動のリスクを低下させることができます。
初心者におすすめな4つの積立投資
「積立投資が初心者に向いているのは分かったけど、何からはじめたらいいの?」という疑問を持つ方は少なくありません。
ここからは、具体的に投資初心者の方におすすめできる「4つの積立投資」について解説していきます。
(1)つみたてNISA
つみたてNISAとは、将来の資産形成に向けて、積立投資を支援するために始まった非課税制度です。
つみたてNISAを活用することで、投資から得られる売却益や配当金が非課税になります。
一般的な投資で得た利益には、20.315%の税金が課税されますので、非課税になった分はそのまま利益として得ることができます。
つみたてNISAの非課税枠は、年間40万円、最長20年間で最大800万円まで活用できます。
年間40万円を使うには、毎月約33,000円ずつ投資ができます。
20年という長期間に渡り一定額を非課税で投資できるというのは、積立投資の中でもメリットが大きく、まず最初に始めるべき積立投資といえるでしょう。
つみたてNISAについて詳しく知りたい方は、下記記事を参照にしてみてください。
また、私が講師を務める「新NISA制度丸わかりセミナー」の動画をLINE友達限定にて公開しています。
- つみたてNISAの落とし穴
- 新NISAの注意点
- 実際に私が実践している投資商品
- 成功するための鉄則
などリアルな情報がたくさんです。つみたてNISAで損をしている方、これからNISAを検討している方は、ぜひご覧ください。
(2)iDeCo(イデコ)
iDeCo(イデコ)とは「個人型確定拠出年金」の略語になります。
老後の年金を増やすために、毎月一定額を拠出して運用することで、原則60歳以降に受け取ることができます。
現役時代に拠出した金額は所得控除の対象になりますし、運用益も非課税として扱われます。
iDeCoの最大の注意点としては、60歳になるまでお金を引き出せないことです。
老後の年金を充実させるためには良い制度ですが、老後の心配をしすぎて今の生活を圧迫してしまっては元も子もありません。
突発的な支出がでても対応できるくらいの預貯金を確保した上で、始めるべき積立投資といえるでしょう。
iDeCoについて詳しく知りたい方は、下記記事もぜひ合わせてお読みください。
(3)るいとう(株式の積立サービス)
るいとうとは「株式累積投資」の略語になります。
株式の積立サービスであり、毎月一定の金額で株式を買い続けていくサービスです。
るいとうは、単元未満の株を購入することができるので、1,000円単位から1万円前後といった少額からでも始められるのがメリットになります。
また、るいとうの場合自分で好きな株式の銘柄を選ぶことができるので、個別で株式を選んで積立投資をしていきたい人にぴったりなサービスといえます。
(4)投資信託積立サービス
投資信託積立サービスは、毎月一定の金額で投資信託を買い続けていくサービスです。
投資信託とは、複数の投資家から集めたお金をプロの専門家が分散投資を行い、得られた収益を投資した金額に応じて分配する金融商品です。
るいとうは株式を自分で分散して選ぶ必要がありますが、投資信託は1つの商品の中で複数の投資先に分散投資してくれているので、1銘柄を購入しているだけでもある程度のリスク分散ができます。
積立投資の始め方
ここからは、実際に積立投資を始める手順について解説していきます。
金融機関によって異なる部分もありますが、大まかな積立投資を始める流れを確認していきましょう。
(1)どの積立投資を始めるか決める
積立投資を始めるには、投資対象を決めそれぞれの制度やサービスを利用できる金融機関を選ぶ必要があります。
投資したい金融商品の取り扱いがあるかを確認した上で金融機関を選びましょう。
(2)積立投資に適した口座開設をする
投資対象と利用したいサービスが決まったら、金融機関で口座開設をしましょう。
口座開設には以下の情報が求められます。
- ☑個人情報(フルネームや生年月日)
- ☑メールアドレス
- ☑マイナンバー証明書類
- ☑本人確認書類
口座開設は店舗に来店することなく、ウェブ上で完結する金融機関が増えています。
ウェブからの口座開設であれば、およそ1週間から2週間前後で口座開設が完了します。
(3)金額や期間、購入のタイミングを決める
金融機関の口座開設が完了したら、積立投資の設定をしていきましょう。
決めるべきこととしては、
- ☑積立の期間
- ☑1回辺りの投資金額
- ☑積立する金融商品
- ☑購入するタイミング(毎月25日、月末など)
上記を決めていけば問題ありません。
最低投資金額や、途中解約の流れなども事前に確認しておきましょう。
なお、投資初心者の方は投資金額について悩まれている方が多いです。投資金額を間違えると損につながる可能性も高いため、不安に感じている方はぜひ弊社のファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてください。
(4)定期的に確認、メンテナンスを行う
積立投資を始めたら、基本的には放置していて問題ありません。
長期投資ですから、毎日の値動きに一喜一憂しては負担が大きくなってしまいます。
そうはいっても、全く気にせず放置しておくというのも不安という方もいます。
メンテナンスを行う自分なりのルールを決めておくのが良いでしょう。
例えば、購入するタイミングで資産額を確認したり、半年ごとに投資銘柄の見直しを行ったりと、事前にルール化しておけば、安心して続けていくことができます。
弊社には16,000件の相談データを元に開発された、簡単に資産管理ができる「マネソル」(特許あり)というアプリがあります。銀行などの金融機関とのデータ連携ができることから、家計簿の機能から詳細の資産管理まで一元管理することができます。きちんと入力することによって、ご自身の資産を簡単に管理することができます。積立投資してお金をちゃんと管理したいという方はぜひ活用してみてください。
積立投資のまとめ
積立投資は一定金額を長期間投資し続けることによって、複利の力を活用して資産を形成していく方法です。
少額から始めることができ、長期間運用することでリスク分散ができるので、投資初心者の方にとっておすすめな方法といえます。
積立投資を始めやすくするために、非課税制度や金融機関ごとのサービスがありますので、投資を始めるのが不安という方でも、自分の生活状況に合わせて始めやすいです。
将来の資産形成に向けての一歩目として、是非積立投資を始めることを検討してみてください。
著者
- AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。
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