クレジットカードはコンビニで使うと圧倒的にお得!高還元率おすすめカード5選
経済産業省が2023年に発表したキャッシュレス決済比率をみると、キャッシュレスの決済額は合計で111兆円と全体の36.0%に達しました。
具体的にはクレジットカード決済が93.8兆円、コード決済が7.9兆円、電子マネーが6.1兆円でした。
コード決済の割合が増えたものの、依然としてクレカ払いの割合が高いことがうかがえます。
本記事では、コンビニエンスストアで使うと圧倒的にお得なクレジットカードの最新情報を徹底比較しつつ、コンビニ別でお得なカードも取り上げますので、ぜひ参考にしてください。
コンビニで使うと高還元率なおすすめのクレジットカード5選
毎日生活するうえで、コンビニを利用する機会は多いのではないでしょうか。
せっかくなら、日々のカード利用でお得にポイントがたまる高還元のカードを選びたいものです。
ここでは、さまざまなカードの中からおすすめの5つのクレジットカードと還元率、国際ブランドなどの基本情報をチェックします。
カード名 | ポイント還元率 | 国際ブランド |
三井住友カード | 0.50~7.00% | Visa(VISA) Mastercard |
三菱UFJカード | 0.50~5.50% | Visa Mastercard JCB American Express (アメリカン・エキスプレス、アメックス、AMEX ) |
プロミスVisaカード | 0.50~7.00% | Visa |
JCB CARD W | 1.00~3.00% | JCB |
楽天カード | 1.00~2.00% | Visa Mastercard JCB American Express |
三井住友カードや三菱UFJカード、プロミスVisaカードは最大で7.0%もの還元が得られるためかなり魅力的です。
JCBカードの一種である JCB CARD Wや楽天カード、ビックカメラSuicaカードなどはもともとの還元率が高くショッピング利用しやすいカードです。
JCB CARD Wは年齢制限があり、18歳から39歳までが対象となっていますので注意しましょう。
また、ビックカメラSuicaカードについては、2年目以降524円(税込)の年会費がかかりますが1年に1度クレジットカード機能を利用すると無料となります。
ポイント付与の条件は対象カードによって異なりますのでクレジットカード会社の公式サイトを確認しましょう。
コンビニ別!お得なおすすめのクレジットカード
コンビニ別でお得なクレジットカードはどれなのでしょうか。
大手コンビニ4社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ)で最もお得な年会費永年無料で申し込みしやすいカードの特徴とおすすめポイントと特徴の違いを紹介します。
(1)「セブンイレブン」でお得なおすすめのクレジットカード
セブンイレブンでお得なカードは三井住友カードです。
還元率 | 0.50~7.0% |
年会費 | 永年無料 |
申込条件(入会資格) | 18歳以上(高校生を除く) |
還元率アップの条件 | スマホのタッチ決済を利用 |
発行スピード | 即日 |
国際ブランド | Visa Mastercard |
利用限度額 | 100万円 |
コンビニ利用時の最大還元率 | 7% |
三井住友カードはスタンダードでカード番号が記載されていないナンバーレスの三井住友カードNLやゴールドカード、プラチナカード、Oliveフレキシブルペイなどのタイプがあります。
ナンバーレスタイプはカード情報が券面に記載されていないのでセキュリティの面でも安全性が高いです。
デジタルタイプの三井住友CLであればスマホで決済できるため気軽に利用できます。
どのカードであってもセブンイレブンやローソンで最大7%のポイント還元を実現している点で評判が高く人気のカードで、家族カードも作れるので便利です。
コンビニ以外でもマクドナルドやすき家・サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップなどでも7%のポイントが得られます。
三井住友カードは1月23日時点でお得な新規入会キャンペーンを実施しています。
スタンダードの三井住友カードNLで最大18,600円分のポイントが得られます。
また、SBI証券口座開設とクレジットカード積立を利用することで最大15,100円相当のVポイントプレゼントのお得な入会特典も獲得できます。
セブンイレブンでの使用に限定するなら、セブンカード・プラスがお得で、クレジットでnanacoにチャージするとボーナスポイントが加算されます。
nanacoはイトーヨーカドーやセブン&アイグループで使用できますので、日常的にこれらの店舗を普段使いしているのであれば、セブンカード・プラスも有力な選択肢です。
ただし、7%獲得できるのはスマホのタッチ決済を行ったときに限られるため、決済端末を利用したID、カードの差し込み、磁気取引は対象外となるのでご注意ください。
(2)「ファミリーマート」でお得なおすすめのクレジットカード
ファミリーマート(ファミマ)でお得なカードは楽天カードです。
還元率 | 1.0~2.0% |
年会費 | 永年無料 |
申込条件 | 18歳以上 |
還元率アップの条件 | 楽天ペイの利用 |
発行スピード | 1週間~10日 |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
利用限度額 | 100万円 |
コンビニ利用時の最大還元率 | 2.0% |
楽天カードは「楽天経済圏」で最大の効果を発揮するするクレジットカードとして高い知名度を持っています。
楽天市場での支払い分はポイントが増え、キャンペーンなどでさらに加算されるためとても便利です。
楽天ポイントは獲得ポイントを楽天証券で活用できるため、投資信託購入用としても利用できます。
発行までの期間が1週間から10日とかなりかかってしまうため、利用を検討している場合は早めに申し込んだ方がよいでしょう。
楽天カードから楽天ペイにチャージしてからファミリーマートで使うと1.50%のポイント還元が得られますので、楽天ペイ対応店舗で使用するのがおすすめです。
ファミリーマートは楽天加盟店ですので、楽天ポイントカードを提示すると200円につき1ポイントのポイント加算があるため、あわせて2%が付与される計算です。
また、ファミリーマートでは楽天ポイントの代わりにdポイントやTカードで得られるTポイント(2024年4月からはVポイント)を付与されますので、二重取りを考えているのであればそちらと連携させてもよいでしょう。
航空機を利用する方であればJALカードもお得です。
ファミリーマートを利用するとマイルが2倍貯まるのでお得です。
初年度無料(次年度以降は税込2,200円)でファミマでのポイント獲得を増やせますが、2週間から3週間ほどかかるので時間に余裕をもって申しこみましょう。
(3)「ローソン」でお得なおすすめのクレジットカード
ローソンでお得なカードはローソン Pontaプラスです。
還元率 | 1.0~6.0% |
年会費 | 永年無料 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
還元率アップの条件 | ローソンで使用する |
発行スピード | 3日営業日以内~1週間 |
国際ブランド | Mastercard |
利用限度額 | 100万円 |
コンビニ利用時の最大還元率 | 6% |
ローソンPontaプラスは、ローソン銀行が発行するクレジットカードで、ローソンなどで使用できるPontaポイントが発行されます。
最大の特徴はローソン使用時の高い還元率で、利用する時間によってポイントアップします。
時間帯 | 0:00~1.50:59 | 16:00~23:59 |
通常時 | 2ポイント | 4ポイント |
毎月10日、20日 | 4ポイント | 8ポイント |
毎月10日、20日に ローソンアプリでエントリー | 6ポイント | 12ポイント |
ポイント付与が多くなる10日や20日にローソンアプリでエントリーすると最大で6%の還元が受けられます。
Apple PayやQUICPayにも対応しているので便利です。
適用条件をしっかり確認して利用しましょう。
(4)「ミニストップ」でお得なおすすめのクレジットカード
ミニストップでお得なカードはイオンカードセレクトです。
還元率 | 1.0~1.50% |
年会費 | 永年無料 |
申込条件 | 18歳(高校生を除く) |
還元率アップの条件 | 電子マネーチャージ(電子マネーWAON) |
発行スピード | 最短即日(ナンバーレスの場合) |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB |
利用限度額 | 発行時に決定 |
コンビニ利用時の最大還元率 | 1.50% |
イオンカードセレクトは、イオン系列の店舗やイオングループの店舗など対象店舗の利用でWAONポイントを貯められるカードです。
ミニストップはイオンカードセレクトの提携店であるため還元率が最大で1.50%となります。
イオン銀行の普通預金金利が年0.10%(税引き後は0.079%)となったり、イオン銀行や提携先金融機関の手数料が無料になったりするといった特典もあります。
イオン系列で使用できる電子マネーWAONにチャージした場合、基本還元率が高まるのもお得な点といえるでしょう。
イオンやミニストップでの買い物の機会が多い方におすすめです。
コンビニでクレジットカードを使うメリット
かつてはほとんどの方が現金で買い物をしていましたが、最近はクレジットカードやコード決済を利用する機会が増えています。
少額であれば現金で買い物をするという方もいらっしゃると思いますが、コンビニでクレジットカード払いをすると5つのメリットがあります。
(1)クレジットカードのポイントが貯まる
1つ目のメリットはクレジットカードのポイント分が貯められることです。
カード会社ごとで付与されるポイント名は異なりますが、どのポイントであってもほとんどの場合、現金の代わりとして利用できます。
三井住友カードであればVポイント、楽天カードなら楽天ポイント、ローソンPontaプラスであればPontaポイント、イオンセレクトカードであればWAONポイントなどが付与され、1ポイント1円として使用できます。
また、対象商品を購入するとポイントアップするキャンペーンなどを利用することでさらにポイントをためやすくなります。
クレジットカードのポイントは汎用性が高く、支払い分に応じて得られるポイントはかなりお得だといえるでしょう。
(2)利用履歴を把握でき無駄遣いを防ぐ
2つ目のメリットはカードの利用分を簡単に把握できることです。
かつては、クレジットカードの利用明細は1カ月ごとに郵送で送られてきました。
しかし、この方法では自分の利用金額を把握しにくく、いつの間にか出費が増えすぎてしまうというリスクがありました。
現在はネット上で簡単に利用履歴など詳細を確認できるため、使いすぎにすぐ気づけることから支出を把握しやすく無駄遣いを抑制でき、安心して利用できます。
また、日々利用する少額決済も記録されるため、使途不明金を減らす効果も期待できるでしょう。
(3)小銭を持たなくてもいい
3つ目のメリットは小銭を持たなくてもよいことです。
買い物の悩みの一つは小銭が増えてしまいがちなことでしたが、カード決済にすれば小銭だす手間が省けます。
そのため、決済方法をスマホに統一することで財布なしで効率よく買い物することも可能となるでしょう。
(4)スマホ決済との併用で支払いがより便利になる
4つ目のメリットはスマホ決済との併用で利便性がアップすることです。
クレジットカードの決済アプリをスマホにダウンロードすると、カードがなくても支払いができるようになります。
ただし、全ての店舗がスマホでのコンタクトレスなクレジット決済に対応しているわけではないため、確実を期すのであればカードも持ち歩いた方がよいでしょう。
(5)付帯サービスが受けられる
5つ目のメリットは付帯サービスが受けられることです。
付帯サービスはクレジット会社によって異なるため最も個性が出るといってもよいでしょう。
追加カードとしてETCカードを作れる付帯サービスやショッピング保険、海外旅行保険(海外旅行傷害保険等)などの付帯保険の利用などが代表例です。
コンビニでの還元率だけでなく、こうした優待も比較することでカードを選びやすくなるでしょう。
コンビニでクレジットカードを使う時の注意点
クレジットカードは非常に便利で、コンビニでも使い勝手が良いのですが、デメリットや注意すべき点もあります。ここでは、2つの注意点を解説します。
(1)クレジットカードの支払いは基本1回払いのみ
1つ目の注意点は支払い方法が基本的に1回のみである点です。
通常、クレジットカードでは分割払いが可能ですがコンビニでの支払いは基本的に1回のみで他の支払い方法に変更できません。
少額の支払いは問題ありませんが、支払いが高額になっても支払方法は一括払いしかできませんので注意しましょう。
(2)振込み用紙などクレジットカード払い未対応もある
振込用紙での支払いについては、原則、現金払いのみです。
携帯料金や電気・水道・ガスなどの公共料金の支払い自体はコンビニでもできますが、クレジットカード払いはできませんので現金を用意しましょう。
コンビニでクレジットカード利用についてよくある質問Q&A
ここからはクレジットカード利用に関するよくある質問にお答えします。
(1)コンビニでクレジットカード支払いができない商品はなんですか?
クレジットカードは以下の支払いに対応していません。
- ✅公共料金や税金
- ✅切手・はがき・印紙
- ✅市域指定のごみ袋(ごみ処理券)
- ✅プリペイドカード
- ✅電子マネーへのチャージ
- ✅各種商品券の購入
ギフトカード(ギフト券)などもほとんどのコンビニでカード払いができません。
公的機関への支払いや金券の購入の場合、クレジットカードを使用できない可能性があると覚えておきましょう。
(2)電話料金などの公共料金の請求書もクレジットカードで支払いできますか?
請求書で支払う場合、クレジットカードでの支払いはできません。
請求書を使用せず、クレジットカード払いやスマートフォンアプリなどで支払う方法を選択している場合はクレジットカードで支払えます。
(3)コンビニで少額な支払いでもクレジットカードでできますか?
できます。
ただし、分割払いやリボ払いはできません。
(4)コンビニでクレジットカードの支払いは暗証番号必要ですか?
基本的に不要です。
ただし、高額決済の場合は暗証番号の入力を求められる場合があります。
まとめ
今回はコンビニで還元率が高くなるカードや主なコンビニでお得に使えるクレジットカードを徹底解説しました。
ポイント還元率や付与条件などはカードによって異なりますので、各カード公式サイトなどでご確認ください。
自分が普段使うコンビニを考慮し、自分にとって最強の価値ある1枚を選びましょう。
カードの選び方や資産形成のための資金管理などお金について悩んだときは、資金繰りのプロであるFPに気軽にご相談ください。
著者
- AFP、宅地建物取引士、DCプランナー、証券外務員一種、二種、内部管理責任者、不動産賃貸経営管理士、住宅ローンアドバイザー、日商簿記2級
☆「幻冬舎ゴールドオンライン」にて記事連載中☆
☆「NewsPicks」にて記事連載中☆
アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。
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