現在の借入をより金利の低いカードローン等に乗り換えることを「カードローンの借り換え」と言います。
借り換えによるメリットは利息の軽減や返済期間の短縮、毎月の返済額の軽減などさまざまです。
しかし中には「借り換えにデメリットはないのだろうか…?」「借り換え先はどのように選べば良いのだろうか…?」と疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。
今回は、カードローンの借り換えとは何か?といった根本的な疑問から、借り換えによるメリットやデメリット、実際に減額できる金額について詳しく解説します。
借り換えに興味がある人、不安や疑問を抱えている人はぜひ参考にしてください。
- 下げられる金利は1日でも早く下げるべき
- 金利を下げれば返済総額が軽減される
- 審査に厳しいが金利が低いのは三菱UFJ銀行バンクイック
- 審査に前向きでおすすめの借り換えカードローンはアイフル
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ローン名 | アイフル | SMBCモビット | フタバ | レディースフタバ | セントラル | フクホー |
限度額 | 1000円~800万円 | 1万円~800万円 | 5万円〜200万円 | 1万円~50万円 | 1万円〜300万円 | 5万円〜200万円 |
利率 | 3.0~18.0% | 3.0~18.0% | 7.30~20.00% | 14.959~17.950% | 4.80~18.00% | 7.30~20.00% |
審査時間 | 最短18分※1 | 10秒簡易審査 | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 |
融資時間 | 最短18分※1 | 最短60分※2 | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 |
担保 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
レベル | 審査||||||
申込 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※2:申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
カードローンの借り換えおすすめランキング
借り換え先のカードローンを選ぶときに最も重要な点は金利の低さです。
ただし、基本的に金利が低いカードローンほど審査が厳しい傾向にあります。
金利の低さと審査の厳しさを天秤にかけて最適なカードローンを選びましょう。
1位:アイフル
融資額 | 1,000円~800万円※1 |
---|---|
借入利率 | 3.0~18.0% |
無利息期間 | 初回利用 最大30日間 |
審査の時間 | 最短18分※2 |
融資までの時間 | 最短18分※2 |
サービス対象 | 消費者金融 銀行カードローン 信販会社カードローン クレジットカードキャッシング ショッピングリボ |
※2:申込の状況によっては希望にそえない場合あり
アイフルは、今すぐお金が欲しいという方に最もおすすめのカードローンです。
銀行の傘下に入っていないので独自の審査が行われていて、スピーディーに融資を受けることが可能です。
また、WEB申込の後に急ぎだと伝えると優先的に審査を進めてもらえることもあります。
2位:SMBCモビット
融資額 | 1~800万円 |
---|---|
借入利率 | 3.0~18.0% |
無利息期間 | ー |
審査の時間 | 10秒簡易審査 |
融資までの時間 | 最短60分※ |
サービス対象 | 消費者金融 信販会社カードローン クレジットカードキャッシング |
SMBCモビットなら24時間365日申し込み可能なので急な出費にも対応できます。
また、1ポイント1円の計算でVポイントを返済に充てることも可能です。
借り入れ・返済ともにコンビニのATMで行えるので、ズボラでも返済が滞りません。
3位:セントラル
融資額 | 1〜300万円 |
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借入利率 | 4.80~18.00% |
無利息期間 | 最大30日間 |
審査の時間 | 最短即日 |
融資までの時間 | 最短即日 |
セントラルは、中小消費者金融の中でも即日融資の対応率が高い会社です。
また、マルチコピー機があるコンビニならどこでも申し込みを行うことができます。
ただし、バレないように電話や郵送をなしにすることはできないので注意が必要です。
4位:フクホー
融資額 | 5〜200万円 |
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借入利率 | 7.30~20.00% |
無利息期間 | ー |
審査の時間 | 最短即日 |
融資までの時間 | 最短即日 |
フクホーは、インターネットから24時間申し込むことができる消費者金融です。
申込時にはセブンイレブンのマルチコピー機で予約番号を入力するだけで契約書類を受け取れます。
融資の限度額は低めなので、高額融資を受けたい方にはおすすめできません。
5位:三菱UFJ銀行バンクイック
融資額 | 10〜500万円 |
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借入利率 | 1.8〜14.6% |
無利息期間 | ー |
審査の時間 | 最短3営業日 |
融資までの時間 | 最短1週間 |
サービス対象 | 消費者金融、銀行カードローン、信販会社カードローン、クレジットカードキャッシング |
三菱UFJ銀行バンクイックは、営業時間外であっても手数料が発生しないので気にせず借りることができます。
また、全国の三菱UFJ銀行やセブン銀行・ローソン銀行のATMを手数料無料で使用できるので安心感があります。
三菱UFJ銀行の口座を持っていなくてもATM利用の借り入れだけであれば可能です。
6位:三井住友銀行カードローン
融資額 | 10〜800万円 |
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借入利率 | 4.0〜14.5% |
無利息期間 | ー |
審査の時間 | 最短翌営業日 |
融資までの時間 | 最短1週間 |
サービス対象 | 消費者金融、銀行カードローン、信販会社カードローン、クレジットカードキャッシング |
三井住友銀行カードローンは、取引の明細が自宅に郵送されることがないので、家族にバレる心配がありません。
また、銀行カードローンということもあって上限金利が低めに設定されています。
サポートの体制も整っているので、不安が多い方には特におすすめのカードローンです。
7位:プロミス
融資額 | 1〜500万円 |
---|---|
借入利率 | 4.5〜17.8% |
無利息期間 | 最大30日間 |
審査の時間 | 最短25分 |
融資までの時間 | 最短25分 |
サービス対象 | 消費者金融、信販会社カードローン、クレジットカードキャッシング |
プロミスは、オリコン顧客満足度ランキングで2年連続1位を獲得したことのある商品です。
借り入れのみならず、契約書周りや返済などもスマホで完結する便利さが評価されています。
また、振込融資は24時間365日利用が可能です。
8位:横浜銀行カードローン
借入限度額 | 10~1,000万円 |
---|---|
借入利率 | 年1.5~14.6% (変動金利) |
無利息期間 | ー |
審査の時間 | 最短翌日 |
融資までの時間 | 最短翌日 |
サービス対象 | 消費者金融、銀行カードローン、信販会社カードローン、クレジットカードキャッシング |
横浜銀行カードローンは、最短翌日までに審査結果を通知してくれる特徴があります。
また、横浜銀行の口座開設をしていなくても申し込みができる珍しい銀行系カードローンです。
ただし、お住い・お勤めの地域が「神奈川県・東京都・群馬県の前橋/高崎/桐生市」のいずれにもあてはまらない方はサービスの対象とならないので注意が必要です。
カードローンの借り換えとは?
カードローンの借り換えとは、現在の借入先から別の借入先に乗り換えることを言います。
たとえば、現在消費者金融Aのカードローンを利用している人が、銀行系カードローンBに乗り換えることをカードローンの借り換えと表します。
カードローンを借り換えることによって、以下のようなメリットが発生します。
- 金利が引き下がる
- クレジットカードのリボ払いも借り換えの対象にできる
カードローンの借り換えを行う1番のメリットは、金利の引き下げです。
金利が下がることによって、利息が減ります。
その結果、総支払い金額を減らすことができたり、毎月の返済金額を抑えられたりする効果があります。
また、現在リボ払いを利用している人の多くは「返しても返してもなかなか減らない…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
リボ払いの仕組みは、返済金額に対する割合が元金より利息のほうが高いケースが多く、なかなか完済が見えません。
そのため、カードローンへ乗り換えることによって、確実に完済を目指せるようになる点がメリットです。
まずは、カードローンの借り換えに関する概要やメリットについて解説します。
カードローンの借り換えをすると金利が下がる可能性が高い
カードローンの借り換えをすると金利が下がる可能性が高いです。
たとえば、消費者金融のカードローンの金利は一般的に、18%前後以下のところが多いです。
一方、銀行系カードローンの場合は、15%前後以下のところが多いため、この時点で金利引き下げ効果が発生しています。
金利とは、貸付金に対して発生する手数料(利息)を計算するための利率です。
たとえば、100万円の借入に対して金利15%(年利)であれば、100万円を1年後に返済する場合は、15万円(15%)の利息が発生します。
わずか3%程度の差であっても、総支払利息で見ると大きな効果に期待ができます。
たとえば、50万円を年率18%および15%で借りていた場合の総支払利息は以下の通りです。
※いずれも3年(36か月)で完済すると仮定
利率 | 毎月の返済額 | 総支払い金額 | 総支払利息 |
---|---|---|---|
年率15% | 17,332円 | 623,952円 | 123,952円 |
年率18% | 18,076円 | 650,736円 | 150,736円 |
上記のように、金利が引き下がることによって毎月の返済額および総支払い金額(利息)が軽減されます。
借入金額がさらに高額である場合や、借入金利をさらに引き下げられる場合は、上記以上の効果に期待ができます。
ろうきんのカードローンは審査に通れば低金利で借り換えできる
ろうきんのカードローンは、消費者金融や銀行と比較しても圧倒的に金利が低く、借入先の選択肢としておすすめです。
ろうきんとは「労働金庫(ろうどうきんこ)」の略称で、営利を目的としない金融機関です。
主な業務は銀行と同様に、預金・融資・為替です。
しかし、営利を目的としない点や「働く仲間で資金を出し合って作る金融機関」という意味合いで銀行とは異なります。
ろうきんは営利を目的としていない金融機関であるため、必要以上に金利を設定していません。
そのため、営利団体である消費者金融や銀行よりも金利が低い点が特徴です。
金融機関 | 上限金利 |
---|---|
消費者金融 | 18%前後以下 |
銀行 | 15%前後以下 |
ろうきん | 6%〜10%前後以下 |
上記の通り、ろうきんのカードローンの場合はとても低金利であるため、借り換え先として有効です。
ただし、ろうきんのカードローンを利用するためには、「お住まいの地域もしくは勤務先の地域のろうきん」しか利用できません。
たとえば、東京都に住んでいるもしくは勤務している人であれば、中央ろうきんでしか申込や借入をできません。
つまり、東京都に住み、勤務している人が北海道ろうきんを利用できないということです。
また、ろうきんからの借入は大きく分けて以下2パターンあり、どちらに該当するかによって金利が異なります。
- 会員組合員
- 生協組合員
- 一般勤労者
会員組合員とは、勤務先の労働組合がろうきんに出資もしくは加入している場合です。
そして、生協組合員はろうきんに出資している生協の組合員の人、もしくは組合員と生活を一にする人です。
組合員や生協組合員の場合はカードローンを利用する際に金利が優遇されるため、借り換えをする際の金利引き下げ効果がさらに大きくなります。
そして、一般勤労者とは上記に該当しない人たちです。
基本的に、ろうきんのある地域で働いている人であれば、一般勤労者としてカードローン等を利用できます。
しかし、金利が会員組合員等よりも高めに設定されているため注意が必要です。
借り換えとおまとめローンの違い
借り換えローンとおまとめローンはそれぞれ異なるローン商品です。
借り換えローンとは、特定の債務のみを金利の低い商品へ借り換えることを指します。
たとえば、消費者金融Aからお金を借りている人が、金利の低いろうきんカードローンへ借り換えることを「借り換え」と言います。
一方、おまとめローンとは複数ある債務をひとつのローン(おまとめローン)にまとめることです。
たとえば、消費者金融A・B・Cの3社からそれぞれ40万円ずつ借入していたとしましょう。
それぞれで40万円ずつ、合計120万円借りていることになるため、金利が高かったり返済管理が面倒だったりなどさまざまなデメリットがあります。
これをひとつにまとめることによって、金利の引き下げ効果や返済管理の効率化といったメリットが発生します。
上記がおまとめローンの特徴です。
おまとめローンはそのままの名前「おまとめローン商品」として消費者金融や銀行等で提供しているため、気になる人は検討されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、おまとめローンで金利が引き下がる主な要因は、利息制限法が関係しています。
利息制限法では、借入金利の上限を以下の通り定めています。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年利20% |
10万円以上100万円未満 | 年利18% |
100万円以上 | 年利15% |
たとえば、消費者金融A・B・Cの合計3社からそれぞれ40万円ずつ借入していた場合、合計120万円の借入に対して年利18%という状態が発生します。
借入金額の割に非常に高金利であるため、おまとめローンを利用することによって金利を15%以下にできます。
クレカのリボ払いはカードローンへ借り換えできる
クレジットカードのショッピング枠をリボ払いで支払っている場合、借り換えによって効率的に完済を目指せるようになります。
そもそも、リボ払いで返済している金額は、利息+元金の金額であり、その大半が利息に充当されています。
そのため、リボ払いを利用している人の多くは「返しても返してもなかなか元金が減らず、完済が見えない」と不安を抱えていることでしょう。
カードローンによって借り換えを行うことによって、借入元金が明確になる上、毎月返済を継続していれば確実に完済を目指せるようになります。
とくに金利の低いカードローンへ借り換えた場合は、同じ返済額でも元金充当額が増えるため早期の完済も可能です。
ただし、リボ払いの金利は15%以下に設定されているところが大半です。
一方、消費者金融等のカードローン金利は18%以下であるため、借入先や契約するカードローンの選択を誤ると、損をしてしまう可能性があるため注意しましょう。
カードローンを借り換えることのメリット・デメリット
カードローンの借り換えによって得られるメリットは、金利の引き下げによる効果です。
主に、毎月の返済金額を軽減できたり、総支払利息・総支払い金額を軽減できるのがメリットです。
一方、デメリットもあるため注意しなければいけません。
カードローン借り換えのデメリットは、改めて審査を行わなければいけない点です。
とくに、銀行カードローン等は、金利が低いものの審査難易度が比較的高めです。
そのため、審査に通過できなければそもそもカードローンの借り換えができません。
次に、カードローンの借り換えによるメリットやデメリットについても詳しく解説します。
借り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
金利を引き下げて返済を楽にできるメリットがある
現在の借入金利よりも低い金利のカードローンへ借り換えることによって、以下のようなメリットが発生します。
- 利息が減らせる
- 返済期間を短縮できる
- 毎月の返済額を減らせる
まず、金利が引き下がることによって利息を減らせます。
利息の計算式は「借入金額×金利÷365(うるう年は366)×借入日数」です。
たとえば、10万円を1か月間(30日)借入していた場合で見てみましょう。
10万円×18%÷365日×30日=1,479円
10万円×15%÷365日×30日=1,232円
上記の通り、10万円を30日間借りた場合、金利18%と金利15%の場合の差は247円です。
しかし、カードローンやリボ払い等を利用している人の多くは、借入から1か月後に10万円全額を返済しません。
大半の人は10万円に対して数千円程度の返済でしょう。
仮に、10万円を借りて30日後に5,000円を返済した場合、年利18%の場合は「1,479円」が利息に充当されるため、残りの「3,521円」が元金に充当されます。
つまり、残債は「10万円−3,521円=96,479円」となります。
一方、金利が15%の場合の利息は1,232円であるため、元金充当額は「3,768円」です。
つまり、残債は「96,232円」となります。
上記のように、返済金額が同じであれば、金利が低ければ低いほど元金充当額が増えるため、完済までのスピードが早まります。
ちなみに、翌月以降は年利18%の場合は「96,479円」に対して18%を掛けます。
一方、15%の場合は「96,232円」に15%を掛けます。
よって、返済が進むにつれて元金の差が開き、結果的に利息の負担額も大幅に軽減されるという仕組みです。
上記が「金利引き下げによって得られる効果」です。
そして、カードローンを借り換えを行うことによって、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
まず、金利が引き下がることによって利息が減ることは、先ほど解説した通りです。
利息が減る分、早期の完済を目指せるというのが先ほど解説した内容です。
しかし、減った利息分を毎月の返済額から軽減するという選択肢があります。
たとえば、金利18%で10万円を1か月間借りた場合の利息は「1,479円」です。
仮に、金利が5%程度まで下げられた場合、利息はわずか「410円」です。
そのため、毎月の返済額を3,000円程度に設定しても無理なく完済を目指せるようになります。
このように、金利が下がることによって利息が減る、減った分、毎月の返済額を軽減する。
という方法も可能であるのが借り換えです。
毎月の返済額を軽減する場合は、最終的には総支払い金額が増加してしまう可能性があるため注意が必要です。
金利と毎月の返済額を把握し、返済シミュレーションをしっかり行った上で、効率の良い返済を目指しましょう。
デメリットは再審査の通過率があまり高くないこと
借り換えローンを利用する場合、金融機関で改めて審査を受けなければいけません。
審査に通過できなければ借入はできないため、当然ながら借り換えもできません。
しかし、借り換えローンの審査率は比較的低く、借入しにくい点がデメリットです。
借り換えローンの審査が厳しいと言われる主な原因は以下の通りです。
- 現時点で借入があるため
- 金利が低いため
まず、借り換えローンの利用を検討している人は、必ず何らかの借入を抱えている人です。
そのため、新たな借入をしようとすると断られてしまう可能性があります。
とくに、金利の低いカードローンで借り換えようとしている場合は要注意です。
一般的なカードローンの場合は、総量規制という法律の規制を受けるためです。
総量規制とは、「年収の1/3以上の貸付を行ってはいけない」というものであるため、他社借入が影響して審査に通らない可能性があります。
たとえば、年収300万円の人であれば100万円までしか借入できません。
現時点で100万円の借り入れがある場合、カードローンの審査には通過できません。
仮に、借入金額が70万円しかないとしても、新たに借入できるのは30万円であるため借り換えは不可能です。
たとえ、借り換えを前提としている場合であっても総量規制に抵触する場合は、金融機関も融資を行うことができません。
そのため、総量規制ギリギリまで借り入れがある人は、総量規制対象外のローン(フリーローンやおまとめローン)を検討してください。
これらのローンも一般的には借り入れ金額が高額になることから、慎重な審査が行われます。
しかし、総量規制の影響は受けないため、他社借入がある人でも審査に通過できる可能性があります。
また、借り換えローンの審査が厳しいと言われるもう一つの理由が、金利の低さです。
金利が低ければ、金融機関の収入(利息)も当然少ないです。
そのため、貸倒リスク(お金が返ってこないリスク)の高い人に対して融資を行い、仮に返済が滞れば、少ない収入すらも損なわれてしまう可能性があります。
そのため、慎重な審査を行い、返済能力の高い人にターゲットを絞って確実に利益をあげる仕組みです。
上記事情を踏まえると、「借り換えローン審査は審査が厳しい」と言えます。
カードローンの借り換え時の審査は甘い?必ず借り換えできる?
カードローンの借り換えは、必ず審査が行われるため「必ず借り換えができる」ということはありません。
また、借り換え審査は比較的「厳しい」ため注意しなければいけません。
まず、カードローンの借り換えはあくまでも「借入(借金)」であるため、金融機関は申込者の返済能力を審査する義務があります。
これは、貸金業法という法律によって定められているため、必ず借り換えできるということはあり得ません。
適切な審査の結果、「返済能力がない」と判断されてしまえばカードローンの借り換えはできません。
また、借り換え時のローン審査は比較的「厳しめ」である点に注意してください。
なぜなら、借り換えローンを検討している人は、他社に借り入れがある状態であるためです。
たとえば、年収300万円のAさんとBさんがいたとしましょう。
Aさんは現在借入が一切なく、収入のすべてを生活費として利用できます。
一方のBさんは、50万円の借り入れがあり、毎月1万円ずつ返済していたとしましょう。
AさんとBさんを比較した場合、単純な収支のみで判断をするとAさんのほうが返済能力が高いと判断されます。
つまり、Bさんのように他社借り入れがあると、他社借り入れがない人や少ない人と比較すると返済能力が低いと判断されてしまうのです。
上記のことから、他社借り入れがある人を対象としている借り換えは、比較的審査に通りにくいため注意が必要です。
カードローンを借り換えた場合の返済額シミュレーション
カードローンの借り換えを行った場合、実際にいくらくらいの減額効果に期待ができるのか?について、シミュレーションを元に解説します。
現在の借入額のなかで最も近い金額のシミュレーションを参考にしてください。
カードローンでは一般的に元利均等返済(元金+利息の合計額が一定)であるため、これから紹介するシミュレーションはすべて元利均等返済です。
借り換え額が100万円の場合
現在、1社から100万円の借り入れがあると仮定すると、上限金利は15%です。
そのため、現在金利15%で残債100万円があると仮定しましょう。
そして、借り換えによって10%もしくは5%まで金利を引き下げられる場合、減額できる金額の効果は以下のとおりです。
金利15%の場合
返済金額 | 3万円 | 4万円 | 5万円 |
返済期間 | 3年8か月(44回) | 2年7か月(31回) | 2年(24回) |
総利息 | 301,674円 | 206,514円 | 157,936円 |
上記の通り、100万円を15%で借り入れしていて毎月3万円ずつ返済していた場合の利息は約30万円です。
多少無理をして5万円ずつ返済した場合は、16万円弱の利息で済むため、3万円ずつの返済と比較して約半額です。
では、借り換えによって金利が10%まで引き下げられた場合の利息は、どうなるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
金利10%の場合
返済金額 | 3万円 | 4万円 | 5万円 |
返済期間 | 3年4か月(40回) | 2年5か月(29回) | 1年10か月(22回) |
総利息 | 176,396円 | 126,022円 | 98,476円 |
金利15%との差(減額金額) | 125,278円 | 80,429円 | 59,460円 |
カードローンの借り換えによって、金利を15%から10%へ下げられた場合、上記のような効果があります。
毎月の返済額が3万円の場合で比較すると、約12.5万円も利息が減ります。
仮に、金利15%で100万円を借りていて、毎月4万円支払っていた人が借り換えを機に返済額を3万円に減らしても、総利息で約3万円も軽減できます。
つまり、毎月の返済金額が減る上に利息金額も減額できるということです。
次に、金利を5%程度まで引き下げられた場合もみてみましょう。
さらに大きな減額効果に期待が持てます。
金利5%の場合
返済金額 | 3万円 | 4万円 | 5万円 |
返済期間 | 3年(36回) | 2年3か月(27回) | 1年9か月 |
総利息 | 78,851円 | 58,214円 | 46,303円 |
金利15%との差(減額金額) | 222,823 | 148,300円 | 111,633円 |
仮に、借り換えによって金利を5%まで引き下げられた場合は、相当大きな減額効果があります。
15%で返済金額を3万円の場合で比較すると、約22万円も減額されます。
これまで5万円の返済をしていた人が、借り換えをきっかけに3万円の返済に減額しても約8万円も減額できる計算です。
つまり、家計収支が大幅に改善される上に、総支払金額も抑えられるということです。
借り換え額が200万円の場合
現在の借入金額が200万円の場合も、上限金利は15%です。
そのため、100万円のシミュレーション同様に15%・10%・5%で借り換えをした場合を想定します。
ただし、借入金額が200万円となると返済金額も高額になります。
一般的なカードローンの場合は、借入金額の2%〜3%程度で設定されているため、同等の最低弁済額を想定してシミュレーションします。
金利15%の場合
返済金額 | 4万円 | 5万円 | 6万円 |
返済期間 | 6年7か月(79回) | 4年8か月(56回) | 3年8か月(44回) |
総利息 | 1,158,176円 | 789,895円 | 603,380円 |
上記の通り、金利15%で200万円の借り入れがあると利息の負担がとても重たいです。
とくに、毎月4万円程度しか返済できていないと、完済までに6年7か月もの歳月がかかる上に、利息も100万円を超えてきます。
そのため、早期に借り換えを検討したほうが良いでしょう。
次に、200万円を金利10%のカードローンへ借り換えた場合をみてみましょう。
金利10%の場合
返済金額 | 4万円 | 5万円 | 6万円 |
返済期間 | 5年5か月(65回) | 4年1か月(49回) | 3年4か月(40回) |
総利息 | 597,918円 | 442,908円 | 352,811円 |
金利15%との差(減額金額) | 560,258円 | 346,987円 | 250,580円 |
上記の通り、わずか5%程度でも金利が下がれば減額効果はとても大きいです。
仮に、毎月4万円程度しか返済できなかったとしても、完済までの期間が1年以上短縮されます。
さらに、利息も50万円以上減額されるため、その効果はとても大きいでしょう。
次に、5%程度まで金利を引き下げられた場合についてみてみましょう。
金利5%の場合
返済金額 | 4万円 | 5万円 | 6万円 |
返済期間 | 4年9か月(57回) | 3年8か月(44回) | 3年(36回) |
総利息 | 247,351円 | 192,406円 | 157,726円 |
金利15%との差(減額金額) | 910,825円 | 597,489円 | 445,654円 |
金利が5%程度になると、毎月の返済額が同じでも大幅な利息の減額および返済期間の短縮効果に期待が持てます。
仮に毎月4万円ずつ返済していた場合であっても、15%の場合と比較して90万円以上もの差があります。
もちろん、選択肢として返済金額の軽減を検討しても良いでしょう。
いずれにしても、借り換えによる減額の効果はとても大きいです。
借り換え額が300万円の場合
借り換えの対象額が300万円の場合も上限金利は15%です。
そのため、同様に15%・10%・5%の場合でシミュレーションします。
なお、返済金額は借入金額の2%〜3%に設定します。
金利15%の場合
返済金額 | 6万円 | 7万円 | 9万円 |
返済期間 | 6年7か月(79回) | 5年2か月(62回) | 3年8か月(43回) |
総利息 | 1,737,295円 | 1,323,461円 | 905,083円 |
上記の通り、300万円を金利15%で借り入れしていた場合、利息はとても高額です。
とくに、毎月6万円程度しか返済できていない場合は、利息のみで約173万円も発生します。
多少無理をして9万円を返済したとしても90万円です。
少しでも早期の完済を目指し、利息負担を軽減するためにも、借り換えによる金利引き下げを検討したほうが良いでしょう。
次に、借り換えによって金利を10%まで引き下げられた場合を見てみましょう。
金利10%の場合
返済金額 | 6万円 | 7万円 | 9万円 |
返済期間 | 5年5か月(65回) | 4年6か月(44回) | 3年4か月(40回) |
総利息 | 896,893円 | 726,859円 | 529,228円 |
金利15%との差(減額金額) | 840,402円 | 596,602円 | 375,855円 |
金利が10%まで引き下げられれば、利息額は100万円を切ります。
とはいえ、「まだ利息が高い」と感じている人も多いのではないでしょうか。
次に、金利を5%程度まで引き下げられた場合をみてみましょう。
金利5%の場合
返済金額 | 6万円 | 7万円 | 9万円 |
返済期間 | 4年9か月(57回) | 4年(48回) | 3年(36回) |
総利息 | 371,044円 | 311,620円 | 236,596円 |
金利15%との差(減額金額) | 1,366,251円 | 1,011,841円 | 668,487円 |
金利が5%程度になるとようやく、無理なく完済を目指せる程度にまでなります。
また、利息金額も大幅に減額されています。とくに、毎月の返済額6万円で見るとその差は約136万円です。
「借り換えをして金利を引き下げる」たったこれだけのことで、100万円以上の効果を得られるということです。
悩んでいるのであれば、すぐにでも借り換えを行ったほうが良いでしょう。
借り換え先のカードローンの選び方
借り換え先のカードローンを選ぶ際、もっとも大切なのは「金利をどの程度下げられるか?」です。
先ほど紹介したシミュレーションを見てもわかるように、金利が下がれば下がるほど、借り換えによる効果は大きいです。
そのため、もっとも大切なのは金利です。
次に大切なのは、借り入れ極度額です。
借り換えの対象となる金額を借入できなければ、そもそも借り換えが成立しません。
そのため、借り換えをしたい金額を借入できるか?という点も考慮した上で選ぶと良いでしょう。
どれくらい金利が下がるか
借り換え先のカードローンを選ぶ際は、金利がどの程度まで下がるのか?を基準に選ぶと良いでしょう。
たとえば、金融機関であっても消費者金融→銀行→ろうきんの順番で金利が低いです。
そのため、借り入れが可能なのであれば、もっとも金利が低いろうきんのカードローンを選択すると良いでしょう。
極度額が大きいカードローンを選ぶ
借り換えを行う場合、一般的に見ると借入金額は高額になりがちです。
多くのケースで数百万円程度となるため、借入極度額が可能な限り大きいカードローンを選ぶようにしたほうが良いでしょう。
たとえば、借り換えの対象となっている残債が300万円あるにも関わらず、限度額が100万円のカードローンを選んでしまうと意味がありません。
そのため、300万円を借り換えるのであれば、300万円以上の極度額が可能なカードローンを選択しましょう。
特別な金利引き下げ条件がないかを確認する
借換先のカードローンを選ぶ際は、「特別な金利引き下げ条件」についても確認しておきましょう。
たとえば、ネット銀行で口座を開設している人であれば、同銀行のカードローンで金利を優遇される場合があります。
他にも、ろうきんであればろうきん会員なのか一般勤労会員なのかによって金利は変わります。
一般的に見て、金融機関と繋がりがある人(顧客等)であれば、金利優遇されるケースが多いです。
そのため、HP等ですぐに表示されている金利のみならず、普段使っている金融機関で金利優遇はないか?などもしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。
まとめ
今回は、カードローンの借り換えについて解説しました。
借り換えは、現在の借入をより金利の低いカードローン等へ借り換えることを言い、利息の負担軽減や返済期間の短縮などさまざまなメリットがあります。
とくに、借入金額が大きくて金利が高い人は、借り換えによる経済的効果はとても大きいためおすすめです。
借り換えを検討されているのであれば、本記事で解説した内容を踏まえ、自分に合った借り換え先を検討されてみてはいかがでしょうか。
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