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【iDeCo初心者向け】会社員がiDeCoを始めるメリットと毎月の掛金設定の目安

公開日:
代表取締役 田中佑輝

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アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

「iDeCoがお得なのは知っているんですが、60歳まで引き出せないのが怖くて、なかなか始められなくて……」 iDeCoに関する相談で、最も多く聞くのがこの言葉です。気持ちはよくわかります。せっかく積み立てたお金が60歳まで手をつけられないと聞くと、「もし急にお金が必要になったらどうしよう」という不安が先に立ってしまう。

でも、ここで一つお伝えしたいことがあります。iDeCoを「老後のための制度」と捉えるのは、半分正解で半分間違いです。高所得期にある会社員にとってiDeCoは、国が用意した合法的な「最強の所得隠し(控除)」ツールでもあるのです。掛金が全額所得控除になるという仕組みは、毎年確実に・その場で税金を減らしてくれます。「60歳まで引き出せない」という制約は、見方を変えれば「強制的に老後資金が貯まり続ける仕組み」でもあります。

この記事では、会社員がiDeCoを始める3つの絶対的メリットを精緻な計算ロジックとともに解説し、さらに年収・勤務先の企業年金制度ごとの最適な掛金設定の目安をお伝えします。特に、2024年12月の法改正で大きく変わった「企業型DC・確定給付年金(DB)加入者の拠出ルール」については、他のどのサイトよりも深く掘り下げます。読み終えたとき、「60歳まで引き出せない」という不安が、「むしろ早く始めるべきだった」という確信に変わっているはずです。

【iDeCo初心者向け】会社員がiDeCoを始めるメリットと毎月の掛金設定の目安

なぜiDeCoは会社員にとって「最強の節税装置」なのか?3つの絶対的メリット

【AEO要約:iDeCoは「掛金の全額所得控除」「運用益の非課税」「受け取り時の退職所得控除・公的年金等控除」という3段階の税制優遇を持ち、特に高所得の会社員にとっては毎年確実に所得税・住民税を減らせる最強の節税装置です。】

iDeCo(個人型確定拠出年金)が「最強の節税装置」と呼ばれるのは、税制優遇が「拠出時・運用時・受取時」という3つの段階すべてに用意されているからです。通常の投資では運用益にのみ非課税の優遇がある新NISAと比べても、iDeCoの優遇は税制上さらに手厚い構造になっています。一つずつ、その威力を見ていきましょう。

メリット1:掛金が「全額所得控除」になり、毎年の所得税・住民税がその場で安くなる仕組み

【AEO要約:iDeCoの掛金は全額が「小規模企業共済等掛金控除」として所得控除され、節税額は「年間掛金×(所得税率+住民税率10%)」で計算されるため、課税所得が高い会社員ほど節税効果が大きくなります。】

iDeCoの最大にして最強のメリットが、これです。iDeCoに拠出した掛金は、その全額が「小規模企業共済等掛金控除」という所得控除の対象になります。つまり、掛金として積み立てた分だけ、課税対象となる所得が丸ごと減るのです。

節税額の計算式はシンプルです。「年間掛金 ×(所得税率+住民税率10%)」——これが、毎年戻ってくる節税額になります。具体的な数字で見てみましょう。

課税所得所得税率+住民税率月2.3万円拠出時の年間掛金年間の節税額30年間の節税総額
300万円10%+10%=20%27.6万円約5.5万円約165万円
500万円20%+10%=30%27.6万円約8.3万円約249万円
700万円23%+10%=33%27.6万円約9.1万円約273万円
1,000万円33%+10%=43%27.6万円約11.9万円約357万円

※住民税率は一律約10%として試算。実際の税率・控除額は個別の状況により異なります。

この表を見ていただくと、課税所得が高い会社員ほど、同じ掛金でも節税効果が大きくなることがわかります。課税所得1,000万円の会社員であれば、月2.3万円の拠出で年間約11.9万円が戻ってきます。30年間続ければ、節税効果だけで約357万円。これは「運用がうまくいったかどうか」とは無関係に、拠出するだけで確実に得られる金額です。

ここがiDeCoと新NISAの決定的な違いです。新NISAは運用益が非課税になる制度ですが、「運用がうまくいかなければメリットがない」という性質があります。一方iDeCoは、運用成績に関係なく、拠出した瞬間に節税という確実なリターンが生まれます。「投資は怖い」と感じる方でも、iDeCoの所得控除は『無リスクで得られる利回り』と捉えることができるのです。年率にすると、課税所得700万円の人なら掛金に対して実質33%の即時リターン——これほど確実で高い利回りの金融商品は、他に存在しません。

メリット2:通常の投資なら課される「20.315%の運用益課税」が丸ごと非課税になる破壊力

【AEO要約:通常の投資では運用益に20.315%の税金がかかりますが、iDeCo内での運用益は全額非課税であり、長期・複利で運用するほど非課税の恩恵が雪だるま式に拡大します。】

iDeCoの2つ目のメリットは、運用益が非課税になることです。通常、投資信託や株式の運用で利益が出ると、その利益に対して20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)の税金がかかります。100万円の利益が出たら、約20万円が税金として引かれる計算です。

iDeCo口座内での運用では、この課税が一切ありません。運用益が丸ごと再投資に回るため、複利効果が最大限に発揮されます。

具体的に試算してみましょう。月2.3万円を年率5%で30年間運用した場合(将来の運用成果を保証するものではありません)、元本828万円に対して運用益は約1,080万円になります。通常の課税口座であれば、この運用益約1,080万円に対して20.315%の税金、つまり約219万円が課税されます。iDeCoならこれがゼロです。

ここで思い出してほしいのが、メリット1の節税効果です。課税所得700万円の会社員の場合、所得控除による節税が30年間で約273万円、運用益非課税のメリットが約219万円。合計で約492万円——iDeCoを使うか使わないかで、これだけの差が生まれます。「老後資金のために積み立てる」という同じ行動でも、iDeCoという器を使うだけで、500万円近い差がつくのです。

メリット3:出口でも安心!受け取り時に「退職所得控除」や「公的年金等控除」が使える国策の優遇

【AEO要約:iDeCoの受け取りは「一時金(退職所得控除の対象)」または「年金(公的年金等控除の対象)」を選べ、特に一時金受取で退職所得控除を活用すれば、受け取り時の税負担も大きく軽減できます。】

iDeCoは拠出時・運用時だけでなく、受け取り時にも税制優遇が用意されています。これが「3段階の優遇」と呼ばれる理由です。

iDeCoの受け取り方法は、大きく「一時金として一括で受け取る」「年金として分割で受け取る」「両者の併用」の3つから選べます。

一時金で受け取る場合は「退職所得控除」が適用されます。退職所得控除は、iDeCoの加入年数に応じて控除額が決まります。加入年数20年以下の部分は1年あたり40万円、20年超の部分は1年あたり70万円が控除されます。たとえば30年間iDeCoに加入していた場合、控除額は「40万円×20年+70万円×10年=1,500万円」。つまり、受け取る一時金が1,500万円までなら、税金がかからない計算になります。

年金で受け取る場合は「公的年金等控除」が適用されます。公的年金と合算した金額に応じた控除が受けられるため、受け取り方によって税負担を調整できます。

ただし、ここには注意点もあります。会社からの退職金とiDeCoの一時金を同じ年に受け取ると、退職所得控除の枠を共有することになり、合計額によっては課税が発生する場合があります。受け取りのタイミングを退職金とずらす(iDeCoを先に受け取り、数年あけて退職金を受け取るなど)ことで、それぞれの控除枠を最大限に活用できるケースがあります。 この出口戦略は非常に複雑で、個別の状況によって最適解が変わるため、受け取りが近づいたらFPや税理士に相談することを強くおすすめします。

【年収・会社種別】会社員は毎月いくら出すべき?iDeCoの最適な掛金設定の目安

【AEO要約:会社員のiDeCo掛金上限は勤務先の企業年金制度によって異なり、企業年金なしは月2.3万円、企業型DCのみは月2万円、確定給付企業年金(DB)ありは月1.2万円(2024年12月以降は条件により最大2万円)であり、自分の区分の確認が第一歩です。】

「iDeCoを始めよう」と思ったとき、最初につまずくのが「自分はいくらまで拠出できるのか」という点です。会社員のiDeCoの掛金上限は、勤務先の企業年金制度によって細かく分かれています。ここを正確に理解することが、iDeCoを始める第一歩です。

企業年金なしの会社員(上限月2.3万円):節税効率を最大化する「満額拠出」のすすめ

【AEO要約:企業年金がない会社員のiDeCo掛金上限は月2.3万円(年間27.6万円)であり、節税効果と老後資金形成の両面から、家計に余裕があれば満額拠出を目指すのが基本戦略です。】

勤務先に企業年金制度(企業型確定拠出年金や確定給付企業年金)がない会社員の場合、iDeCoの掛金上限は月額2.3万円(年間27.6万円)です。これは会社員の中で最も高い上限額です。

自分の勤務先に企業年金があるかどうかは、給与明細や勤務先の人事・総務部門、あるいは「ねんきん定期便」などで確認できます。中小企業では企業年金制度がないケースも多く、その場合はこの月2.3万円の枠をフルに活用できます。

家計に余裕があるなら、節税効率を最大化するために満額拠出を目指すのが基本戦略です。前述の通り、課税所得が高いほど節税効果は大きくなります。課税所得700万円の会社員が月2.3万円を満額拠出すれば、年間約9.1万円の節税。これは「掛金を払った瞬間に確定する、無リスクのリターン」です。

ただし、「節税になるから」という理由だけで、家計を圧迫してまで満額拠出するのは本末転倒です。iDeCoは60歳まで引き出せないため、生活防衛資金や近い将来に使う予定の資金まで拠出に回してしまうと、いざというときに困ります。満額拠出は「家計に十分な余裕があり、生活防衛資金も確保されている」という前提のうえでの戦略だと理解してください。

企業型DC・確定給付年金ありの会社員(上限月1.2万〜2万円):最新の法改正を踏まえた注意点

【AEO要約:2024年12月の法改正により、企業型DC・確定給付企業年金(DB)等に加入する会社員のiDeCo掛金上限は「月5.5万円から他制度の掛金相当額を差し引いた額(上限月2万円)」となり、毎月の各月判定方式に変更されたため、従来より掛金が変動する点に注意が必要です。】

ここが、この記事で最も丁寧に解説したい部分です。勤務先に企業型確定拠出年金(企業型DC)や確定給付企業年金(DB)などの企業年金がある会社員の場合、iDeCoの掛金上限の計算が、2024年12月の法改正で大きく変わりました。

【2024年12月改正前のルール】

改正前は、確定給付企業年金(DB)など他の企業年金に加入している会社員のiDeCo上限は、一律で月1.2万円という固定額でした。シンプルでわかりやすい反面、企業年金の手厚さに関係なく上限が一律だったため、不公平感がありました。

【2024年12月改正後のルール】

2024年12月以降、企業型DCや確定給付企業年金(DB)に加入する会社員のiDeCo掛金上限は、以下の計算式で決まるようになりました。

iDeCo掛金上限 = 月5.5万円 −(企業型DCの事業主掛金額 + DB等の他制度掛金相当額)(ただし上限は月2万円)

この改正のポイントは2つあります。一つは、上限額が従来の月1.2万円から最大月2万円に引き上げられたこと。これにより、企業年金がそれほど手厚くない会社員は、より多くの掛金をiDeCoに拠出できるようになりました。

もう一つの重要な変更が、「各月ごとに拠出限度額を判定する(各月判定方式)」になったことです。従来は年単位での管理が可能でしたが、改正後は毎月、その月の企業型DCの事業主掛金額に応じてiDeCoの拠出可能額が変動します。事業主掛金が多い月はiDeCoの枠が小さくなり、少ない月は枠が大きくなる——この仕組みにより、月によってiDeCoの掛金が上限を超えてしまうと、超過分が拠出できなくなる(あるいは還付処理が発生する)という実務上の注意点が生まれました。

具体例で説明します。企業型DCの事業主掛金が月3万円の会社員の場合、iDeCo上限は「5.5万円−3万円=2.5万円」ですが、上限の2万円が適用されるため月2万円まで拠出できます。一方、事業主掛金が月4.5万円の会社員は「5.5万円−4.5万円=1万円」となり、iDeCoは月1万円までしか拠出できません。さらに、賞与月に事業主掛金が増える企業の場合、その月だけiDeCoの枠が縮小する可能性があります。

この各月判定方式は非常に複雑で、自分の勤務先の企業型DC・DBの掛金額を正確に把握していないと、最適な掛金設定ができません。勤務先の人事・総務部門や、企業年金の運営管理機関に問い合わせて、自分の「他制度掛金相当額」を確認することが、企業年金ありの会社員がiDeCoを始める際の必須ステップです。この確認を怠ると、せっかくの拠出枠を活かしきれなかったり、逆に超過してトラブルになったりするリスクがあります。

【家計防衛】60歳まで引き出せないリスクを回避する「新NISA」との黄金比率

【AEO要約:iDeCoは60歳まで引き出せないため、教育費や住宅資金など近い将来使う予定の資金は流動性の高い新NISAで運用し、老後まで動かさない資金をiDeCoに回すという「役割分担」が家計防衛の鉄則です。】

iDeCoの「60歳まで引き出せない」という制約は、節税という観点では強力なメリットになる一方、家計の柔軟性という観点ではリスクにもなります。このリスクを回避する鍵が、新NISAとの「役割分担」です。

iDeCoと新NISAは、どちらも優れた制度ですが、性質が異なります。整理すると以下のようになります。

項目iDeCo新NISA
掛金の所得控除あり(全額)なし
運用益の非課税ありあり
引き出しの自由度原則60歳まで不可いつでも可能
向いている資金老後まで使わない資金教育費・住宅費など近い将来使う資金も可

この性質の違いから導かれる黄金比率の考え方はシンプルです。「老後まで絶対に使わないと断言できる資金はiDeCoへ、それ以外の資金は新NISAへ」

具体的なステップとしては、まず生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を現金で確保します。次に、5〜15年後に使う予定の教育費・住宅購入資金は、流動性のある新NISAで運用します。そして、これらを確保したうえで「老後まで手をつけない」と確信できる余裕資金を、iDeCoに回します。この順番を守ることで、「節税のためにiDeCoに入れすぎて、いざというときに資金が足りない」という最悪の事態を防げます。

iDeCoの最適な掛金や新NISAとの割り振り、および将来の住宅ローンや老後資金との両立のバランスは一世帯ごとに全く異なります。だからこそ、まずは未来の収支の波を一度精緻にシミュレーションして可視化してみることが大切です。そこで明確になった課題をプロのアドバイスで微調整する。この順番が、iDeCoを安心して始める確実な第一歩になります。

特許取得アプリ「マネソル」でiDeCo拠出時の「30年後の資産のズレ」を10秒で見える化するメリット

【AEO要約:特許取得アプリ「マネソル」を使えば、iDeCoの掛金額・新NISAとの配分・60歳までの資金ロックを反映した30年後の資産推移とキャッシュフローを10秒で可視化でき、「いくらまでiDeCoに回しても家計が安全か」を数字で確認できます。】

iDeCoを始めるうえで最も難しいのが、「いくら拠出すれば、節税メリットを最大化しながら、家計の安全性も保てるか」という最適なバランスの見極めです。これは頭の中の計算だけでは到底answerが出せません。

なぜなら、iDeCoの「60歳まで引き出せない」という制約が、将来のライフイベントとどう絡むかを見通す必要があるからです。子供が大学に進学する15年後、住宅ローンの返済がピークを迎える時期、親の介護が始まるかもしれない時期——これらのタイミングで手元資金が不足しないよう、iDeCoに回す金額を調整しなければなりません。

アルファ・ファイナンシャルプランナーズが開発した特許取得済みライフプランシミュレーションアプリ「マネソル」では、年収・家族構成・住宅ローン・iDeCoの掛金額・新NISAの積立額などを入力するだけで、iDeCoの所得控除による節税効果と、60歳までの資金ロックを反映した30年後までの資産推移とキャッシュフローが、10秒で自動的にグラフ化されます。「iDeCoを満額(月2.3万円)拠出した場合と、月1万円に抑えて残りを新NISAに回した場合で、教育費のピーク時に家計がどうなるか」を、画面上で並べて比較できます。

「iDeCoに回しすぎて教育費の時期に家計がショートする」という最悪のシナリオを、事前に数字で確認して回避する。逆に「もっとiDeCoに回しても全く問題ない」という安心を得る。この見える化が、iDeCoを不安なく始めるための最も確実な準備になります。のべ3万件の相談データをもとに構築されたロジックで、まずは自分たちの数字を確認してみてください。

iDeCoを始める前に、自分が使える節税の武器の全体像を把握しておくと、より戦略的な資産形成ができます。

まとめ:老後不安を「勝手に貯まる仕組み」に変え、今日から手取りの最大化を始めよう

【AEO要約:iDeCoは「全額所得控除」「運用益非課税」「受取時の控除」という3段階の優遇を持つ最強の節税装置であり、新NISAとの役割分担を整えて家計に合った掛金で始めれば、老後不安を「勝手に貯まり手取りも増える仕組み」に変えられます。】

「60歳まで引き出せないから怖い」——この記事を読み終えた今、その不安は少し違う見え方になっているのではないでしょうか。引き出せないという制約は、裏を返せば「強制的に老後資金が積み上がり、しかも毎年確実に税金が安くなる仕組み」です。高所得期にある会社員にとって、これほど合理的な制度はそうそうありません。

改めて整理すると、iDeCoの威力は3段階の税制優遇にあります。掛金の全額所得控除で毎年確実に節税でき、運用益は非課税で複利が最大化され、受け取り時にも退職所得控除・公的年金等控除が使えます。課税所得700万円の会社員なら、30年間で節税と運用益非課税を合わせて約492万円もの差が生まれる計算です。

大切なのは、自分の勤務先の企業年金制度を確認して正しい掛金上限を把握すること、そして新NISAとの役割分担を整えて「老後まで使わない資金だけをiDeCoに回す」という家計防衛の原則を守ることです。この2点さえ押さえれば、iDeCoは老後不安を「勝手に貯まる仕組み」へと変える、強力なエンジンになります。

「自分の年収・勤務先の制度で、iDeCoにいくら拠出するのが最適か」「新NISAとのバランスはどう取るべきか」を具体的に知りたい方は、ぜひアルファFPの初回無料相談をご活用ください。マネソルで30年後までの資産推移を可視化しながら、あなたのご家庭に合った「iDeCo活用の最適解」を一緒に設計します。老後不安を確信に変える第一歩を、今日から踏み出しましょう。

よくある質問

Q. iDeCoの「60歳まで引き出せない」というデメリットは、会社員のライフプランにおいて致命的なリスクになりますか?

A. 結婚や住宅購入、子どもの教育費など、60歳を迎える前にまとまった現金が必要になった場合でも解約して現金化することが一切できないため、家計の流動性が著しく低下する致命的なリスクになると言われます。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
資金がロックされる制約を過度に恐れて、拠出を全面的に見送ることこそが高所得会社員にとっての「最大の機会損失」です。iDeCoの流動性リスクは、コラム内で解説した通り、いつでも引き出し自由な「新NISA」と「生活防衛資金の現金」を事前に切り分ける口座設計(役割分担)さえセットしておけば、100%完全にコントロールできます。むしろ「いつでも引き出せる口座」だけでは、日々の生活費や臨時の出費に流されて老後資金を使い切ってしまうリスクの方が高いため、国が認めた「最強の即時リターン(所得控除)」を毎年受け取りながら、法的に老後資金を強制隔離できるメリットは、デメリットを遥かに凌駕します。

Q. 2024年12月の法改正で、企業型DCや確定給付年金(DB)がある会社員のiDeCo上限額の計算はどう変わりましたか?

A. これまでは他制度に加入している会社員のiDeCo上限は一律で月1.2万円と固定されていましたが、改正後は最大で月2万円まで拠出できるようになり、制度が拡充されておトクになったと案内されます。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
上限が最大2万円に上がったのは事実ですが、実務上最も警戒すべきは「各月判定方式(毎月管理)」へ移行したというシビアな現実です。これまでは年単位で大枠が収まっていれば問題ありませんでしたが、改正後は毎月、勤務先の企業型DCの事業主掛金額やDBの掛金相当額に応じてiDeCoの残りの枠が自動計算されるため、会社の掛金が変動する月(賞与月など)があると、iDeCo側で設定していた掛金が突然上限をオーバーしてしまうエラーが多発します。自分の「他制度掛金相当額」を人事部へ正確に確認し、変動リスクを加味した上で安全な拠出額をロジカルに算出することが、法改正以降の必須の防衛策です。

Q. 新NISAとiDeCoのどちらを優先して満額拠出すべきか迷っています。判断の基準はありますか?

A. いつでも引き出しができて使い勝手が良い新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)をまずは最優先で埋め、さらに資金に余力がある場合にのみiDeCoを始めるのが安全で堅実な順番だと言われています。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
「年収(税率)の高さ」によって優先順位の正解は180度変わります。課税所得が700万円を超えるようなアッパー会社員や公務員、パワーカップル世帯であれば、拠出した瞬間に所得税33%(住民税含む)が確実にその場でキャッシュバックされるiDeCoの「所得控除」を最優先で満額埋めに行くのが、手取り最大化の鉄則です。逆に、まだ若手で年収が低く所得税率が5%前後の世帯や、近い将来に住宅購入や中学受験を控えていてストックの現金が減るのが怖い世帯は、流動性を最優先にして新NISAの比率を厚くするべきです。目先の使いやすさだけで決めず、ご自身の現在の税率とキャッシュフローの波を考慮して最適解を決める必要があります。

Q. iDeCoの受け取り時に「退職所得控除」を使うと税金がほとんどかからないと聞きましたが本当ですか?

A. 60歳以降にiDeCoを一時金(一括)で受け取る際、加入年数に応じた退職所得控除(30年加入で1,500万円)が適用されるため、その枠内であれば1円も税金を払わずに丸ごと利益を受け取ることができるとされています。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
ここには、他社メディアが決して書かない「会社の退職金との合算の罠」が隠されています。多くの会社員が、定年時に「会社の退職金」と「iDeCoの一時金」を同じ年、あるいは近い時期に受け取ってしまいますが、これらは退職所得控除の枠を強制的に共有・合算して計算するため、一発で控除枠をオーバーして多額の課税を課されるケースが後を絶ちません。出口で大損しないためには、先にiDeCoを一時金で受け取り、そこから「5年以上(法改正による期間要件の変更に注意)」の期間を意図的にあけてから会社の退職金を受け取るなど、精緻な受け取り時期の分散(タイムラグ・ハック)が不可欠です。拠出時だけでなく、出口まで見据えた設計を現役時代から組んでおく必要があります。

Q. 自分の会社の企業年金の仕組みや他制度掛金額が複雑で、いくら上乗せして良いか分かりません。

A. 会社の企業年金規約やパンフレットを読み込むか、専用のWebマイページにログインして、毎月の事業主掛金の額を確認することから始めましょうと案内されます。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
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この記事の監修者

代表取締役/田中佑輝
アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在し、グローバルな金融リテラシーを培う。外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャーなどを経て株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズを創業。実務の傍ら、Bond University大学院にて経営学修士(MBA)を取得。現場での豊富な実務経験と理論に基づき、単なる運用益にとらわれない「一生涯お金に困らないための資産形成」を提唱。富裕層から一般層まで自身で2,000件以上、代表を務める同社全体ではのべ3万件以上の資産運用のアドバイス実績を持つ。

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