一人暮らしの生活費はいくら?手取り別の理想の内訳とシミュレーション
家計
2026.10.29 Thu

一人暮らしを始めたいけれど、毎月いくらかかるのかわからない。いまの生活費は、多いのか、少ないのか。気になっていませんか。
結論から言うと、一人暮らしの生活費は、総務省の家計調査(2025年)で月平均約17.3万円です。ただ、これは全年齢の平均です。手取りによって、無理のない内訳は変わります。
この記事では、一人暮らしの生活費の平均と、手取り別の理想の内訳、手取り20万円のシミュレーションをまとめました。
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【この記事の結論】
一人暮らしの生活費の平均は、月約17.3万円(単身世帯・2025年)です。手取り別の理想の内訳は、住居費30%、食費15%、貯蓄20%を基準に考えます。手取り20万円なら、生活費16万円、貯蓄4万円が一つの目安です。
一人暮らしの生活費の平均|総務省のデータ(2025年)
総務省の「家計調査」(2025年平均)で、単身世帯の1か月の消費支出を見てみましょう。
| 年代 | 消費支出(月平均) |
|---|---|
| 単身世帯(全年代) | 約17.3万円 |
| 34歳以下 | 約17.8万円 |
| 35〜59歳 | 約19.8万円 |
| 60歳以上 | 約15.9万円 |
出典:総務省 家計調査(家計収支編)2025年平均(LIMO掲載の集計をもとに作成。一次資料は、e-Statの「単身世帯 詳細結果表」)。持ち家の世帯も含みます。
34歳以下の内訳(月平均)では、食料が約4.2万円、住居が約3.5万円、交通・通信が約2.1万円でした。

会社員(勤労者)の単身世帯は、約19.15万円
会社員など、勤労者の単身世帯に絞ると、消費支出は月約19.15万円です。内訳の上位は、食料が約4.58万円、住居が約3.03万円でした。年代別では、34歳以下が約17.92万円、35〜59歳が約20.57万円です。
出典:生命保険文化センター 家計調査(2025年)単身・勤労者世帯の消費支出(総務省「家計調査年報」2025年をもとにした資料)
注意したいのは、この金額が消費支出で、税金や社会保険料、貯蓄は含まれないことです。手取りから貯蓄を引いた残りが、生活費にあたります。
手取り別の理想の内訳|16万・20万・25万・30万円
手取りの割合をもとに、費目ごとの目安を計算しました。公的な基準ではなく、一般的な家計の考え方をもとにした目安です。
| 費目 | 割合 | 手取り16万円 | 手取り20万円 | 手取り25万円 | 手取り30万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 住居費(家賃・管理費) | 30% | 4.8万円 | 6.0万円 | 7.5万円 | 9.0万円 |
| 食費 | 15% | 2.4万円 | 3.0万円 | 3.8万円 | 4.5万円 |
| 水道光熱費 | 5% | 0.8万円 | 1.0万円 | 1.2万円 | 1.5万円 |
| 通信費 | 4% | 0.6万円 | 0.8万円 | 1.0万円 | 1.2万円 |
| 交通費 | 4% | 0.6万円 | 0.8万円 | 1.0万円 | 1.2万円 |
| 日用品・衣類・美容 | 5% | 0.8万円 | 1.0万円 | 1.2万円 | 1.5万円 |
| 交際・娯楽 | 8% | 1.3万円 | 1.6万円 | 2.0万円 | 2.4万円 |
| 保険・医療 | 3% | 0.5万円 | 0.6万円 | 0.8万円 | 0.9万円 |
| 特別費・予備費 | 6% | 1.0万円 | 1.2万円 | 1.5万円 | 1.8万円 |
| 貯蓄・投資 | 20% | 3.2万円 | 4.0万円 | 5.0万円 | 6.0万円 |
この割合は、あくまで出発点です。住んでいる地域、通勤の方法、外食の頻度で変わります。たとえば、家賃が高い地域では、住居費の割合が上がります。その分、ほかの費目か貯蓄で、調整が必要です。

手取りは、年収のおよそ75〜80%
独身・扶養なしの会社員の手取りは、年収の約75〜80%が目安です。年収300万円で月約20万円、年収400万円で月約26万円、年収500万円で月約32万円です。
費目ごとの考え方
住居費|手取りの30%前後
最も大きく、変えにくい費目です。手取りの30%前後、高くても3分の1以内が目安とされます。管理費・共益費も含めて考えましょう。
食費|手取りの15%前後
自炊が中心か、外食が中心かで大きく変わります。単身世帯は、外食や調理食品の支出が多い傾向があります。
水道光熱費・通信費|合計で手取りの10%前後
契約内容や、プランの見直しで、下げられる余地がある費目です。
貯蓄・投資|手取りの10〜20%
まずは10%から始めて、余裕が出たら20%に増やします。給料日に、先取りで別口座に移すと、続けやすくなります。
シミュレーション|手取り20万円の一人暮らし
手取り20万円で、貯蓄を20%(4万円)にした場合を、計算してみます。
| 項目 | 金額(月) |
|---|---|
| 手取り | 20.0万円 |
| 貯蓄(20%) | 4.0万円 |
| 生活費(残り) | 16.0万円 |
| うち住居費(30%) | 6.0万円 |
| うち食費(15%) | 3.0万円 |
| うち水道光熱費・通信費(9%) | 1.8万円 |
| うち、そのほか(交通、日用品、交際・娯楽、保険・医療、予備費) | 5.2万円 |
このペースだと、貯蓄は1年で48万円、5年で240万円です(利息や運用益は考えない場合)。
生活防衛資金は、約1〜2年で貯まる
生活費が月16万円なら、生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)は約48万〜96万円です。月4万円の貯蓄なら、12か月〜24か月で達成できます。

生活防衛資金のあとは、新NISAなどで、長期の資産形成を考えることもできます。
生活費を抑える3つのコツ
- 固定費から見直す:住居費、通信費、サブスクなど、毎月決まって出ていく費目は、一度見直せば効果が続きます。
- 先取りで貯蓄する:給料日に貯蓄分を分けて、残りで生活します。
- 支出を記録して、金額の大きい順に確認する:何にいくら使っているかがわかると、見直しの優先順位が見えます。
食費などの変動費の節約は、最後で構いません。我慢を重ねるより、仕組みで整えるほうが、長続きします。
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一人暮らしの生活費についてのよくある質問
一人暮らしの生活費について、よく聞かれる質問をまとめました。
一人暮らしの生活費は、平均でいくらですか?
総務省の家計調査(2025年)では、単身世帯の消費支出は月平均で約17.3万円です。34歳以下では約17.8万円、35〜59歳では約19.8万円、60歳以上では約15.9万円です。なお、消費支出には、税金や社会保険料、貯蓄は含まれません。
手取り20万円で、一人暮らしはできますか?
できます。住居費を手取りの30%前後(約6万円)に抑えるのがポイントです。手取り20万円なら、貯蓄を20%(4万円)にして、生活費を16万円に収める計算です。住居費6万円、食費3万円、水道光熱費1万円、通信費0.8万円を基準に、ほかの費目を調整します。
一人暮らしの家賃は、手取りの何割が目安ですか?
手取りの30%前後、高くても3分の1以内が目安です。住居費は、毎月必ずかかる固定費で、家計への影響が大きい費目です。手取り20万円なら、約6万円(30%)です。管理費・共益費を含めて考えましょう。
一人暮らしの食費は、いくらが目安ですか?
手取りの15%前後が目安で、手取り20万円なら約3万円です。総務省の家計調査(2025年)では、34歳以下の単身世帯の食料は月約4.2万円でした。外食が多いかどうかで、大きく変わります。
一人暮らしで、貯金はいくらすべきですか?
手取りの10〜20%が目安です。まずは10%から始めて、余裕があれば20%まで増やします。手取り20万円なら、月2〜4万円です。給料日に先取りで分けると、続けやすくなります。
一人暮らしの生活費は、どう抑えればいいですか?
金額の大きい固定費(住居費・通信費・サブスク)から見直します。固定費は、一度見直すと効果が続きます。食費などの変動費は、そのあとで十分です。まず、毎月の支出を記録して、金額の大きい順に確認しましょう。
一人暮らしの生活防衛資金は、いくら必要ですか?
生活費の3〜6か月分が目安です。毎月の生活費が16万円なら、約48万〜96万円です。病気や失業などで収入が減ったときの備えとして、預貯金で確保しておきます。
一人暮らしの家計を、継続して相談するには、どうすればいいですか?
FPに、家計の実績をもとに相談できるサービスを使う方法があります。「マネソル」は、月額880円(税込)で、FPに何度でも相談できます。初回は初期設定まで一緒に進めます。
まとめ
一人暮らしの生活費は、総務省の家計調査(2025年)で、月平均約17.3万円です(会社員の単身世帯では約19.15万円)。この金額には、税金・社会保険料・貯蓄は含まれません。
手取り別の理想の内訳は、住居費30%、食費15%、貯蓄20%が出発点です。手取り20万円なら、生活費16万円、貯蓄4万円で、1年で48万円、5年で240万円を貯められます。
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