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カードローンの多重債務から抜け出すには|原因と対策&解決方法のまとめ

カードローンの多重債務から抜け出すには

冠婚葬祭や不慮の事故、病気などの急な出費でも、手軽にコンビニ等でお金を借りることができるカードローンは本当に便利なサービスですよね。

その一方で、カードローンによって、知らぬうちに借金が膨らんでしまい、お金を返済することもままならない状況に陥ってしまう方も少なくありません。

そういう状況から抜け出すための対策を模索している人もいるかもしれませんね。

今回の記事では、多重債務に陥る状況を整理して、その対策と解決方法についても解説していきます。

まだそのような状況ではないという方にも、リスクヘッジとして知っておいていただきたい情報について解説していきます。

カードローンやフリーローンなどの借り入れがある場合には、ぜひチェックしてみてくださいね。

あなたは大丈夫?カードローン多重債務者チェックポイント

カードローン多重債務チェックポイント

カードローンを利用されている方の中でも、上手に活用できている方もいれば、気づいたら債務額が膨れ上がって、毎月の返済に困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

急な出費や困ったときなどに大変便利なカードローンですが、使い方を間違えてしまえばいわゆる「多重債務者」に陥ってしまいます。

あなたはカードローンを上手に活用できていますでしょうか。まずは一緒に確認していきましょう。

多重債務とはどのような状態なのか

そもそも「多重債務」とは、明確な定義はありませんが、広く言われているのは、複数の消費者金融等と借入の契約を行っている状態で、かつ返済が困難になっている状況を指しています。

平成22年6月18日に貸金業法と呼ばれる法律の大きな改正があり、「総量規制」が導入されたことで、年収の3分の1を超える新規借入が規制されることになりました。

この導入には「多重債務者」が急増したことが要因として挙げられています。すなわち自分のキャパシティを超える借金を背負ってしまい、返済が滞る事例が社会問題化するほど多く見られたということになります。

シグナル①借金で借金を返済している

多重債務に関する相談のなかでも上位に挙げられるのが、借金の返済のために借金をしたことで、債務額がどんどんと膨れ上がっているという内容です。

お金を返済する際には、当然のことながら金利と上乗せして支払うことになるため、余剰資金から返済ができないとなると債務額は増大していきます。

当たり前と感じるかもしれませんが、これが多重債務者への入り口とも言えます。クレジットカード利用料の支払いのために借金をしている場合も要注意です。

シグナル②3~4社以上の会社から借入を行っている

多重債務の名の通り、多重債務状態に陥っている方のほとんどは複数の消費者金融等から借入を行っています。

ひとつひとつは小さな金額の借入かもしれませんが、これが複数の業者で同時に発生しているとなれば、総額で借り入れている金額は多額になります。

このような状況が進んでいくと、今まで審査に通っていたものが、審査で却下されたり、可能額を減らされたりして、より返済が困難な状況に陥っていきます。

シグナル③返済金額が返済可能なキャパシティを超えている

返済する金額が、ご自身の生活費を除いた残りの資金で支払うことができているうちは、まだ大きな問題にはなりません。

中には次のボーナスで帳尻を合わせることを見込んで利用しているという方も多いかもしれません。

ところがこのご時世、いつ何時どんな災難が降ってくるか分からないものです。

実際に多重債務に関する相談の中で、借金のきっかけとして挙げられる最も多い理由が「低収入」や「収入の減少」となっています。

思わぬ出来事にも対応できるようにも、利用計画・返済計画を立てることは本当に大事なことなのです。

多重債務者になるとどのようなことが起きてしまうのか

多重債務頭を抱える

ここまではカードローンなどによって多重債務者となってしまう要因を挙げてきましたが、実際に多重債務者になると、どのようなことが起きるのでしょうか。

他の会社からカードローン契約が通りにくくなる

多重債務者でもカードローンを借りられるのかという質問は、実際によくある問い合わせのひとつです。

借入金額が総量規制である年収の3分の1を超えておらず、過去に返済が遅延するなど信用情報に問題がなければ、カードローン契約を通過できる可能性は高まります。

しかし、多重債務状況にある場合には、複数の借入契約が行われている履歴が信用情報に記載されている状況であり、返済の遅延が発生しているケースも多く見受けられます。

このような状況ではカードローン審査不通過や、すでに通過している業者でも新規借入を断られる可能性があります。

精神的に追い詰められうつ病を抱えてしまうケースも

複数のカードローン契約を結んでいると、それぞれ返済日がばらけていることもあるため、結果として月に何度も返済日が訪れることになります。

当然のことながら返済日までに返済を行わなければならないというプレッシャーや不安がつきまとい、仕事が手につかないなんてことも十分に考えられます。

また返済が滞り始めれば、督促の電話や書面が届きはじめ、より精神的なストレスを抱える状況になります。

実際に、電話に出ることが怖くなったり、郵便物を見れなくなったりするなど精神的に追い詰められてうつ病に発展してしまうことも少なくありません。

返済が滞ることで余計に負の循環に入っていく

返済日が増えてしまうことで、管理不足等によって口座にお金を入れ忘れたり、振込漏れが発生しやすい状況になります。

返済が遅れることで、損害遅延金などペナルティーを受け、さらに支払わなければならない金額が増えてしまいます。

その月は返済できなかろうが、また次の返済日はやってくるもの。

次にまとめて支払えば良いという甘い考えを持っていると、どんどんと負の循環に陥ってしまうので注意が必要です。

 

返済能力の低下はカードローンの審査に通らない主な理由の一つ。詳しくはこちらの記事へ

後悔する前に知っておきたいカードローンと上手に付き合う方法

カードローンと上手に付き合う

カードローンは取り扱いを誤れば、多重債務に繋がりかねませんが、本来は急な出費など困ったときに役立ってくれる大変便利なサービスです。

後悔しないようにしっかりと対策して、上手に付き合う準備ができていれば何も恐くはありません。

ここからは多重債務者にならないように心がけておくべきポイントを3つに絞ってご紹介していきます。

返済の目処が立つような計画を立てておく

「ご利用は計画的に」という謳い文句のとおりに、カードローンを利用する時点で返済までの道筋を立てておくのは非常に重要なことです。

カードローンの業者ごとに、毎月の返済額や利率が設定されており、中には借入額に応じた返済のシュミレーションができるところもあります。

給料やボーナスから支払うと考えたときに、毎月どのくらいのお金を返済に充てることが出来るのか。ある程度余裕を持ちながら計画を立てていきましょう。

カードローンはあなたのお金ではなく「借りたお金」であること

カードローンは無担保であり、審査さえ通ってしまえば手軽にお金を手にすることが出来ます。

しかしその手軽さゆえに、借金として意識が薄くなり、自分のお金のように使ってしまうとどんどんと沼にはまっていってしまいます。

もしものときのための解決法と相談先を知っておくこと

カードローンと上手に付き合うためには、もしもの事態が起きたときに、正しい行動を取れるか。そのための解決方法を知っておくことはとても大事です。

債務が膨らみ多重債務の状態になれば、取れる選択肢は減っていくもの。最終的には法的な手段を取らざるを得ない状況になります。

また、いわゆる闇金や犯罪などの極端な選択を強いられるほどに、精神的に追い込まれてしまう可能性も。

自分の現状をしっかりと理解して、正しい知識と解決方法を持っていることで先回りした行動を取ることができます。

ここからは、多重債務の状態からやり直すための選択肢と、その先の法的整理について理解を深めていきましょう。

膨らんだ債務から逃げられるかもしれない今から取れる選択肢

膨らんだ債務から逃れることができる選択肢

多重債務の状態に陥ると、精神的な不安も相まって正常時のような判断能力を失ってしまうという方も少なくありません。

もちろん個々の債務状況や、年収状況、返済状況などにより取れる選択肢は変わっていきますが、一般的に言われているカードローン多重債務者でも法的な整理を回避するための手段について解説していきます。

債権者に相談を行う

まずは債権者であるあなたにとってお金を貸してくれている業者に相談することをおすすめします。

債権者としてもお金を回収できなくなることは避けたいため、場合によっては毎月の返済額を減額するなどの対応を取ってくれることがあります。

ただし相談を行うことは、私の返済するほどの能力が無いが返済するために頑張りますという意思表示ですので、新たな借入というのは限りなく難しくなります。

また、一番やってはいけないのが、消費者金融等からの連絡を無視してしまうことです。

業者としては債権の回収を進めなくてはいけないので、放置した状態が続いてしまえば法的な手段を取らざるを得なくなります。

最悪の場合、裁判となり返済ができなければ、財産が差し押さえられていまいます。

弁護士や自治体が母体となる専門機関への相談

多重債務状態になると、なかなか自分ひとりの力で抜け出すことが難しいことがほとんどです。

家族や親族への相談ができる場合には、これも選択肢のひとつですが、弁護士や自治体でも受けている相談窓口も選択肢として知っておきましょう。

弁護士会や司法書士会、法テラス、消費生活センターなどが窓口なって、状況に応じた解決方法を一緒になって考えてくれます。

結果として債務整理手続きを進めることになる場合もありますが、その際にも借金問題に詳しい弁護士などを紹介してくれますので、安心して手続きを進めることが出来ます。

おまとめローンを使って返済を一本化する

まだ総量規制に該当せず、かつ返済の遅延がなく、信用機関にも事故情報が載っていない場合には、おまとめローンという選択肢を取れる可能性があります。

おまとめローンの審査に通過することができれば、業者間による返済またはご自身で他の借金の返済を行うことで、複数あった債務をひとつに集約することが出来ます。

返済先が1つになることで多重債務の状態を解消でき、毎月の返済額の減額に繋がります。

一方で、通常のカードローンと比べての審査期間や審査基準が厳しく、安定的な収入がなければ通過が難しい商品でもあります。またローン契約の目的も決められているため、新たな借入ができなくなる場合もあります。

多重債務が続くと発生すると法的整理について知っておく

多重債務と法的整理

いよいよ多重債務によって、返済が困難な状況となると債務整理と呼ばれる手続きに入っていくことになります。

ここからは個人が取ることができる債務整理について紹介していきます。

返済が滞れば次に待っているのは債務整理

返済の目処を立てられない場合には、弁護士や司法書士といった専門家を通じて、債務整理手続きを取ることになります。

債務整理手続きでは、債務状況や財産状況、今後の見込まれる収入状況に応じた3つの種類の手続きがあります。

借金の総額を減らしたり、借金そのものを無くすものになりますが、一方で大きなデメリットもあることを理解しておきましょう。

債務整理①任意整理

まずは任意整理と呼ばれる手続きです。債務整理の中ではもっとも程度が軽い手続きであり、自分から言いふらさなければ周囲にバレることはありません。

なぜなら裁判所を通さない手続きであり、弁護士等の専門家が債権者との間に立って、返済期限の延長や返済額の引き下げなどの交渉を行ってくれます。

裁判ではないため、手続費用も比較的安価で身バレもありません。

ただし、交渉によっては和解が成立せず結果として任意整理が出来ないこともあります。

また身バレはしませんが、信用情報機関には登録されいわゆるブラックリスト扱いになりますので、最終的な返済終了から数年間は借入ができなくなる可能性があります。

債務整理②個人再生

個人再生は、裁判所に再生計画を提出することで、債務を減額させてその後の返済を楽に進めるための手続きになります。

大幅な債務の減額が可能なうえ、住宅などの財産を残したまま手続きを行うことが出来るメリットがあります。

一方で、裁判所に提出する書類作成など手続きに時間を要することと、減額後の残りの債務を分割返済していくことが条件のため、安定的な収入がなければ手続きを行うことが出来ません。

また、信用情報機関に登録される他に、官報と呼ばれるいわば国が発行している新聞に氏名などが掲載されることになります。

債務整理③自己破産

最終的な債務整理手続きとして残されているのが、自己破産です。名前としては聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

債務者が保有する財産を、裁判所の手続きによって処分して債権者に分配を行います。それでも残ってしまった債務については、その支払義務を免除されます。

自己破産については、基本的に残る債務の支払が免除されますが、浪費やギャンブル等が原因となる自己破産の場合はその債務の支払は免除されません。

また信用情報機関や官報掲載のほかに、士業をはじめとした一部の職業に就くことができなくなります。

多重債務にならないように計画的に。安易に考えずに選択肢が多いうちから対策を

多重債務と計画的かつ多くの選択肢

ここまでカードローン利用者が多重債務になってしまう要因そして対策と、多重債務に関わる知識についてまとめていきました。

カードローンは非常に便利で、困ったときには手軽にお金を借りられる魅力的なサービスです。

一方で、その危険性もしっかりと理解して、計画的に返済まで見据えて利用しなければ、簡単に足元をすくわれてしまいます。

そうならないため、事前に多重債務の危険性と対策を知っておくだけでも正しい行動が取れるようになるでしょう。

もし返済に困って手に負えない状況であれば、早い段階で専門家の相談窓口を活用して、解決方法を探っていくことをおすすめします。

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