上手なお金の管理の仕方とは?貯金しやすくなるポイントも解説
お金
2022.08.29 Mon
上手にお金を管理して効率よく貯金したいと思っていても、計画通り進まずうまくいかないと悩んでいる方も多いのではしょうか。貯金を殖やすためには、日々のお金の流れを把握することが重要です。
今回は、お金の管理が十分にできない人の特徴やお金の管理をスマートにするポイントについて解説します。貯金が続かない、今後どのようにお金を管理すればいいのかわからないという方は参考にしてみてください。
お金の管理の仕方が十分にできていない人の特徴
貯金が苦手な方は、日々のお金の管理が十分にできていない可能性があります。以下の特徴に当てはまっていないかどうか、自分の状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。
そもそもお金を管理するための時間が確保されていない
お金の管理が苦手な人の特徴として、「十分な時間を確保できていない」という点が挙げられます。お金の管理は、単に収入や支出、貯金額の把握以外にも、普段どんなことにお金を使っているのかなど詳しい項目も確認しなければなりません。そのため、お金の管理をうまくするにはそれなりの時間を確保しなければなりません。
もしお金の管理を十分に行う時間が確保できていない場合は、意識的に時間を作る必要があるといえるでしょう。
どこからどういったお金が出ていくのかが把握できていない
お金の管理をうまく行うには、お金の流れをきちんと把握する必要があります。お金がどこからいくら入ってきて、どこにいくら支払っているのかを把握できていないと、毎月の貯金額・支出額がわからず今後どう行動すればいいかがわからなくなります。
うまくお金の管理をしたいのであれば、まずは毎月の収入額と支出額を把握するところから始めましょう。最低限毎月支払っている金額さえしっかり把握できれば無駄遣いのリスクが少なくなり、どのくらい貯金に回せるかがわかってきます。また、お金の出口をまとめたり、家計簿に記録したりするとお金の動きを見える化できるため、このような工夫を行って少しずつ管理のコツを覚えていくようにしましょう。
貯蓄目標や支出額(予算)の目処が立っていない
貯金をしようとしても「結局数ヶ月くらいしか続かないのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。貯金が続かなくなってしまう主な原因は、貯蓄目標や支出額の目処が立っていない点が考えられます。
仮に来月から貯金をする場合、単に毎月1万円を貯金するという目標ではモチベーションが保てず挫折してしまう可能性があります。一方、「旅行するために毎月1万円ずつ貯金する」など、具体的な目標を決めてから貯金を始めると、明確なゴールが設定されているため継続も容易です。
また先ほども述べましたが、貯金が減っていく、もしくはできない場合は収入に対して支出が多い可能性が高いです。たとえば、政府が公表している一人暮らしでの1ヶ月あたりの支出額は120,190円となっており、この支出額を基準にして貯蓄額を決めてみても良いでしょう。支出額の目処をあらかじめ決めておくことで、効率的にお金を管理できるようになります。
お金の管理の仕方をスマートにするメリット
お金の管理の仕方がスマートになると以下のようなメリットが得られます。
- 知らないうちに損することを防げる
- お金の動きが把握できるので貯金が捗る
- 精神的な余裕につながる
日用品や趣味に使う道具などを購入するときも無駄遣いが減り、生活にゆとりが生まれます。ここからは、それぞれのメリットについてより詳しく解説していきます。
知らないうちに損することを防げる
1つ目のメリットは、無駄な損を防げることです。一般的に貯蓄ができない原因は、収入の低さではなく収入と支出の流れを把握できていない点にあります。お金の管理をスマートにできると自然とお金の流れが把握できるため、把握していない支払いなどで損することを防げるようになるでしょう。
お金の動きが把握できるので貯金が捗る
2つ目のメリットは、お金の動きが把握できるため効率よく貯金ができるようになることです。先ほども述べたように、収入と支出などのお金の動きがしっかり把握できるようになれば、収入額に対してどのくらい貯金ができるのかがわかります。お金の動きを把握できていない人に比べ、きちんとつかんでいる人の方が貯金のペースが早い傾向にあります。
精神的な余裕につながる
3つ目のメリットは、精神的な余裕が生まれることです。たとえば、貯金がいつまでも増えない状態が続いてしまうと、これから結婚をしたり子どもができたりした場合に安心した暮らしがイメージできなくなってしまいます。
一方、貯金が十分にできていれば急な支出などにも対応できるため、お金に対して焦る場面が少なくなります。お金に対する不安がなくなることで余計なストレスが減り、仕事や人間関係に良い影響が出るかもしれません。
お金の管理の仕方をスマートにするポイント4つ
お金の管理の仕方を見直した後は、実際にうまくお金を管理できるようにするためのポイントを押さえましょう。今まで貯金しようと決めてもなかなか継続できず、貯金額が増えていないと悩んでいる方は、以下に挙げるポイントを意識するようにしてみてください。
①貯金目標と毎月の予算(使えるお金の額)を決める
前述したようにお金の管理がうまくできない主な原因は、貯金することの目標が決まっていないことが挙げられます。そのため、今後は貯金そのものを目標にするのではなく、貯金によって達成する目標を意識して貯金することをおすすめします。
また、効率よく貯金するためには、毎月の予算もあらかじめ決めておく必要があるでしょう。決めた予算内でお金を使えば無駄な支出も減り、貯金のペースも早くなります。
②生活費をそれぞれ分け、家計簿に記録する
お金の管理で大事なのは、お金の動きを実際に書き出して見える化することです。そのため、毎月の収入・支出を家計簿に記録すると良いでしょう。
家計簿にお金の動きを記録するときは、単に生活費で一括りにせず、「家賃」「光熱費」「スマートフォン利用料」など何にどのくらいお金を使っているのかを把握できるように記録してください。細かく記録することで節約できる部分とそうでない部分が浮き彫りになり、支出の無駄が明確になります。
③支出の支払い方法をまとめる
毎月の支出を把握する際、支払いをしている口座やクレジットカードが複数あると情報を整理するのが大変です。家計簿をつけるのが難しい場合、使っている口座の数を減らしたり、使うクレジットカードをまとめたりするなどの工夫をして管理してみてください。
特にクレジットカードの場合、利用しているお店の関係で複数枚使っているという方も少なくありません。たくさん所持していると紛失のリスクも高まるので、普段使っているクレジットカードを比較検討し、できれば1枚に決めて家計簿をつけていくようにしましょう。
④毎月お金を管理・把握するための時間を確保する
家計簿を記録するという点でも述べましたが、毎月お金の管理および把握する時間を十分に確保するようにしてください。支出の確認は、何にどのくらい使っているのかなど細かく洗い出す必要があり、5~10分程度の時間では厳しいものがあります。仕事や家事などでなかなか時間を確保するのが難しいとは思いますが、朝や寝る前の時間を有効活用するなど、意識的に時間を作って取り組んでみてください。
⑤「マネソル」を利用する
最近では、「ライフプランアプリ」や「家計簿アプリ」のように便利な機能を搭載しつつ、効率的にお金を管理できるアプリケーションもあります。アプリを活用することで、家計簿用のノートなどに書いて記録するよりも簡単かつ継続しやすいです。
したがって、過去に家計簿をつけようと挑戦して、あきらめてしまった方にもおすすめの方法と言えます。
中でも「マネソル」(特許あり)は、日々の家計管理からライフプランの作成まで、お金の分析が総合的に行えるアプリです。独自AIの提案に沿って操作したり、質問に答えたりするだけで使えるため、専門的な知識は一切必要ありません。さらに、結果を受けての疑問や不安は、ファイナンシャルプランナーにいつでも相談できます。
出典:マネソル
まとめ
お金の管理の仕方を学ぶ前に、まずは現在自分が行っているお金の管理方法を見直すところから始めましょう。お金の管理がうまくなると無駄遣いがなくなり、精神的なゆとりも生まれます。もし今回ご紹介した「お金の管理が十分にできていない人の特徴」に当てはまっていた場合には、今一度意識して見直すようにしてみてください。
また、日々のお金の流れをアプリで管理したい方には「マネソル」(特許あり)の利用がおすすめです。「マネソル」(特許あり)は、質問に答えるだけで精密なライフプランが作成できるアプリで、家計簿や資産などお金の管理をトータルで行えるほか、独自AIによる課題の発見・解決する機能が備わっています。シミュレーションでわからなかった点はファイナンシャルプランナーにいつでも相談可能ですので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。
監修
株式会社エワルエージェント 代表取締役|宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー