50代で家計簿をつける目的とポイントを徹底解説していきます!
家計
2022.10.20 Thu
50歳代になると、「自分自身の定年や引退が見えてくる」、「親の介護や子どもの進学で出費がかさむ」などさまざまな変化にさらされる人が増えます。変化に伴ってお金の管理も重要性を増しますから、収支の管理を厳しくすることが欠かせません。そこで今回は、50歳代で家計簿をつける意味やポイントを解説します。
50代で家計簿をつける目的
ここでは50歳代であえて家計簿をつけ始める意味を記載していきます。
老後に備える
50歳を超えると、「老後」が見えてきたと感じる人も多いでしょう。必要を感じた時こそ、具体的な行動を始めるチャンスです。ぜひ家計簿をつけることから始めて、老後の資金やライフプランを見直していきましょう。
支出内訳を把握する
家族の状況は人それぞれですが、50歳代になると、親の介護や子供の進学など大きな出費が必要となる事態が増えます。また、就労している人は働く期間もそれほど長くないことが実感できてきますし、自分自身の老後への貯えも考慮する必要があります。
そのため、まだ家計の収支を把握できていない人は、50歳代になった今こそ家計簿をつけて、状況把握を始めましょう。
将来の収入の変化を把握する
50代になると役職定年を迎える方も多くいらっしゃいます。役職定年を迎えると、今もらっている収入が減り、さらには子供の大学と重なる時期になると貯蓄すらできなくなるケースがあります。また、60歳になると定年を迎え嘱託として働くも、現在よりも大幅に収入が減ることになります。会社によって給与制度も違うため、どのような制度になっているのかを調べてみることをお勧めします。
まだ家計の収支を把握できていない人は、50歳代になった今こそ家計簿をつけて、状況把握を始めましょう。
50代の家計簿で気を付けるべきポイント
ここでは家計簿をつけ始めるにあたって気を付けるべきポイントを紹介します。
家計簿をつける目的を明確にする
家計簿をつけるにしても「何となく」始めたのでは継続できない人が多いでしょう。そのため、子どもの学費や親の介護費、自分自身の老後や、現役ではやれなかったことをやる費用など、まず目的を明確にすることをおすすめします。
目標をたてる
前の項目で解説した「目的」が明確であれば、それを実現するための目標金額も明らかになります。目標金額の大小によって節約や貯蓄の方法も変わりますから、何年でいくら貯めるのかを明確にしましょう。
管理方法を決める
仕事で表計算などを扱ってきた人ならエクセルなどを利用するのも良いですが、近年は家計簿アプリが発達しており、使いやすさもアップしているので一度使ってみることをおすすめします。
特におすすめしたいのは、アルファ・ファイナンシャルプランナーズの「マネソル」(特許あり)です。
このアプリは家計を管理できるうえに収入の変化を踏まえたライフプランの作成や相続のことを考えた財産管理も簡単にできるので、50歳代からの家計簿作成に最適です。
出典:マネソル
50代の家計簿における主なジャンルとポイント
ここではまず、総務省が2020年に公表している全国家計構造調査から50歳代の平均支出を紹介します。
【50歳代の平均支出】
出典:e-Stat「家計調査」
次の項目からは、内容別の節約ポイントを解説していきましょう。
水道・光熱費
水道料金は、トイレを流す際に大と小のレバーを使い分ける、二度流しをしないといったことを家族全員で徹底するだけでも料金を抑えることができます。また、シャワーヘッドを流量調整タイプに変えるなども有効です。
電気料金に関しては、エアコンの設定温度を緩めにする、古い家電を省エネタイプに買い替える、電力自由化の流れで安いプランを提示している会社に乗り換えるなど多数の方法があります。
食費
食費に関しては費用を下げることにばかり気を取られると、栄養が偏って健康を害してしまいますから注意が必要です。そのため、健康的でコスパが良い食材を取り入れておいしく楽しく節約しましょう。
肉類であれば、鶏むね肉なら価格が安いわりに高たんぱくです。魚類は缶詰なら保存が効くうえに栄養摂取も効率的です。野菜類は旬の食材を選ぶと安くて栄養価も高い傾向があります。また、キノコ類やワカメなどを取り入れると免疫力をアップしつつ、メニューに変化もつけられます。
健康・医療費
年齢が上がると健康促進や医療に使う費用も上がる傾向が見られます。とはいえ、「何となく定期購入しているサプリメント」などは見直しの対象です。もちろん健康維持に役に立っているものは続けることをおすすめしますが、効果が不明瞭なものがあればこの機会に整理してみましょう。
医療費については、継続的に服用している薬がある場合、ジェネリックに変更できないか医師と相談してみましょう。また、総所得が200万円以上で年間の医療費が10万円を超えた分は控除の対象になりますから、該当する人は申告して節約に繋げましょう。
保険費用
50歳を超えるとがんなどのリスクも上がりますから、保険を見直したいと思っている人は少なくないでしょう。とはいえ、掛け捨てや終身保険など、種類も多様でわかりにくい点も多いですし、何を重視するかで選ぶ保険は大きく変化します。
日用品
日用品といえば、シャンプーや洗剤など消耗品が多いので、安いときに買いだめしておくことは節約になります。その一方で、「特売」の広告につられて不要なものまで買ってしまうこともあるのではないでしょうか?
そういった行動を防ぐためには、日用品を買う日を決めておくことをおすすめします。利用しているスーパーやドラッグストアごとに日にちや曜日でポイントが多い日も決まっているでしょうから、そこに合わせるとさらにお得です。
通信費
通信費といえば、ほぼスマホか自宅のインターネット回線を指しています。これらはホットな市場なので頻繁に新しいプランが出ますから、情報をこまめにチェックしておくことが重要です。
また、家族であればキャリアをまとめることで節約になりますし、電力やガスと家庭のインターネット回線をセット契約することで安くなる場合もあります。
まとめ
50歳代から家計簿をつける意味を説明し、日常の中の具体的な節約方法をまとめました。節約するには家計簿をつけて状況を可視化することが欠かせません。
とはいえ、「こまめにレシートなどを管理するのは苦手」という人には、アルファ・ファイナンシャルプランナーズが提供する「マネソル」(特許あり)がおすすめです。
「マネソル」(特許あり)は家計簿の記入や管理がしやすいうえに、それぞれの方に合うライフプラン作成に役立ちます。また、作製したライフプランで課題が明らかになれば、専門知識を持ったファイナンシャルプランナーにアドバイスを受けることもできます。ライフプランに不安がある人は、ぜひアルファ・ファイナンシャルプランナーズの「マネソル」(特許あり)をご利用ください。
監修
株式会社エワルエージェント 代表取締役|宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー