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共働き夫婦のお金の管理方法は?うまくいかない原因、管理する際の注意点も解説

恋人同士であれば、お互いの懐事情はそれほど関係ありませんが、共働き夫婦となると家計をどのように管理するかを一緒に考えなくてはいけません。結婚をしてからの収入や貯蓄は2人の共通財産であり、適当な管理方法を続けてしまうと大きなトラブルに発展することもあります。そこで今回は、共働き夫婦のお金の管理方法やうまくいかない原因、管理する際の注意点などについて解説していきます。

共働き夫婦でお金の管理がうまくいかない原因

カップル,喧嘩
お金の管理がうまくいかない共働き夫婦の多くは、情報・状況の共有が不十分な傾向にあります。

互いのお金の使い方を知らない夫婦はもちろん、互いの貯蓄額・給与額を把握していない夫婦も少なくありません。それぞれに収入があり生活が回せてしまうため、そのような状況に陥りやすいのでしょう。

しかし、情報・状況の共有が不十分なままでは、家計全体の支出・収入を正確に把握できません。結果として収支のバランスが崩れやすく、貯蓄も難しくなります。

お金の管理を円滑にするポイント

共働き夫婦が円滑にお金を管理するためには、まず人生の目標を共有することが大切です。子どもの人数や老後の過ごし方、維持したい生活レベルなど、どんな人生を送りたいかを夫婦で話し合いましょう。

人生の目標が共有できれば、それに向かって自然と協力できるようになります。貯蓄の目標も定まり、お金についても前向きに話し合える環境が整うでしょう。

共働き夫婦におすすめできるお金の管理方法7パターン

貯金
共働き夫婦でも、その夫婦によって適したお金の管理方法は異なります。ここでは7つのパターンを紹介するので、2人に合った管理方法を見つけてみてください。

①生活費全体を折半する

生活費全体を折半すれば、お互いに同等の額を負担することになるため不公平感がありません。生活費の項目と支出額を算出して平均を出し、それを折半しましょう。折半分を支払えば、残りはそれぞれ自由に使えるためお互いに不満を持つことなく暮らせます。

②夫が家計管理をして、妻に生活費を渡す

家計管理が得意な旦那さんであれば、夫が家計管理をして妻に生活費を渡すという方法がベストです。奥さんは、生活費の中でやりくりをすればいいのでお金の管理も楽になるでしょう。ただし、生活費が少なすぎるとトラブルになるので、支出に見合った額を渡すようにしてください。

③妻が家計管理をして、夫にお小遣いを渡す

妻が家計管理をして夫に小遣いを渡すというのは、共働き世帯以外の家庭でもよく見られる管理方法で、家計管理の得意な奥さんであれば特にやりやすい方法です。買い物を奥さんが担当しているのであれば、生活費の流れも明確で貯蓄もしやすくなります。ただし、お小遣いが少ないと旦那さんの不満がつのってしまうため、お小遣いの額は2人で話し合って決めることをおすすめします。

④項目ごとに管理を分担する

項目ごとに管理を分担すれば、自分の分担以外はパートナーに任せておけるので管理も楽に行えます。ここで注意したいのは、お互いの収入に合わせるということです。

たとえば、奥さんの収入が少ないのに家賃やローン、光熱費など費用が大きな項目を負担することになると公平ではなくなってしまいます。分担の偏りはトラブルの原因になるので、お互いの収支について考えながら決めましょう。

⑤どちらかの収入をすべて貯金に回す

どちらかの収入をすべて貯金に回すという方法は、しっかり貯蓄をしたい夫婦におすすめです。2人分の収入があるとどうしても支出が多くなってしまいますが、一方の収入を貯金してしまえば限られた金額の中でやりくりをすることになり、貯金額が安定します。

⑥お財布を一つにまとめる

夫婦の収入を一つの財布にまとめ生活費や交際費など必要なお金をそこから引き出すようにすることでも日々の管理が楽になります。ただし、項目ごとにある程度支出額を決めておかないと、いつの間にかお金がなくなっていたということになりかねません。また、使った額を家計簿につける、レシートを入れておくなどルールを決めておかないと詳細がわからなくなってしまうので気をつけましょう。

⑦生活費を積み立てるための共同口座を作る

生活費を積み立てるための共同口座を作っておくと、日々の支払いにあてるお金の流れが見えやすくなります。入金する額を決めておけば、残りのお金はお互い自由に使うことができます。また、共通口座には引き出した金額が記帳されるため、「いつ、いくら引き出したか」が一目でわかるのも便利です。

共働き夫婦でのお金管理で気をつけたいこと

男性
お金は、管理方法だけ決めれば良いというものではありません。ここでは共働き夫婦でのお金管理で気をつけたいことをご紹介します。

二人の今後のを具体的なものにし、目標を共有する

何よりもまず優先したいのが、人生の目標を共有することです。それができていなければ、お金について前向きに話しあったり、協力して家計を管理したりすることは難しいでしょう。

目標の共有におすすめなのが、ライフプランの作成です。ライフプランとは、今後の人生計画とそれに必要なお金をまとめたもののことです。作成すれば、人生とそれに必要なお金、2つの目標が自然と共有できます。

ライフプランを作成するなら、ライフプラン作成アプリ「マネソル」(特許あり)を利用してみましょう。ライフプランの作成には時間やお金の知識が必要ですが、「マネソル」(特許あり)ならばどちらも必要ありません。二人で質問に答えるだけで、簡単にライフプランが作成できます。さらに、資産シミュレーションや家計簿、ファイナンシャルプランナーへの相談など、その後の家計管理に役立つ機能もあわせて搭載されています。

マネソル
出典:マネソル

最初にルールを決める

管理方法を決めたらそれに見合ったルールを作りましょう。ルールは管理方法によって異なりますが、最初に決めておかないと今後の管理がずさんになってしまうので、お互いに話し合って無理のないルールを決めてください。

1年単位で計画を立てる

お金を管理して貯金をする場合、年間決算シートを作成しつつ、目標貯蓄額・目標積立金を設定して1年単位で計画を立てましょう。2人で同じ目標を持つことで、管理への意識が高まります。

無理のない範囲で管理する

急に管理するとなったことで双方にストレスが溜まり、途中で挫折してしまうことも少なくありません。日々の管理を徹底するのは喜ばしいものですが、管理を続けることも大事なので、できる範囲の方法・貯金額で始めてみてください。

数年先を見据えて管理をする

ライフステージは年月とともに変わっていくものなので、数年先を見据えて管理をしましょう。収入に余裕があるときは、別口座にお金を貯めておくと何かあったときにもその貯蓄で賄うことができます。

毎日家計簿に記録する

お金の管理は振り返りが大事なので、できるだけ毎日家計簿に記録をして、何にいくら使ったのかチェックをしましょう。家計簿アプリであれば手間なく記録できるので、上手に活用して毎日の習慣にしてください。

月末になったら毎回支出を見直す

月末になったらその月の支出額を見直しましょう。通信費や交通費、交際費などをチェックしたとき、無駄な出費が多いことに気づくかもしれません。

大きなイベントがあったときの対応を検討しておく

昇給したとき、あるいは転職をして収入が増えた場合、貯蓄に回すお金を増やすのか、投資など資産運用に回すのかを決めましょう。また、妊娠や出産、引越しなどのときには貯蓄が減るので、そのときまでにいくら貯めておくべきかなども話し合っておく必要があります。同じ認識で将来への準備を進めれば、お金の管理で揉めることも少なくなります。

普段の支払いをクレジットカードや電子決済にする

普段の支払いをクレジットカード決済や電子決済で行うのも有効です。履歴をデータで確認できるので、誰がいつ何に使ったかがわかり、無駄なトラブルを防げます。また、クレジットカードや銀行口座と紐付けできる家計簿アプリを使えば自動で履歴が反映されるので、家計簿をつける手間も少なくなります。

共働き夫婦での資金づくりには投資という手段もある

投資
共働き夫婦で資金づくりをしたいという方には、貯金のほかに投資もおすすめです。銀行金利は低水準が続いており、利息で収入を増やすというのは得策ではありません。貯蓄に回すお金のうち、数万円ほどを投資に回すことを検討してみてください。

投資をやったことがないという方でも安心して始められるのは、投資信託」「つみたてNISA」「iDeCo」の3つです。

投資信託は、投資家から集めたお金を資金としてまとめ、ファンドマネージャー株式や債券に運用し、その利益を投資家に還元する金融商品です。自分で運用方法を選ぶ必要がなく、分散投資でリスクを軽減できるので投資初心者も不安なく利用できます。

また、つみたてNISAは年間40万円以内で投資信託を購入し、その運用益から分配された利益を得る積立型投資信託です。投資最少額が100円からで、リスクを最小限に抑えられるだけでなく、利益分はいつでも引き出せるので気軽に運用できます。また、分配金や譲渡益が非課税になるのも大きなメリットです。

そして毎月5,000円から始められるiDeCoは、掛け金を拠出し、自分で運用方法を選び運用する個人型確定拠出年金です。引き出せるのは60歳以降ですが、掛け金と運用益の合計額を給付として受け取れます。

まとめ

カップル
共働き夫婦のお金の管理方法としては、片方が家計を管理するほか、生活費の折半、項目ごとの管理、財布をまとめるなどが挙げられます。

お金の管理がうまくいかない共働き夫婦は、まず人生の目標の共有から始めてみましょう。それができれば、お金について前向きに話しあう土台が整い、協力して家計が管理できるようになります。

夫婦で人生の目標を共有するなら、ライフプラン作成アプリ「マネソル」(特許あり)の利用がおすすめです。「マネソル」(特許あり)では、質問に答えるだけで簡単にライフプランが作成できます。スマホから手軽に作成できるうえ、難しい専門知識も必要ありません。短時間で簡単に、人生とそれに必要なお金、2つの目標が共有できます。さらに、資産シミュレーションや家計簿、ファイナンシャルプランナーへの相談など、その後の家計管理に役立つ機能もあわせて搭載されています。

夫婦の理想の人生を叶えるために、ぜひ「マネソル」(特許あり)をご活用ください。

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監修

田中佑輝

株式会社アルファ・ファインシャルプランナーズ 代表取締役

田中佑輝

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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