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家計のやりくりがうまくいかない!原因や成功させる8つのコツを紹介

家計,家族

家計をやりくりするにはいくつかのコツがあります。コツを押さえずに漫然と家計をやりくりしても、貯蓄を増やすのは難しいでしょう。そこで今回は、家計のやりくりがスムーズにいかない原因や8つのコツを紹介していきますので、「無駄な出費がかさんで貯金できない」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。

基本の家計のやりくり

家計,生活
家計のやりくりのコツや失敗する原因を知る前に、まずは基本を押さえておきましょう。以下の3つが、やりくりの基本です。

  • 今後のライフプランから、貯蓄の目標金額を決める
  • 毎月の予算を仕分ける
  • 家計簿で収支を把握・管理する

①今後のライフプランから、貯蓄の目標金額を決める

まずは今後のライフプランを考えた上で、いくらあれば良いのか「貯蓄の目標金額」を決めましょう。貯蓄の目標を立てることで、どのように家計をやりくりしていけばいいのか計画を立てやすくなります。
ライフプランシステムを利用することでカンタンにライフプランを作ることができます。ライフプランを作ることで、今のまま生活すると何歳になるときにお金が無くなってしまうのかをシミュレートすることができます。仮に、お金が70歳で無くなってしまうことがわかった場合、その課題を解決するために、家計費を1万円/月削減するとどうなるかを再度シミュレートしてみることで、「70歳で無くなると予想されていたお金が75歳や80歳に伸びた」など変化を確認することができるでしょう。このようにシミュレーションを繰り返してみることで毎月いくら使うのが適正かがわかってきます。

②毎月の予算を仕分ける

目標が決まったら、次に毎月の生活費を仕分けます。このとき、封筒やクリアケースを使うとわかりやすくなるのでおすすめです。準備が終わった後は、以下のような項目ごとに仕分けましょう。
また、現金でお金を管理していない方は家計簿管理アプリでクレジットカードや銀行口座の登録をしつつ、予算を設定することで予算通りにお金を使えているかどうかの確認をすることができます。

【仕分け項目一覧】

仕分け項目一覧
著者作成

③家計簿で収支を把握・管理する

貯蓄の目標・毎月の予算の仕分けが完了した後は、その仕分け項目に沿って収支を管理していきます。管理には家計簿を活用し、毎月の収入や支出を記載して、毎月月末に計算をするとわかりやすいのでおすすめです。

家計のやりくりがうまくいかない原因とは?

家族,家計
次に、家計のやりくりがスムーズにいかない原因を紹介していきます。「家計管理が苦手」と感じている方は、以下の3つに心当たりがないか見直してみてください。

  • 貯蓄金額や月予算など、明確な目標がない
  • 支出の管理ができていない
  • 家計管理の時間を確保していない

貯蓄金額や月予算など、明確な目標がない

明確な目標を立てていない場合、貯金はもちろん節約も難しくなります。目標が定まっていないと、毎月いくら貯蓄に回せばいいのか、月にいくらまで使えるのかが曖昧になってしまいます。目標が曖昧だと収支を管理できないので、安定して貯蓄を増やすためには無理のない程度の目標を決めることが重要です。

支出の管理ができていない

収入は把握できていても、支出が管理できていないと家計の管理は叶いません。何にどれだけのお金をかけているのかを把握できていないと、いくらまで貯蓄に回せるのかがわからず貯めるのが難しくなります。

家計管理の時間を確保していない

3つ目の原因は、そもそも家計管理の時間を確保していないことです。「時間のあるときにまとめて記録をつけよう」と思っていても、意識して時間を作らない限り先延ばしになってしまいます。毎日ではなくとも、週に1回や月に1回など区切りをつけて家計管理に充てる時間を確保しましょう。

家計のやりくりを成功させる8つのコツ

家族,家計
最後に、家計のやりくりを成功させる8つのコツをご紹介します。「上手にやりくりできていないな」と感じている方は、以下の8つを試してみてください。

  • 家計簿アプリを活用する
  • クレジットカード決済で支出を一括管理する
  • 口座を目的別に分ける
  • 年間でかかる特別費は、毎月貯蓄する
  • 家計に関わる全員と現状を共有する
  • 予算を週ごとに管理する
  • ライフプランを作成する
  • あまり厳しすぎる目標を設定しない

家計簿アプリを活用する

1つ目のコツは、家計簿アプリを活用することです。家計簿と聞くと、紙のノートを想像する方も多いかと思いますが、最近では収支を記録できる家計簿アプリが多数登場しています。

「いちいち紙に書くのが面倒くさい」と思っている方も多いのですが、家計簿アプリを活用すれば、スマホで簡単に収支を入力できるので面倒な手間はかかりません。家計簿をつけていない方は、アプリを活用するのがおすすめです。

クレジットカード決済で支出を一括管理する

2つ目のコツは、クレジットカード決済で支出を一括管理することです。現金で支払いをすると、領収書やレシートで一つひとつの支出を見ていく必要があります。手間がかかる作業なので、細かい金額だと見落としてしまうかもしれません。

一方、クレジットカードで支払いを行えば、カードの明細で支出をすべて把握できます。いつ・いくら使ったのかが明細だけでわかり、支出の管理も簡単です。

また支出の管理が楽になるだけでなく、使用した金額に応じてポイントもつくので一石二鳥です。クレジットカードのポイントは、今後の買い物に使えるのはもちろん、電気代などの公共料金の支払いにも充てられるので、現金払いの方はクレジットカード払いに変えてみると良いでしょう。

口座を目的別に分ける

3つ目は、口座を目的別に分けることです。給料用や貯蓄用など目的別に口座を分けることで、収支を把握しやすくなります。

また、貯蓄用の口座のお金には一切手をつけずに入金だけを行っていきましょう。そうすることで、着実にお金が貯まっていきます。

年間でかかる特別費は、毎月貯蓄する

特別費は、毎月固定した金額を貯蓄するのがコツです。余裕のあるときだけしか特別費を貯めていないと、いざ必要になったとき予想外の出費になってしまう可能性があります。急な出費に備え、特別費は毎月決まった額を貯めておきましょう。

家計に関わる全員と現状を共有する

現状を知らない人間が家計に関わっていると、悪気なく簡単に支出を増やしてしまいます。やりくりを成功させたいならば、まず家計に関わる全員と、現状を共有しておきましょう。

家計を共有しているといっても、金銭感覚はそれぞれ異なるものです。家計の共有をきっかけに、金銭感覚の違いが明らかになり、言い争いが起こるかもしれません。しかし、そうした話し合いは、やりくりを成功させるために必要な過程です。全員が納得できるよう話し合い、協力してやりくりする体制を整えましょう。

予算を週ごとに管理する

月末にお金を使いすぎたと気がついても、そこからはなかなか取り返せません。月中にそれまでの状況を振り返るのが理想ですが、そう何度も時間を割くのは難しいでしょう。そうした場合は、予算を週ごとに管理するのがおすすめです。短期間のため管理しやすく、また一度予算をオーバーしても、次週からすぐ取り戻しにかかれます。

ライフプランを作成する

ライフプランとは、今後の人生設計とそれにまつわるお金の計画です。作成することで、いくらの貯蓄がいつまでに必要かが明らかになり、毎月使える金額も自然と絞りこめます。

先ほども解説した通り、貯蓄の目標や月の予算がない家計のやりくりは、なかなかうまくいかないものです。ライフプランを作成すれば、貯蓄の目標と月の予算が立ち、やりくりも成功しやすくなります。

あまり厳しすぎる目標を設定しない

あまり厳しすぎる目標を設定しては、やりくり自体が難しいのはもちろん、やる気も維持できません。日々の家計のやりくりは、ダイエットに通ずるところがあるともいいます。途中で投げ出したり、ストレスで使い過ぎたりしないよう、予算は無理のない範囲で設定し、旅行や買い物なども適度に楽しみましょう。

まとめ

家族
家計をやりくりする際には、収入や支出をきちんと記録し、定期的に見直すことが大事です。家計管理が苦手と感じている方は、今回ご紹介した8つのコツを試してみてください。コツをつかむことでやりくりがスムーズになり、安定して貯蓄を増やせるようになります。

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監修

田中佑輝

株式会社アルファ・ファインシャルプランナーズ 代表取締役

田中佑輝

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在。その後、外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャー、行員向け経済学講師を経て独立系ファイナンシャルプランナー事務所を設立。著書に『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』、『50代から考えておきたい“お金の基本”』。Bond University大学院でマーケティングと組織マネジメントを研究。経営学修士。

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