クレジットカードを持つなら、ポイント還元率が高いカードを選びたいと思うのは当然です。
ですが、クレジットカードは種類が多く、ポイント還元率が比べにくく感じてしまう方もいるかもしれません。
そこで、今回はポイント還元率が高いクレジットカードを紹介します。
高還元率のクレジットカードのメリットやデメリット・注意点も説明するので、これからクレジットカードを作りたい方はぜひ参考にしてください。

【徹底比較】ポイント還元率が高いクレジットカード10選
ポイント還元率が高いクレジットカードをランキングにしました。
もともとのポイント還元率の高さに加え、提携サービスの利用でポイント還元率が上がるクレジットカードばかりです。
ポイント還元率の高いクレジットカードを作るなら、ぜひ以下の中から選んでみてください。
1位:リクルートカード

還元率 | 1.2%〜4.2% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 18歳以上 |
国際ブランド | mastercard、VISA、JCB |
ホットペッパーやじゃらんなどのサービスを運営するリクルートが発行するのが「リクルートカード」です。
1.2%の還元率で、カード利用時にリクルートポイントが貯まります。1リクルートポイント=1円として割引などに活用できます。
じゃらんnetならプラン次第でポイント還元率が最大11.2%、ポンパレモールなら商品次第で21.2%の還元率になることもあります。
普段からリクルート系列のサービスを利用する方は、ぜひ持っておきたいクレジットカードです。
2位:楽天カード

還元率 | 1.0%〜3.0% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 18歳以上 |
国際ブランド | mastercard、VISA、JCB、American Express |
楽天のサービスを利用する方が持っておきたいのが、楽天カードです。
普段のショッピングの際のポイント還元率は1%ですが、楽天市場のアプリを利用するとポイント還元率が3.5%となります。
また、楽天銀行の引き落とし設定や楽天トラベルでの旅行代金の支払い、楽天モバイルの携帯料金の支払いなどでもポイントが貯まります。
貯めたポイントは、楽天関連の多くのサービスで利用可能です。

3位:三井住友カード(NL)

還元率 | 0.5%〜7.0% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 満18歳以上 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
三井住友カード(NL)は最短30秒※1でカードを発行でき、Vpassアプリで情報を管理できるナンバーレスのクレジットカード。
いますぐクレジットカードを発行したいという方には、最短30秒で発行できる三井住友カード(NL)が人気でおすすめのカードです。
通常は0.5%のポイント還元率ですが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなど対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でポイント最大7%還元※2となり、非常にお得に買い物ができます。
三井住友カード(NL)は、カード番号などが印字されていないナンバーレスとなっています。カード番号・有効期限などのカード情報は、スマートフォンでVpassアプリをダウンロードしていただければ、簡単・安全にご確認いただけます。
三井住友カード公式サイト
このように、三井住友カード(NL)は最短30秒で発行できる手軽さと、ナンバーレスによるセキュリティの強さを兼ね備えた、どんな方にもおすすめできる1枚となっています。
三井住友カード(NL)に関する注意事項
※1:最短30秒発行受付時間:9:00〜19:30
※1:ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
※2:iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※2:商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※2:一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※2:通常のポイントを含みます。
※2:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
4位:JCB CARD W

還元率 | 1.0%〜5.5% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 最大5円 |
申し込み対象 | 18歳以上39歳以下 |
国際ブランド | JCB |
JCB CARD Wは18〜39歳までを対象としたクレジットカードで、年会費無料で作ることができる点が魅力的です。
ポイント交換プログラム「Oki Dokiポイント」の還元率は1%で、1ポイント=ANAマイル3マイル、1ポイント=スターバックスカード4円分に交換できます。
特にスターバックスの利用がお得で、複数ボーナスを併せると最大5.5%までポイント還元率が上がります。
5位:dカード GOLD

還元率 | 1.0%〜4.5% |
年会費 | 11,000円(税込) |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 20歳以上 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ドコモユーザーにおすすめのクレジットカードがdカード GOLDです。
ドコモの携帯電話や「ドコモ光」の支払いにdカード GOLDを利用すれば、利用金額1,000円(税別)につき、100ポイントが貯まります。
つまり、普段のショッピングのポイント還元率が1%のところ、ドコモの携帯代(端末購入費用は除く)・通信費の支払いならポイント還元率10%になります。
ドコモで3年以内に購入した携帯電話なら、紛失・盗難・修理不能時に最大10万円の補償もつくので、ドコモユーザーはぜひdカード GOLDを検討してみてください。
6位:dカード

還元率 | 1.0%〜4.5% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 18歳以上 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
「dカードのポイント還元率は魅力的、でも年会費が高い」と感じる方におすすめなのがdカードです。
ショッピングでは1%のポイント還元率で、ドコモの携帯代・ドコモ光の利用料金1,000円(税抜き)で10ポイントが貯まります。
dカードGOLDほどポイント還元率は高くありませんが、年会費が無料であることを考えると十分だと言えるでしょう。
7位:au PAYカード

還元率 | 1.0%〜11.0% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 20歳以上 |
国際ブランド | mastercard、VISA |
au PAYカードは還元率1%ですが、紀伊國屋やドミノピザなどのポイントアップ店の買い物なら200円(税別)ごとに1ポイント増量されるのが特徴です。
au PAYやauでんきなど関連サービスの利用でもポイントが貯まるので、auユーザーの方はチェックしてみてください。
また、嬉しい点がPontaポイントとの提携です。
ローソンを始めさまざまなお店でPontaポイントを利用できるので、ポイントを使うのにも便利なクレジットカードだと言えます。
8位:Orico Card THE Point

還元率 | 1.05〜2.0% |
年会費 | 無料 |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 18歳以上 |
国際ブランド | mastercard、JCB |
Orico Card THE Pointは年会費無料にもかかわらず、入会から6か月間はポイント還元率が2%になる魅力的なクレジットカードです。
iDとQUIC Payにも対応しているのでコンビニなど少額の買い物利用にも向いています。
500オリコポイントから交換可能なオリコポイントゲートウェイというポイント交換プログラムもあり、貯めたポイントをマイルや電子マネー、ギフト券などに交換できます。
9位:三菱UFJカード

還元率 | 0.4%〜1.6% |
年会費 | 1,375円(税込) |
1ポイントの価値 | 5円 |
申し込み対象 | 18歳以上 |
国際ブランド | mastercard、VISA、JCB、American Express |
三菱UFJカードは2021年7月に会員募集を開始した、比較的新しいクレジットカードです。
もともとのポイント還元率は0.4%と高くありませんが、利用額が増えると還元率もアップしていきます。
三菱UFJニコスが運営するPOINT名人.comを経由して買い物をすると最大25倍のポイントが付与されます。
三菱UFJカードでインターネットショッピングする際には、ぜひPOINT名人.comを利用してください。
10位:三井住友カード プラチナプリファード

還元率 | 1.0〜10.0% |
年会費 | 33,000円(税込) |
1ポイントの価値 | 1円 |
申し込み対象 | 20歳以上 |
国際ブランド | Visa |
ポイント還元率とポイント交換プログラムを重視する方におすすめなのが、三井住友カードプラチナプリファードです。
基本のポイント還元率は1%ですが、特約店のプリファードストアでの買い物なら最大9%がポイント還元率にプラスされます。
また、新規入会や継続時にも最大40,000ポイントの付与があり、SBI証券の投資信託をクレジットカードで積み立てることも可能です。
ポイント還元率が高いクレジットカード比較表
クレジットカード | 還元率 | 年会費 | 1ポイントの価値 | 申込対象 | 国際ブランド |
---|---|---|---|---|---|
リクルートカード | 1.2%〜4.2% | 無料 | 1円 | 18歳以上 | Mastercard VISA JCB |
楽天カード | 1.0%〜3.0% | 無料 | 1円 | 18歳以上 | Mastercard VISA JCB American Express |
三井住友カード(NL) | 0.5%〜7.0% | 無料 | 1円 | 満18歳以上 | VISA Mastercard |
JCB CARD W | 1.0%〜5.5% | 無料 | 最大5円 | 18歳以上39歳以下 | JCB |
dカード GOLD | 1.0%〜4.5% | 11,000円 | 1円 | 20歳以上 | VISA Mastercard |
dカード | 1.0%〜4.5% | 無料 | 1円 | 18歳以上 | VISA Mastercard |
au PAYカード | 1.0%〜11.0% | 無料 | 1円 | 20歳以上 | Mastercard VISA |
Orico Card THE Point | 1.05%〜2.0% | 無料 | 1円 | 18歳以上 | Mastercard JCB |
三菱UFJカード | 0.4%〜1.6% | 1,375円 | 5円 | 18歳以上 | Mastercard VISA JCB American Express |
三井住友カード プラチナプリファード | 1.0%〜10.0% | 33,000円 | 1円 | 20歳以上 | VISA |
クレジットカードのポイント還元率と計算方法
ポイント還元率とは、クレジットカードで利用した金額に対し還元されるポイントのことです。
ポイント還元率は、以下の式で計算できます。
(ポイント還元率)=(獲得ポイント)÷(利用金額)×100
ポイント還元率が1%のクレジットカードで10,000円分利用すると、100ポイントが還元されます。
1ポイント=1円として買い物に利用できるクレジットカードも多く、ポイント還元率が高いほどお得です。
高還元率のクレジットカードのメリット
高還元率のクレジットカードを持つメリットとして、以下の2点が挙げられます。
- ポイントがすぐに貯まってお得
- 貯まったポイントをさまざまな方法で活用できる
高還元率のクレジットカードの魅力はやはりポイントの貯まりやすさです。
クレジットカードをよく利用する人ほど、高還元率のクレジットカードを持つべきだと言えます。
クレジットカードで貯まったポイントの利用方法などについても以下で説明します。
ポイントがすぐに貯まってお得
高還元率のクレジットカードなら、ポイントがすぐに貯まります。
10,000円の買い物をした時、ポイント還元率0.5%だと50ポイントが、ポイント還元率1%だと100ポイントが貯まります。
同じ利用額でも還元されるポイントが多いので、ポイント還元率が高いほうがお得だとわかります。
一般的に1%以上のポイント還元率だと、ポイント還元率が高いクレジットカードにあてはまります。
貯まったポイントを様々な方法で活用できる
還元されたポイントは、さまざまな方法で活用できてお得です。
1ポイント=1円の割引として使えることもあれば、マイルやギフト券、プレゼントなどに交換できることもあります。
また、ポイントを電子マネーに還元して使う人もいます。クレジットカードそれぞれにポイント交換プログラムがあり、活用方法もさまざまです。
クレジットカードに申し込む際にチェックしてみてください。
高還元率のクレジットカードのデメリット
高還元率のクレジットカードには下記2点のようなデメリットもあります。
- 年会費がかかる場合がある
- 支払方法が自動でリボ払いになるカードもある
高還元率のクレジットカードに申し込む際には年会費や支払い方法は必ずチェックするようにしてください。
各デメリットについて以下で説明するので、デメリットを理解した上でクレジットカードに申し込みましょう。
年会費がかかる場合がある
高還元率のクレジットカードは、年会費無料とは限りません。
クレジットカードは無料で作れるものもあれば、初年度年会費無料のもの、初年度から年会費がかかるものがあります。
高還元率のクレジットカードは年会費が高い傾向にあるので、クレジットカードの利用頻度が少ない人が持つと損してしまう可能性もあります。
自分のクレジットカードの利用頻度と年会費を比べて、お得になるかどうかを考えるようにしてください。

支払方法が自動でリボ払いになるカードもある
高還元率のクレジットカードの中には、支払い方法がリボ払いになってしまうカードもあります。
リボ払いは利用額を毎月一定額返済する方法ですが、手数料が非常に高くなってしまうのがデメリットです。
中には、リボ払いを解除するとポイント還元率が低くなってしまうカードもあります。
ポイント還元率に釣られてリボ払いのクレジットカードを契約すると、結局手数料で損することになるのでおすすめできません。
ポイント還元率重視でクレジットカードを選ぶ際の注意点
ポイント還元率を重視してクレジットカードを選ぶ場合には、下記2点に注意が必要です。
- 年会費と利用頻度によっては損することも
- ポイントの利用可能な用途・有効期限を確認する
普段はクレジットカードよりも現金を使いたいという方は、ポイント還元率が高いクレジットカードを持つ必要がないかもしれません。
ポイント還元率の高いクレジットカードを持つ注意点について以下で説明します。
年会費と利用頻度によっては損することも
ポイント還元率の高いクレジットカードは年会費が高い傾向にあります。
そのため、利用頻度が少ないと得られるポイント以上に年会費にお金がかかってしまい、損してしまう可能性が高くなってしまいます。
「いざというと時のためにクレジットカードを持っておきたい」程度の利用頻度なら、ポイント還元率の高いクレジットカードの中でも年会費無料のものを選びましょう。
ポイントの利用可能な用途・有効期限を確認する
ポイントの利用可能な用途やポイントの有効期限を確認しておきましょう。
「マイルを貯めたい」と思って高いポイント還元率のクレジットカードを契約したのにマイル交換に対応していない、というケースも考えられます。
また、ポイントは無期限ではありません。有効期限が1〜2年のものが多く、有効期限を過ぎると消失してしまいます。
貯まったポイントをどう使いたいのか、事前に目処を立ててからクレジットカードを選びましょう。
還元率が高いクレジットカードの選び方
クレジットカードは、還元率の高さで選ぶのがおすすめです。
還元率とは、クレジットカードを使用することによって得られる利益のこと。
とはいえ、ポイント還元率だけを見て選ぶと、トータルでは損する場合もあります。
ここでは、還元率が高いクレジットカードの選び方を紹介していきます。
ポイントの還元率で比較
まずは、ポイントの還元率で比較しましょう。
数字が大きいほどお得だとすぐ判断できるので、クレジットカード初心者の方にもわかりやすいです。
ポイントの還元率とは、クレジットカードを使用した金額に対して、ポイントが付与される割合のことです。
ポイント還元率はクレジットカードごとに異なります。
0.5%程度の還元率のものが多く、1.0%以上になると高還元率だと言われています。
たとえば「利用金額100円につき1ポイント」であれば、ポイント還元率は1%です。
「利用金額100円につき1ポイント」=ポイント還元率1%
上記のように、パーセントでの記載がなく利用金額に対して何ポイント還元されるかを文章で記載しているケースも多いです。
「利用金額200円につき1ポイントを付与」とあれば、以下のように計算します。
1ポイント÷200円=0.005 → ポイント還元率は0.5%
ポイントがたくさん貯まるクレジットカードで得したい方は、ぜひポイント還元率を比較して、高還元率のクレジットカードを見つけましょう。
ただし、ポイントのレートには注意が必要です。
ポイントの種類によっては、1ポイント=1円ではないものもあります。
つまり、ポイントの付与率としては1%だとしても、円換算の還元率だと下がってしまうこともあるのです。
1ポイントの価値が0.5円や0.1円など、1円ではない場合も少なくありません。
もし1ポイント=0.5円だったとしたら、1,000ポイントあったとしても、500円の価値になります。
また、「1,000円につき2ポイント付与、1ポイント=3.5円」のように、一見わかりにくいものもあります。
この場合、以下のように、1,000円で7円分の還元なので、還元率は0.7%となります。
1,000円につき2ポイント
3.5円✕2ポイント=7円
1,000円につき7円の還元
このように、ポイント還元率の計算が少しややこしいものでも、順を追って計算すれば、円換算での還元率を知ることができます。
クレジットカードを還元率で選ぶ際には、ポイントのレートも確認した上で、還元率を計算してみましょう。
年会費が安いものを選ぶ
クレジットカードを選ぶ際には、年会費が重要です。
ポイント還元率が高くても年会費も高ければ、トータルでは損していることもあります。
たとえば、年会費が1万円のクレジットカードで、還元率が1%、年間の利用金額の見込みが20万円だとしたら、このようになります。
年会費:1万円
年間の利用金額見込み:20万円
年間のポイント還元額:2,000円
ポイント還元で得するのが2,000円相当で、年会費を1万円払っていると、8,000円のマイナスになります。
このクレジットカードで年会費を損しないためには、年間で100万円以上使い、1万ポイント以上の還元を受ける必要があることがわかります。
もちろん、年会費1万円のクレジットカードであればほかにも特典があるはずですので、ポイント還元率だけで損だと決められるわけではありません。
その他の特典も加味した上で、本当に得なのかは検討した上で決めたほうが良いでしょう。
トータルで損しそうなのであれば、還元率は低めでも、年会費が安い、もしくは年会費が無料のクレジットカードを選んだほうがお得になります。
ポイント還元率と年会費のバランスをとるのであれば、年会費が安くてポイント還元率がなるべく高いものを選ぶことが大切です。
年会費無料のクレジットカードであれば、ポイント還元率がそこまで高くなくても、十分お得に利用できます。
年会費が有料の場合は、1年間で貯まりそうなポイントを計算してみて、選んでみましょう。
たとえば、年会費が2,000円で、還元率が0.5%であれば、このように考えます。
年会費÷還元率=利用金額
2,000円÷0.5%=400,000円
年間400,000円を利用すれば2,000ポイントになる
年間40万円以上、1か月あたり33,333円以上利用するのであればお得
上記のクレジットカードであれば、年間の利用金額が40万円よりも多ければお得になると判断できます。
ポイントの利用目的に合わせる
ポイント還元率が高くても、そのポイントを使わないなら意味がありません。
ポイントをどのような目的で利用するのか?使い道を決めておくほうが、最適なクレジットカードを選びやすくなります。
ポイントの使い道としては、大きく分けて2種類あります。
- ポイントのままで使用する
- 別のポイントやマイルに交換する
クレジットカードのポイントのままで使う方法と、別のポイントやマイル等に交換する方法の2種類です。
貯まったポイントのまま利用する場合は、対象店舗や対象サービスの支払いに利用できるので、手続きなども不要で、簡単に使用できます。
普段から使い慣れているポイントであれば、特に意識しなくても使いやすいのではないでしょうか。
一方で、別のポイントやマイルに交換する場合は、交換手続きが必要です。
クレジットカードで貯まるポイントにはいろんな種類がありますが、それぞれ、さまざまなポイントやマイル等と交換できます。
どんなポイント・マイルに交換できるかはクレジットカードの種類によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
ただし、交換する際のレートが低いと、損してしまうこともあります。
交換のレートは一律ではなく、クレジットカードごとに異なるため、自分が交換したいポイントやマイルがあるかを確認した上で、レートもしっかり見ておきましょう。
なお、ポイントは交換するよりも、ポイントのまま使用するほうがお得になる場合が多いです。
ポイントのまま利用するのがもっとも手間もなく、簡単に利用できる上にお得です。
使い道が豊富だったり、すでによく利用しているお店のポイントが貯まるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
いくらポイント還元率が高くても、使い勝手が悪く利用目的に合わないポイントだとお得とは言えないので、自分の利用目的に合わせたポイントを選びましょう。
ポイントの利用目的と考えると少し難しいかもしれませんが、そのポイントの使い道を調べた上で、自分が使いこなせそうかを考えてみるとわかりやすいです。
ポイントの使い道についてはクレジットカード会社の公式サイトなどに記載があると思いますので、使い道のページを見ながら、どんな利用方法があるか、考えてみてください。
よく利用する店舗やサービスを考慮する
前述の通り、ポイントの利用目的を考える上では、ポイントの使い道が豊富だったり、自分がよく利用するお店で使えるポイントだったりを選ぶのが、お得です。
よく利用する店舗やサービスで、どんなポイントが使えるでしょうか?
店舗であれば「◯◯ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれることがあります。
どのポイントの名前をよく耳にするでしょうか。思い出してみてください。
また、会計時にレジ周辺を見ると、使用できるポイントの案内が掲示されていることが多いので、チェックしてみるのもおすすめです。
スーパーやドラッグストアなど日常的に利用するお店のポイントだと使い勝手は良いでしょう。
コンビニで利用できるポイントも便利です。ただし、コンビニはスーパーやドラッグストアよりも商品の値段自体が高いため、お得な生活をしたい方にとっては、なるべくコンビニを使わない生活をするほうがおすすめです。
とはいえ、コンビニを一切使わない生活も難しいと思いますので、よく利用するコンビニがあれば、そのコンビニで使えるポイントが何なのか、チェックしておくと良いでしょう。
好きなブランドのショップで貯まるポイントなど、1回あたりの利用金額が大きい買い物で貯まる・使えるポイントもお得です。
日常使いではなくても、1回あたりの利用金額が大きいのであれば、その1回の買い物で一気にポイントを貯めることができます。
実店舗だけでなくオンラインショップやウェブサービス、アプリなども含め、よく利用する店舗・サービスをイメージしてみてください。
もちろん、すでに貯めているポイントがあれば、そのポイントが貯まるクレジットカードを選ぶというのもおすすめです。
使い慣れているポイントであれば貯め方も使い方も知っているので、お得に効率よく使えるのではないでしょうか。
もし、「実はあまりよくわかっていない」という場合でも、この機会に、お得な貯め方や使い方を勉強してみるのも良いでしょう。
ポイントの有効期限を把握する
ポイントには有効期限があります。
せっかく貯めたポイントも、使わないまま有効期限が過ぎてしまっては損してしまいます。
ポイント有効期限については、大きく分けると3パターンあります。
- 1年間などの有効期限が決まっている
- 最終利用日から1年間など、条件付きで有効期限が変わる
- 無条件で無期限
多いのは、1年間など、有効期限が決まっているクレジットカードです。
ポイント還元された月から1年後の月末に期限切れとなります。
一方で、期限はあるものの、条件次第では実質無期限になるクレジットカードも多いです。
「最終利用日から1年間」といった条件であれば、そのクレジットカードを日常的に使っている限りはポイントが失効しません。
ただし、滅多に使用しないクレジットカードであれば、1年以上使用しないことで、ポイントも失効してしまいます。
こうした条件が付いているクレジットカードを利用する場合は、日常的に使用するメインカードにしたり、サブスクサービスの支払い用に設定するなどして、有効期限が切れないように工夫しましょう。
基本的に、ポイント還元率が高いクレジットカードだと、有効期限が決まっていることが多いです。
ポイント還元率だけで選ぶと有効期限内にポイントを使い切れずに失効してしまい、損になります。
ポイントの使い方は、人によって違います。どちらに当てはまるかを考えてみましょう。
- 日常的に少しずつ使う
- まとまった金額分を貯めてから一気に使う
ポイントを貯めることはせず、少し貯まったら50ポイントや100ポイントでも日頃の買い物で使う方もいます。
日常的に少しずつ使う場合は、ポイントの有効期限を気にする必要はありません。
一方で、まとまった金額分を貯めてから一気に使いたい方もいます。
数万ポイントなど、大量のポイントを貯めておきたい方は、ポイントの有効期限を気にしておく必要があります。
もし、旅行や家電の購入など、大きな買い物に一気に使うのであればなおさら、ポイントの有効期限は慎重に確認すべきです。
こまめに有効期限をチェックできる人や、貯まったポイントをすぐに使い切れる人は、有効期限のあるポイントでも使いこなせるでしょう。
一方、こまめに有効期限をチェックできそうにない方や、ポイントを使うのに時間がかかりそうな方は、ポイント有効期限が無期限のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードのポイントを効率よく貯める方法
クレジットカードのポイントは、効率よく貯めることもできます。
普通に利用しているだけでもポイントは貯まりますが、少しの手間や工夫で貯まるポイントを一気に増やせるのです。
ここからは、クレジットカードのポイントを効率よく貯める方法について解説します。
ポイントアッププログラムの活用
ポイントアッププログラムとは、通常ポイントとは別に、特定の条件をクリアすることにより追加のポイントが貯まる仕組みのことです。
プログラムの内容は、クレジットカードによりさまざまな条件があります。
ポイントアッププログラムの内容はクレジットカードごとに異なり、たとえば以下のような内容があります。
- 専用のアプリを利用すると+0.5%
- 住宅ローンを利用すると+1%
- 特定のショップで利用すると+0.5%
ひとつめは、クレジットカード専用のアプリをダウンロードして情報を連携させるとポイントアップ、というものです。
ふたつめは、クレジットカード会社と同グループの銀行で住宅ローンを利用した場合、といった条件になります。
みっつめは、クレジットカード会社と同グループの特定のショップではポイントアップ、というものです。
ほかにも、クレジットカード会社ごとにさまざまなプログラムが用意されています。
複数のプログラムを組み合わせていくことで、ポイント還元率が2倍、3倍と増えていき、どんどんポイントが貯まりやすくなります。
一般的なクレジットカードでは、ポイント還元率が0.5%のものが多いのですが、実はこうしたポイントアッププログラムにより、還元率を高めることが可能なのです。
ポイントアッププログラムによって、ポイント還元率が5%を超えるようなクレジットカードもあります。
ポイントアッププログラムの内容は公式サイトに掲載されているので、自分に合ったプログラムがあるか確認してみましょう。
利用できそうなプログラムはぜひ活用してみてください。
中には、例にも挙げた「住宅ローンの利用」など簡単には満たせない条件もありますが、逆に、誰でも満たせる条件もありますので、必ずチェックしておくことをおすすめします。
利用頻度が高い店舗・サービスと相性を良くする
クレジットカードのポイントを効率よく貯めるには、利用する店舗・サービスとの相性も重要です。
よく利用する店舗・サービスがあれば、そこで貯まるポイントを確認してください。
利用頻度が高い店舗・サービスでポイントが貯まりやすいクレジットカードがあれば、かなり効率よくポイントが貯まります。
たとえば通常のポイント還元率が0.5%でも、特定の店舗・サービスでプラス0.5%貯まるのであれば、ポイント還元率は2倍になります。
確認する店舗・サービスとしては、こうしたものがあります。
- スーパー
- ドラッグストア
- コンビニエンスストア
- ネット通販・オンラインショップ
利用頻度だけでなく、利用金額も意識してみてください。
利用金額が多いほどポイントも貯まりやすいので、普段、よく利用し、よくお金を使っている店舗やサービスがどこなのか、考えてみましょう。
ポイントを効率よく貯めるという観点では、利用頻度の高い店舗やサービスに関するクレジットカードを選ぶのが得策ですが、使い道についても考えておきましょう。
せっかく効率よくポイントが貯まっていても、使い道が限られていると、結局は無駄になりかねません。
ポイントを使う観点でも、よく利用する店舗やサービスでポイントが使えるのか、確認しておくと良いでしょう。
ほかにも、ポイントがそのままクレジットカードの支払に充てられたり、プリペイドカードのチャージに利用できたりと、使い道はさまざまです。
クレジットカードのポイントと言えば、お得な貯め方ばかりに注目してしまいがちですが、使うときのことも考えておくと、より自分に合ったクレジットカードが選べるようになります。
長期戦略ならポイントの有効期限が長いカードにする
長期でポイントを貯めて一気に使いたい人も多いです。
長期戦略であれば、ポイントの有効期限は重要です。
有効期限が短いクレジットカードは、「たくさん貯めて一気に使おう」と思っているうちに、ポイントが失効してしまうからです。
クレジットカードについて調べているときや申込直後は、「どんどんポイントを貯めて、有効期限内にしっかり使い切ろう」と考えているものですが、意外とポイントを失効させてしまう人も少なくありません。
日々の生活の中で、クレジットカードのポイントについて考えなくなると、つい有効期限のことも忘れてしまうのです。
でも、せっかく高還元率のクレジットカードを選び、せっせとポイントを貯めても、有効期限を忘れて失効させてしまったとしたら、とてもショックですよね。
ポイント還元率だけでみれば有効期限が短いクレジットカードのほうがお得ですが、これはこまめに使う人向けのクレジットカードです。
長期でポイントを貯めておきたい人は、ポイントの有効期限が長いもの、もしくは無期限のものを選んでください。
ポイントの有効期限が無期限のクレジットカードは、ポイント失効のリスクがないためおすすめです。
有効期限があるとどうしても失効してしまうリスクがありますが、無期限であれば失効することはないため、何年も貯めっぱなしにしていても、ポイントがなくなることはありません。
ただし、ポイントを貯めっぱなしにしておくことで、別のリスクはあります。
それは、クレジットカードの規約の変更(改悪)です。
クレジットカード会社の規約の変更により、ポイントの価値が下がってしまう可能性はあります。
ポイントの価値が下がってしまえば損ですよね。
とはいえ、こうした重要な規約変更については、必ず事前にアナウンスがあります。
メールや書面での通知が来ますので、必ず内容を確認してください。
もし、ポイントの価値が下がるのであれば、変更前にポイントを使い切ってしまいましょう。
クレジットカードの還元率に関するFAQ
ここからは、クレジットカードの還元率にまつわるよくある質問とその回答について紹介します。
クレジットカードの還元率とは?
クレジットカードを利用した金額に対して、還元される金額の割合のことです。
一般的には、ポイントとして還元されるので、利用金額に対して還元されるポイントの割合を指します。
還元率ではなく付与率と呼ばれることもあります。
たとえば、利用金額100円に対して1ポイント還元されるのであれば、ポイント還元率は1%ということになります。
利用金額200円に対して1ポイント付与と記載されていれば、ポイント還元率は0.5%です。
このように、クレジットカードの紹介ページには「ご利用金額◯◯円につき◯ポイントを付与」のような記載がありますので、底から還元率を計算することができます。
注意しなければならないのが、ポイントの価値は1ポイント=1円とは限らないことです。
たとえば1ポイント=0.1円であれば、100円に対して0.1円しか還元されず、1,000円でようやく1円の還元となります。
円換算すれば、還元率は0.1%ということになってしまいますので、ポイントの価値(レート)にも注意する必要があります。
このように、1ポイントあたりの価値によって金額としての還元率は異なるので注意してください。
ポイント還元率の平均は?
ポイント還元率の平均は、そのときどきで変わるため、一般的には知られていません。
ただし、平均的なクレジットカードのポイント還元率としては、0.5%のものが多いです。
ポイント還元率が0.5%と記載されていれば、一般的・平均的なクレジットカードだと言えるでしょう。
ポイント還元率が1.0%以上になると、高還元率だと言われています。さらに、5%超ともなってくると、超高還元率になります。
逆に、0.5%未満の還元率だと低還元率になりますので、還元率が高いクレジットカードがほしい方は、選ばないほうが良いでしょう。
「どうしてもこのクレジットカードじゃないと受けられない特典がある」という場合には別ですが、基本的には0.5%以上のクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
とはいえ、ポイント還元率は利用状況や特典などにより増やすこともできます。
通常の還元率が0.5%のクレジットカードでも、利用状況によっては1%や2%といった高還元率を実現することも可能です。
クレジットカードの還元率を調べる方法は?
クレジットカードの還元率は、わかりにくい場合もあります。
「還元率」ではなく「付与率」という言葉が使われていることもあります。
また、還元率や付与率といった言葉は使わずに、以下のような説明文で記載されていることもあります。
ご利用金額200円につき1ポイントを付与します。
上記のような記載がある場合は、以下のように計算します。
1ポイント÷200円=0.005(0.5%)
ポイント還元率が0.5%のクレジットカードであれば、たいてい「200円につき1ポイント」という記載があるので、わかりやすいです。
このように、ポイント還元率は上記の計算によってもとめることもできます。
クレジットカードの紹介ページに還元率の記載が無い場合は、自分で計算してみましょう。
還元率が最も高いクレジットカードは?
還元率がもっとも高いクレジットカードというのは、「これ」と紹介するのが難しいものです。
なぜなら、高還元率にするにはさまざまな条件をクリアする必要があるからです。
仮に、条件次第でポイント還元率が10%のクレジットカードがあったとしても、その条件に当てはまる人や当てはまる利用状況はかなり限られます。
基本的なポイント還元率は0.5%~1%のものが多く、そこにポイントアッププログラムなどで還元率が増えていき、高還元率になります。
そのため、ポイントアッププログラムの条件に当てはまるかどうかで還元率は大きく異なります。
また、高還元率のクレジットカードは年会費が高いものも多く、せっかく申し込んでも、お得にならない可能性もあります。
利用金額が多い場合は年会費が高いクレジットカードでも元が取れるかもしれませんが、生活費の支払い程度ではむしろ損になるカードもありますので注意してください。
年会費で支払う金額以上のポイントが還元されるか、計算してから判断すると良いでしょう。
さらに、クレジットカードの還元率は、変更になることもあります。新しいクレジットカードブランドも出てきますし、そのときどきで、高還元率のクレジットカードのランキングも入れ替わっていくのです。
つまり、申込時期によっても一番還元率が高いクレジットカードは変わってきます。
還元率を優先してクレジットカードを選びたいのであれば、一つひとつ還元率を確認し、比較した上で選ぶことが大切です。
クレジットカード還元率の上限は?
クレジットカード還元率の上限は、何か決まりがあるわけではありません。かなり還元率が高いクレジットカードだと、さまざまな条件を達成することで7%ほどになるものもあります。
なお、1か月あたりに貯められるポイント数に上限を設けているクレジットカードもあります。
大手のクレジットカードでは、1か月あたり15,000ポイントを上限としているものも多いです。
ポイント還元率が1%であれば、1か月あたり150万円、ポイント還元率が5%であれば、1か月あたり30万円が、ポイントのつく上限金額ということになります。
とはいえ、一般的な所得の方が一般的な使用をする範囲では、上限にかかることは無いと言えるでしょう。
数百万円以上の高額な利用の場合はポイント付与の上限に達する場合もあるので、知識として知っておくと良いかもしれません。
ポイント還元率でクレジットカードを選ぼう
今回はポイント還元率の高いクレジットカードを紹介しました。
ポイント還元率の高いクレジットカードは、使えば使うほどお得です。
公共料金の支払いや普段の買い物をクレジットカードでするなら、ポイント還元率の高くクレジットカードを持っておくことをおすすめします。
ぜひ、上記で紹介したクレジットカードの中から、自分に合ったものを選んでみてください。