アルファ・ファイナンシャルプラナーズ

20代後半の平均貯金額と結婚前に確認しておくべきお互いの「借金・資産・金銭感覚」

公開日:
代表取締役 田中佑輝

この記事の監修者:

アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

結婚を意識し始めると、ふと気になるのが「お金」のことではないでしょうか。「自分の貯金って、同年代と比べて多いの?少ないの?」「結婚するなら、どれくらい貯めておくべき?」——さらに踏み込んで、「相手の貯金や借金って、どうなっているんだろう」と、聞きたいけれど聞きづらい不安を抱えている方も多いはずです。

お金の話は、たとえ結婚を考えるほど親しい相手でも、なかなか切り出しにくいものです。けれど、結婚とは「二人で一つの家計を営んでいく」こと。お互いのお金の状況や、お金に対する価値観を知らないまま結婚すると、後々大きなトラブルの火種になりかねません。実際、「金銭感覚の違い」は離婚理由の上位に毎年挙がり続けています。

この記事では、まず20代後半の平均貯金額の実態をデータでお伝えし、そのうえで、結婚前にお互いに確認しておきたい「借金・資産・金銭感覚」の3つのポイントと、角を立てずにお金の話を切り出すコツを、独立系FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から解説します。二人の新しい生活を安心してスタートさせるために、ぜひ最後まで読んでください。

20代後半の平均貯金額と結婚前に確認しておくべきお互いの「借金・資産・金銭感覚」

FPを、あなたの「お金の顧問」に。
月額880円(税込)で、何度でも相談できます。

20代後半の平均貯金額はいくら?気になる実態をデータで確認

まずは、気になる「みんなの貯金額」から見ていきましょう。自分の立ち位置を知ることは、結婚に向けたお金の計画の第一歩です。

20代単身世帯の平均は219万円、中央値は103万円

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年・単身世帯)によると、20代の単身世帯の金融資産保有額は、平均値が219万円、中央値が103万円となっています。20代後半は、社会人歴が数年あり、20代前半よりも貯蓄が進んでいる傾向があるため、おおむねこの水準か、やや上回るくらいが一つの目安になります。

なお、この「金融資産」には預貯金だけでなく、投資信託や株式なども含まれます。純粋な預貯金だけで見ると、もう少し低くなる点は押さえておきましょう。

「平均値」より「中央値」を見るべき理由

ここで注目してほしいのが、平均値(219万円)と中央値(103万円)に、2倍以上の差があることです。平均値は、一部の貯金額が非常に多い人に引っ張られて、実感より高く出る性質があります。一方、中央値は「全員を貯金額の順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる人の額」なので、より「普通の人の実態」に近い数字です。

つまり、「20代後半で貯金100万円前後」なら、ごく平均的な水準だと考えてよいでしょう。平均値の219万円という数字だけを見て、「自分は全然足りない」と過度に落ち込む必要はありません。

「周りと比べて少ない」と焦らなくていい

貯金額は、収入・住んでいる地域・実家暮らしか一人暮らしかなど、人によって前提が大きく異なります。他人の数字と比べて一喜一憂するより、「これから二人で、どんな生活を築き、そのためにいくら必要か」を考えることのほうが、はるかに大切です。大事なのは今の貯金額そのものより、これからの二人の計画なのです。

なぜ結婚前に「お互いのお金」を確認すべきなのか

「お金の話をするなんて、相手を信用していないみたいで気が引ける」——そう感じる方もいるでしょう。しかし、結婚前のお金の確認は、むしろ二人の信頼関係を守るために欠かせないものです。

「金銭感覚の違い」は離婚理由の上位

各種の調査で、「性格の不一致」と並んで、「金銭感覚の違い」や「浪費」は、離婚理由の上位に毎年挙げられています。毎日の暮らしは、お金の使い方の連続です。片方が節約を重視し、もう片方が「人生は楽しんでこそ」と考えていれば、日々の小さな衝突が積み重なっていきます。結婚前にお互いの金銭感覚を知っておくことは、こうした将来の摩擦を減らすことにつながります。

結婚後に発覚すると、取り返しがつきにくい

最も避けたいのが、結婚後に相手の多額の借金が発覚する、といったケースです。結婚して家計を一つにした後では、相手の借金が二人の生活に直接のしかかってきます。「結婚前に知っていれば、対策も相談もできた」ことが、結婚後に判明すると、信頼そのものが揺らぎかねません。だからこそ、一緒になる前の確認が重要なのです。

結婚前に必ず確認したい3つのこと「借金・資産・金銭感覚」

では、具体的に何を確認すればよいのでしょうか。お互いに確認しておきたい3つのポイントを解説します。

①借金:ローン・奨学金・リボ払いの有無

最も確認したいのが「借金(負債)」です。自動車ローン、カードローン、クレジットカードのリボ払い残高、そして見落とされがちなのが奨学金の返済です。奨学金は「借金」という意識が薄れがちですが、返済額や残高によっては、結婚後の家計に少なくない影響を与えます。「いくら・何のために・あと何年で返し終わるのか」を、お互いに正直に共有しておきましょう。借金があること自体が問題なのではなく、それを隠すことが問題なのです。

②資産:貯金・投資・保有している財産

次に「資産」です。現在の貯金額はもちろん、新NISAやiDeCoなどで投資をしているか、親から受け継ぐ予定の財産があるか、なども含まれます。資産の把握は、「結婚式や新生活にいくら使えるか」「いつ頃マイホームを検討できそうか」といった、二人の将来設計の土台になります。どちらかが大きく多い・少ないを問題にするのではなく、「二人合わせて、今どれだけのスタート資金があるか」を知ることが目的です。

③金銭感覚:お金の「使い方」の価値観

意外と見落としがちで、しかし最も重要なのが「金銭感覚(お金の価値観)」です。何にお金をかけ、何を節約したいか。貯金は毎月いくらを目標にしたいか。趣味や自己投資にどれくらい使うのが「普通」だと感じるか。こうした価値観は人それぞれで、どちらが正しいというものではありません。だからこそ、結婚前にお互いの感覚を知り、「二人のルール」をすり合わせていくことが、長く穏やかに暮らすための鍵になります。

角が立たない!パートナーとお金の話を切り出すコツ

とはいえ、「どう切り出せばいいの?」というのが一番の悩みどころでしょう。相手を不快にさせず、前向きにお金の話ができるコツをお伝えします。

「査定」ではなく「二人の将来設計」として話す

最大のコツは、相手の貯金や借金を「問い詰める・査定する」のではなく、「二人の幸せな未来を一緒に計画する」ための前向きな話として切り出すことです。「あなたの貯金いくら?」とストレートに聞くより、「将来のために、そろそろ二人でお金の計画を立てたいな。まずお互いの状況を教え合わない?」と、二人の共同作業として提案すると、相手も身構えずに応じやすくなります。

まず自分から開示する

相手に開示を求める前に、まず自分の貯金額や借金、お金の価値観を正直に打ち明けましょう。自分から先にオープンにすることで、相手も安心して話しやすくなります。 「自分はこれくらい貯金があって、奨学金がこれくらい残っている。あなたはどう?」という流れをつくると、自然にお互いの状況を共有できます。

結婚式・新生活という「具体的な目標」をきっかけにする

「結婚式の費用をどうする?」「新居の家賃はいくらにする?」といった、目の前の具体的な目標は、お金の話を切り出す絶好のきっかけです。具体的なテーマがあれば、お金の話も「現実的な相談」として進めやすくなります。目標に向けて二人でお金の計画を立てる過程で、自然とお互いの資産や金銭感覚も共有されていきます。

アルファ・ファイナンシャルプランナーズが提案する「結婚前のマネー会議」

お金の話は、二人だけで話そうとすると、どうしても感情的になったり、途中で気まずくなったりしがちです。そんなときこそ、独立系FPという「中立な第三者」の活用が役立ちます。

第三者が入ると、お金の話はぐっとスムーズになる

FPを交えると、お金の話が「二人の対立」ではなく「専門家を交えた前向きな相談」になります。お互いの資産・負債を客観的に整理し、結婚後のライフプラン(住まい・出産・教育・老後)を見据えて、「いつ・何に・いくら必要か」を一緒に設計できます。特定の金融機関に属さない独立系FPだからこそ、特定の商品を売る立場ではなく、お二人の味方として中立にサポートできます。

マネソルで「二人の将来のお金」を可視化する

お金の話を始めるなら、まず「二人の将来のお金の流れ」を目に見える形にするのが近道です。アルファ・ファイナンシャルプランナーズが開発した特許取得済みのライフプランシミュレーションアプリ「マネソル」なら、二人の収入・貯金・これからのライフイベントを入力するだけで、将来の家計の推移を数分で可視化できます。数字が「見える化」されることで、お金の話がぐっと具体的で建設的になります。

まとめと次の一歩:二人の未来を「見える化」することから

この記事の要点を整理します。20代の単身世帯の貯金額は、中央値で103万円前後が実態で、「周りと比べて少ない」と焦る必要はありません。それよりも大切なのは、結婚前にお互いの「借金・資産・金銭感覚」の3つを確認し合うことです。お金の話は、相手を査定するのではなく「二人の幸せな未来を一緒に計画する」ための前向きな話として、まず自分から開示することがコツになります。

とはいえ、「二人だけだと、お金の話がうまく進まない」「将来いくら必要なのか、見当もつかない」というのが正直なところではないでしょうか。そんなときは、まずマネソルで、二人のこれからのお金の流れをシミュレーションしてみることをおすすめします。結婚、新生活、出産、住まい——これからのライフイベントを入力すれば、「我が家はこれからどうなるのか」が一目でわかります。

「二人の将来設計を、プロと一緒にじっくり考えたい」「お互いの資産や金銭感覚を整理して、安心して結婚生活をスタートさせたい」という方は、ぜひアルファ・ファイナンシャルプランナーズの無料相談をご活用ください。のべ3万件を超える相談実績を持つ監修者・田中佑輝をはじめ、特定の金融機関に縛られない独立系FPが、お二人の新しい門出を中立な立場でサポートします。二人の未来を「見える化」することから、始めてみませんか。

よくある質問

Q. 20代後半の平均貯金額はいくらですか?

A. 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年・単身世帯)によると、20代の単身世帯の金融資産保有額は、平均値が219万円、中央値が103万円です。20代後半は20代前半より貯蓄が進んでいる傾向があるため、おおむねこの水準か、やや上回るくらいが目安になります。平均値は一部の貯金が多い人に引き上げられるため、より実態に近い「中央値(103万円前後)」を参考にするとよいでしょう。

Q. 結婚前に貯金はいくら必要ですか?

A. 必要な金額は、結婚式を挙げるか、新居にどれくらいかけるかなど、二人が望む生活スタイルによって大きく変わるため、一律の正解はありません。大切なのは「今いくらあるか」よりも、「これから二人でどんな生活を築き、そのためにいくら必要か」を二人で計画することです。結婚式・新生活・将来のライフイベントにかかる費用を見積もり、それに向けて二人で貯蓄計画を立てることをおすすめします。

Q. 結婚前にパートナーと確認すべきお金のことは何ですか?

A. 結婚前に確認したいのは主に3つです。1つ目は「借金」で、カードローンやリボ払い、見落としがちな奨学金の残高と返済期間を共有すること。2つ目は「資産」で、現在の貯金額や投資(新NISA・iDeCoなど)の状況を把握すること。3つ目は「金銭感覚」で、何にお金をかけ何を節約したいかという価値観をすり合わせることです。借金があること自体より、隠すことが問題になるため、お互いに正直に共有することが大切です。

Q. パートナーとお金の話を切り出すにはどうすればいいですか?

A. 最大のコツは、相手を「査定・問い詰める」のではなく、「二人の幸せな未来を一緒に計画する前向きな話」として切り出すことです。「あなたの貯金いくら?」と直接聞くより、「将来のために二人でお金の計画を立てたい」と共同作業として提案しましょう。また、相手に求める前に、まず自分の貯金や借金、価値観を正直に開示すると、相手も安心して話しやすくなります。結婚式や新居の費用など、具体的な目標をきっかけにするのも効果的です。

Q. 奨学金は結婚前に相手に伝えるべきですか?

A. はい、伝えるべきです。奨学金は「借金」という意識が薄れがちですが、残高や返済期間によっては結婚後の家計に影響するため、重要な共有事項です。「いくら・あと何年で返し終わるのか」を正直に伝えましょう。奨学金があること自体はマイナスではなく、むしろ事前に共有して二人で返済計画を立てることで、信頼関係を深めるきっかけになります。隠したまま結婚して後から発覚するほうが、関係にとって大きなダメージになります。

Q. 夫婦でお金の価値観が合わない場合はどうすればいいですか?

A. 金銭感覚はどちらが正しいというものではないため、相手を変えようとするのではなく「二人のルール」をすり合わせることが大切です。たとえば、共通の生活費と各自が自由に使えるお金を分ける、毎月の貯金目標を二人で決める、大きな支出は事前に相談する、といったルールを作ると摩擦が減ります。二人だけで話し合うのが難しい場合は、独立系FPなどの中立な第三者を交えて、客観的にライフプランを整理するのも有効な方法です。

特許取得のライフプラン作成アプリ「マネソル」とは?

「マネソル」は、一般的な家計簿管理・資産管理機能に加え、30,000件以上の相談データをもとに将来のリアルなライフプラン(生涯キャッシュフロー表)を何度でもシミュレーションできる革新的なアプリです(特許第7100917号)。

★ マネソルが選ばれる3つの強み

  • ✔ 未来の「お金のズレ」を可視化:
    毎月数万円の誤差が将来引き起こす2,000万円以上のズレを事前に発見し、今打つべき対策を明確にします。
  • ✔ 他社アプリにはない無制限シミュレーション:
    結婚、出産、住宅購入、転職など、理想の未来プランを何度でもシミュレーション可能です。
  • ✔ プロのFPへの無料相談と完全連動:
    アプリ上で課題が見つかったり、解決方法に迷ったりした場合は、いつでもファイナンシャルプランナーに無料で個別相談が可能です。

まずは1ヶ月無料でお試しシミュレーションしてみませんか?

この記事の監修者

代表取締役/田中佑輝
アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在し、グローバルな金融リテラシーを培う。外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャーなどを経て株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズを創業。実務の傍ら、Bond University大学院にて経営学修士(MBA)を取得。現場での豊富な実務経験と理論に基づき、単なる運用益にとらわれない「一生涯お金に困らないための資産形成」を提唱。富裕層から一般層まで自身で2,000件以上、代表を務める同社全体ではのべ3万件以上の資産運用のアドバイス実績を持つ。

監修者について詳しく見る(会社概要へ)▶
フリーワード検索
人気の記事

初回無料相談

あなたにとって本当に良いマネープランが分かる
漠然とした将来不安を見える化しよう。

初回無料相談はこちら

会員企業従業員様向け相談予約

ベネフィットステーション、リロクラブなど
企業会員勤務の方は15,000円/回が3回まで無料

会員企業従業員様向け相談予約の方はこちら