アルファ・ファイナンシャルプラナーズ

【新NISA活用法】初心者向け・資産運用を安全に始めるためのポートフォリオ作成ガイド

公開日:
代表取締役 田中佑輝

この記事の監修者:

アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

「新NISAを始めてみたけど、これで本当に大丈夫なんだろうか」

つみたて投資枠でオルカン(全世界株式)を毎月3万円積み立て始めた。設定もした。でもなんとなく、これが正解かどうか確信が持てない。ネットで調べればS&P500を勧める記事があり、別の記事では「分散が大事」とあり、YouTubeでは高配当株のすすめが語られている——情報の洪水の中で、自分の選択が正しいのか不安になっている方は、決して少なくありません。

その不安、実はとても正しい感覚です。「とりあえずオルカンを買っておけば大丈夫」は半分正解で、半分は語られていない大切なことがあります。それが「ポートフォリオ(資産配分)」という考え方です。

この記事では、独立系FP法人として3万件以上の家計・資産形成相談に携わってきた経験をもとに、新NISAの初心者がポートフォリオの本質から実践的な組み方まで、一本で理解できる決定版ガイドをお届けします。読み終えるころには、「自分の人生設計に合った安全な資産配分」を自分の手で設計できるようになっているはずです。

【新NISA活用法】初心者向け・資産運用を安全に始めるためのポートフォリオ作成ガイド

お金のこと、何から考えればいいかわからない方へ

「なんとなく、お金が不安。」
その気持ちから、始めてみませんか?

今すぐ答えを出さなくても大丈夫。
まずは、これからのお金を一緒に整理することから。

家を買うなら、
いくらまで?

無理のない住宅予算が
見えてくる

子どもの将来の
お金は?

教育費の準備を
考えられる

今の生活、
使いすぎてない?

貯蓄と支出のバランスが
見えてくる

老後、このままで
大丈夫?

将来に向けた備えを
考えられる

難しいライフプラン作成も、FPがサポート

最初から知識がなくても、FPと一緒に始められます。

しかも、作って終わりじゃない。

テレビで見たお金のニュースも、突然気になった保険や住宅ローンのことも。
FPに何度でも相談できます。

月額 880円 (税込)
まずは、マネソルでできることを見る

月額880円(税込)の契約期間中、FPに何度でも相談できます。

1. 新NISAを始める初心者が最初に知るべき「ポートフォリオ」の本質

投資を始めるとき、多くの人は「どの商品を買うか」から考えます。でも本当に最初に考えるべきは「自分は何のために、いつまでに、いくら増やしたいのか」です。目的地のない旅に地図は不要です。逆に目的地が決まれば、どのルート(ポートフォリオ)を選ぶべきかが自然に見えてきます。

なぜ「オルカン1本」「米国株だけ」では危険なのか?

「オルカン(全世界株式インデックス)を1本買えばそれでいい」という情報は、間違いではありません。ただし、それが「危険ではない」かどうかは、あなたのライフプランと一致しているかどうかによって変わります。

まず、全世界株式や米国株式のインデックスファンドは、短期的には価値が40〜50%下落することがあります。リーマンショック時には米国株が約50%下落し、回復に約5年かかりました。もしあなたが5年後に子供の大学入学費用として積み立てたNISA資金を使う必要があり、そのタイミングで暴落が来たとしたら——「オルカン1本で積み立てればOK」という答えは、その状況ではOKではありません。

また、「米国株だけ」という戦略も、過去20年間の実績は非常に優秀ですが、米国経済が将来にわたって世界をリードし続ける保証はありません。2000〜2010年の「失われた10年」において、S&P500はほぼゼロリターンでした。地域の集中投資は高リターンの可能性がある一方で、特定の地政学リスク・規制リスクに対して脆弱です。

「何を買うか」より先に「いつ・何のために・いくら必要か」を明確にすること。それが、投資で失敗しないための唯一の出発点です。

ポートフォリオ(資産配分)が投資成果の9割を決める理由

1986年にBrinson、Hood、Beebowerが発表した著名な研究では、長期的な運用成果の約90%は「資産配分(アセットアロケーション)」によって決まり、個別銘柄の選択や売買タイミングの影響は10%程度に過ぎないことが示されています。

これが意味することは明確です。「どの銘柄を買うか」「いつ買うか」を精巧に選ぼうとするより、「株式・債券・現金をどの割合で持つか」「国内・海外をどう分散するか」というポートフォリオの大きな設計に時間をかけるほうが、はるかに重要だということです。

ポートフォリオとは、リスクとリターンのバランスを資産全体で管理する設計図です。1つの資産が下落しても、別の資産が補う。あるいは下落幅を小さく抑えることで、精神的に長期保有を続けられる——これがポートフォリオ設計の根本的な目的です。

あなたの「リスク許容度」を正しく測る5つのモノサシ

ポートフォリオを設計するうえで、最初に把握すべきが「自分のリスク許容度」です。これを把握せずに「とりあえず積極的に増やしたい」という理由でハイリスクな配分を選ぶと、暴落時に精神的に耐えられず、最悪のタイミングで売却してしまいます。

リスク許容度を測る5つのモノサシは以下の通りです。

①投資期間:使う必要があるまであと何年あるか。20年以上あればリスクを取れる。5年以内なら保守的に。

②収入の安定性:安定した給与収入があれば、資産が一時的に下落しても生活は維持できる。収入が不安定なら流動性の高い資産を多めに持つ必要がある。

③生活防衛資金の充足度:月々の生活費の3〜6ヶ月分が現金で確保されているかどうか。これがなければ、投資資金を急遽取り崩す可能性がある。

④資産に対するローン比率:住宅ローンの残高が多く、純資産(資産−負債)が小さい状態では、高リスク投資は家計全体のリスクを過度に高める。

⑤心理的な耐性:「投資資産が一時的に30%下落した」と聞いたとき、「買い増しのチャンス」と思えるか、「全部売りたい」と思うか。後者なら、リスク資産の比率を下げるべきです。

この5つを総合的に評価すると、「自分はどのくらいのリスクを取れるか」の輪郭が見えてきます。


2. 少額からでも大丈夫!投資の元手を無理なく生み出すステップ

「投資に回すお金が毎月ないんです」——この言葉を相談室でよく聞きます。ただ、それは本当にお金がないのか、お金の「置き場所の設計」ができていないのかを、まず確認する必要があります。

投資に回すお金がない…は勘違い?「生活防衛資金」と「投資余力」の切り分け方

投資を始める前に、必ず確保しておくべきものがあります。それが「生活防衛資金」です。これは月々の生活費の3〜6ヶ月分(生活費30万円の家庭なら90万〜180万円)を、普通預金または高金利のネット銀行に置いておく「手をつけない現金」です。

この生活防衛資金と投資資金を明確に分離していないと、急な出費(家電の故障・医療費・失業)が発生したときに投資資金を取り崩す必要が生じます。最悪のタイミング(市場が下落しているとき)に売却せざるを得ない状況を避けるために、この切り分けは投資を始める前の絶対条件です。

生活防衛資金が確保できたら、次は毎月の家計から「投資余力」を生み出す作業です。固定費(スマートフォン代・サブスクリプション・保険料)の見直しで月に1万〜3万円の余白を作り出し、その余白を自動的にNISAの積立に回す仕組みを設定する——この順番で進めることで、「投資に回すお金がない」という状態は多くのご家庭で解消できます。

月5,000円の少額投資を侮ってはいけない!複利がもたらす驚異の効果

「月5,000円じゃ意味がない」と思っていませんか。でも複利の力は、スタートの金額より「時間の長さ」によって決まります。

月5,000円を年率5%で積み立てた場合の試算(将来の運用成果を保証するものではありません):

  • 10年後:元本60万円 → 約78万円(運用益約18万円)
  • 20年後:元本120万円 → 約205万円(運用益約85万円)
  • 30年後:元本180万円 → 約419万円(運用益約239万円)

月5,000円でも30年間続けると、元本の2.3倍以上になります。そして月1万円・2万円と積立額を増やしていけば、これが比例して拡大します。複利は「時間をかけるほど加速する」という性質を持っているため、少額でも今すぐ始めることが最大の武器になります。


3. 新NISA「つみたて投資枠」で作る、コア(中核)資産の選び方

新NISAの二つの枠のうち、初心者がまず取り組むべきは「つみたて投資枠」です。年間120万円(月10万円)が上限で、金融庁が一定の基準を満たした投資信託のみが対象となっています。インデックスファンドが中心で、コストが低く長期保有に向いた商品が揃っているため、初心者のポートフォリオの「土台(コア)」として最適です。

つみたて投資枠はポートフォリオの「土台」

ポートフォリオを建物に例えるなら、つみたて投資枠で積み立てる広範に分散されたインデックスファンドが「基礎工事」にあたります。この土台を安定させることで、後から成長投資枠でリスクを取った運用(個別株・テーマ型ファンド)を追加しても、全体のバランスが崩れにくくなります。

土台として選ぶべき商品の条件は3つです。

まず「信託報酬(年間コスト)が0.2%以下であること」。これを超えるコストは長期では数十万円単位の差を生みます。次に「純資産総額が1,000億円以上であること」。規模が小さすぎるファンドは繰上償還(強制終了)のリスクがあります。そして「インデックス(指数)に連動する構造であること」。アクティブファンドは長期では多くがインデックスに負けるというデータが積み重なっています。

全世界株(オルカン)と米国株(S&P500)の徹底比較!初心者はどちらを選ぶべきか?

この問いは、NISA界隈で最も議論されているテーマの一つです。正直に申し上げると、どちらを選んでも「長期・積立・分散」という原則を守れば結果は大きく変わりません。ただ、それぞれの特性を理解したうえで選ぶことは重要です。

比較項目全世界株(オルカン)米国株(S&P500)
投資対象約50カ国・3,000銘柄以上米国の大型株500銘柄
米国の組み入れ比率約62%(2026年時点)100%
地域分散高い(欧州・アジアも含む)なし(米国集中)
過去10年のリターン年率約10〜13%(円換算)年率約13〜16%(円換算)
最大下落幅(過去)約40〜50%約40〜50%
信託報酬(代表例)約0.057〜0.058%約0.09〜0.1%

過去10年間は米国株の独壇場で、S&P500の方がリターンが高い結果でした。一方でオルカンは「米国一強が崩れた時代」にも自動的に世界分散で対応できるという安心感があります。

初心者へのシンプルな判断基準:「米国が今後も世界をリードすると確信できるならS&P500、確信を持てないならオルカン」。どちらかを選んで長期積立を続けることが、どちらが正解かを議論し続けて始められないことより、圧倒的に価値があります。


4. 新NISA「成長投資枠」を組み合わせた、ハイブリッド運用戦略

つみたて投資枠でコア資産の土台が安定してきたら、次は「成長投資枠」を活用するステップです。年間240万円(月20万円)が上限で、個別株・ETF・アクティブファンドなど、つみたて投資枠より幅広い商品を購入できます。

成長投資枠を「サテライト(スパイス)」として活用する考え方

ポートフォリオ設計の考え方に「コア・サテライト戦略」があります。コア(中核)は安定的なインデックスファンドで資産の土台を作り、サテライト(衛星)はより高いリターンを狙う積極的な投資で全体を補完する——という二層構造です。

成長投資枠は、このサテライト部分に最適です。

ポートフォリオ全体に対するサテライト比率の目安は、以下を参考にしてください。

  • 投資初心者・リスク許容度低め:コア90% / サテライト10%
  • 中級者・中程度のリスク許容度:コア70〜80% / サテライト20〜30%
  • 上級者・リスク許容度高め:コア60% / サテライト40%

重要なのは、サテライト部分が損失になっても、コア部分の安定性によって全体への影響が限定的に抑えられるよう設計することです。サテライトで「一発当てよう」とするのではなく、「全体の底上げを少し加速する」くらいの感覚で設定するのが長続きする運用の姿勢です。

大人の資産運用:高配当株投資と投資信託(インデックス)の正しい組み合わせ方

成長投資枠の使い方として、近年特に注目を集めているのが「高配当株投資」との組み合わせです。インデックスファンドは価格の上昇(キャピタルゲイン)を狙う戦略ですが、高配当株は保有しているだけで定期的に配当金が入ってくる(インカムゲイン)という点で、運用の「感触」がまったく異なります。

この二つを組み合わせることで、市場の上昇局面ではインデックスで資産を成長させながら、下落局面でも配当収入というキャッシュフローを安定して受け取れるという、心理的にも安定した運用スタイルが実現します。

ただし、高配当株投資には「減配リスク(配当が減額・廃止されるリスク)」「個別企業の倒産リスク」があります。個別株への集中投資を避け、ETF(東証上場の高配当株ETFや米国ETFのVYM・HDV・SPYDなど)を活用した分散投資が、初心者から中級者には現実的な選択肢です。


5. 【暴落対策】一括投資 vs 積立投資の正解と、心を守るメンタル術

投資において、最も多くの人が失敗するのは「商品選び」ではなく「タイミング」です。具体的には、暴落時に耐えられずに売却してしまう「狼狽売り」が、長期投資の最大の敵です。

まとまったお金があるとき、一括と積立どちらが合理的か?

退職金・相続・まとまった貯蓄がある場合、「一括投資」と「積立投資」どちらを選ぶべきか——これは多くの方が迷う問いです。

学術的な答えは明確です。過去のデータを分析した研究では、長期的に見ると一括投資のほうが積立投資よりリターンが高くなるケースが多いとされています(ドルコスト平均法の効果は、市場が右肩上がりの期間には限定的)。しかし、これは「暴落直前に一括投資してしまっても精神的に耐えられる人」が前提です。

現実的な判断基準としては、以下をおすすめしています。

①まとまったお金の投資期間が15年以上ある場合:一括投資でも長期的には回復する可能性が高いため、一括でも合理的。ただし生活防衛資金は別途確保必須。

②投資期間が5〜15年の場合:2〜3年に分けて段階的に投資する「時間分散」が心理的に安定しやすい。

③暴落時に「売りたくなる自分」が想像できる場合:積立に徹する。精神的に耐えられない運用戦略は、最悪のタイミングでの損切りを引き起こすため、リターンより「続けられること」を優先する。

いつか必ず来る「株価暴落」で狼狽売り(損切り)しないための心の整え方

株式市場が30〜40%下落する局面は、長期投資をしていれば必ず何度か経験します。リーマンショック(2008〜2009年)・コロナショック(2020年3月)・チャイナショック——歴史を振り返れば、暴落はほぼ10年に一度のペースで発生しています。そして例外なく、数年以内に株価は暴落前の水準を超えて回復しています。

「わかっていても売りたくなる」——この感情を乗り越えるための実践的な方法を3つ紹介します。

①投資の「目的と期間」を書き出して見えるところに貼っておく。「この資金は20年後の老後資金のために積み立てている。今年の株価は関係ない」という事実を、暴落時に感情に流されずに思い出せる仕組みを作っておく。

②ポートフォリオの確認頻度を下げる。毎日確認すると一時的な下落に感情が引っ張られます。月に1回・四半期に1回程度の確認に抑えることで、短期的な値動きへの感情的な反応を減らせます。

③暴落時の行動ルールを事前に決めておく。「10%下落したら積立額を増やす」「何があっても売却はしない」などのルールをあらかじめ決めておくことで、暴落時に感情でなくルールに従った行動ができます。


6. アルファFPが直伝!30年先もブレない「ライフプラン一体型」ポートフォリオ作成マニュアル

ここまでポートフォリオの理論を解説してきましたが、最終的に最も重要なことをお伝えします。投資の「正解」は、あなたのライフプランと切り離して考えることはできない——ということです。

子供が2人いて、それぞれ15年後・17年後に大学入学を迎える家庭と、子供がいなくて老後資金だけを目標にする夫婦では、同じ「新NISAを活用する」という行動でも、最適なポートフォリオの配分・商品の種類・出口のタイミングはまったく異なります。

ステップ1:特許取得ツール「マネソル」で、将来必要な「目標金額」を逆算する

ポートフォリオを設計する前に、まず「何のために・いつまでに・いくら必要か」という数字を明確にする必要があります。この数字がなければ、積立額も配分も根拠のない「なんとなく」の設定になってしまいます。

アルファFPが開発した特許取得済みライフプランシミュレーションツール「マネソル」では、家族構成・収入・住宅ローン・子供の進路希望・老後の生活費想定などを入力するだけで、60歳・70歳・80歳時点までの貯蓄残高と収支の推移が自動でグラフ化されます。

「子供が大学に入学する15年後までに教育資金として500万円必要」「老後は月25万円の生活費で30年分(7,500万円)が必要」——こうした「目標金額の逆算」が完了して初めて、「では毎月いくら・どのリスク水準で積み立てればいいか」というポートフォリオの設計が意味を持ちます。

漠然とした不安が、マネソルのシミュレーション結果を見た瞬間に「今月から月5万円積み立てれば、老後資金は65歳までに目標額に到達できる」という具体的な行動指針に変わります。まず自分たちの数字を見ることから始めてみてください。

ステップ2:年齢・家族構成に応じた「資産の黄金比率」を当てはめる

目標金額が明確になったら、次は年齢・残り投資期間・リスク許容度に応じた「株式・債券・現金」の配分比率を決めます。

一般的なガイドラインとして、以下の「100マイナス年齢ルール」が参考になります。

年齢株式比率の目安債券・現金比率の目安備考
20代80〜100%0〜20%時間が最大の武器。リスクを取る
30代70〜90%10〜30%教育費・住宅費を見据えた配分
40代60〜80%20〜40%教育費のピークに備えた流動性確保
50代50〜70%30〜50%老後資金の守りを意識し始める
60代〜30〜50%50〜70%グライドパス(段階的なリスク低減)

ただし、これはあくまで出発点の目安です。住宅ローンの残高・子供の数・収入の安定性・リスク許容度によって、同じ年齢でも最適な配分は異なります。この比率を「自分たちの事情に合わせてカスタマイズすること」が、ポートフォリオ設計の核心です。

また、NISAで運用する資金は「目的ごとに分けて考える」ことが重要です。老後資金として20年以上運用できる分は積極的に株式比率を高め、5〜10年後の教育費として使う予定の分は株式比率を低め(あるいは定期預金や債券)に設定する。目的と期間で配分を分ける——これが、プロが設計するポートフォリオの考え方です。

ステップ3:物件購入や教育費の波に備え、独立系FPにポートフォリオの健康診断を依頼する

ポートフォリオは「一度作ったら終わり」ではありません。ライフイベント(結婚・出産・住宅購入・転職・子供の進学)があるたびに、目標金額・投資期間・リスク許容度が変化します。それに合わせてポートフォリオも定期的にリバランス(配分の調整)が必要です。

しかし、自分でリバランスを正確に行うには、税制(NISA内でのリバランスと課税口座でのリバランスの違い)・家計全体の収支状況・今後のライフイベントの時期——これらを総合的に把握する専門知識が必要です。

独立系FPは、特定の金融機関・商品に縛られない立場から、「あなたの家計全体の最適解」という視点でポートフォリオの健康診断を行えます。「今の配分でこのまま進んでいいか」「教育費の波が来る5年後に向けてどう調整すべきか」——年に1〜2回、FPによる定期チェックを受けることが、長期投資を正しく続けるための最も確実な方法です。


7. まとめ:新NISAはあなたの人生を豊かにするための「手段」にすぎない

最後に、最も伝えたいことをお伝えします。

新NISAは、制度として非常に優れています。運用益が非課税、投資枠は年間360万円、生涯投資枠は1,800万円——これほど有利な制度が、日本に存在したことはかつてありませんでした。

でも、新NISAはゴールではありません。子供に良い教育環境を与えたい、自分たちらしい老後を送りたい、住宅を購入したい——そうした人生の目標を実現するための「手段」の一つです。新NISAを始めることが目的化してしまうと、「どれが一番お得か」「何%リターンが出ているか」という視点に陥り、本当に大切な「何のためのお金か」という問いを見失います。

ポートフォリオを設計するうえで最も重要なことは、自分たちの人生設計——いつ・何のために・いくら必要か——を先に明確にすることです。その数字を逆算してポートフォリオを組めば、市場が多少上下しても「このポートフォリオがあれば計画通りに進んでいる」という確信を持って続けられます。

まず、マネソルで自分たちの35年分のキャッシュフローを可視化し、「我が家に必要な目標金額」を数字で確認してみてください。そして「このまま進んでいいのか、何かを見直すべきか」という疑問が出てきたとき——ぜひアルファFPの初回無料相談にお越しください。

のべ3万件以上の相談実績を持つFPが、あなたのご家庭の状況に合わせたオーダーメイドのポートフォリオと、30年先まで見据えた資金計画を一緒に作ります。「なんとなく積み立てている」から、「根拠のある確信を持って続けられる投資」へ。その転換をお手伝いするのが、私たちアルファFPの仕事です。

よくある質問

Q. 債券や金(ゴールド)もNISAのポートフォリオに入れるべきですか?

A. 一般的なインデックス投資では、若いうちは値上がり益が期待できる株式100%(オルカンやS&P500など)で運用し、年齢が上がってから債券を足していくのがセオリーとされています。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
私たちは年齢だけで一律に判断しません。20代であっても「数年後に結婚やマイホーム購入の予定がある資金」であれば、大暴落で元本が割れるリスクのある株式100%は避けるべきです。逆に50代でも、十分な生活防衛資金と厚生年金があり、そのお金の使い道が20年以上先の老後後半の資金であれば、株式比率を高めても問題ありません。「いつ、何に使うお金か」という目的(アセットロケーション)によって、債券やキャッシュの最適な比率は一人ひとり異なります。

Q. 途中でポートフォリオを変更(リバランス)したくなったらどうすればいいですか?

A. 一般的なインデックス投資では、若いうちは値上がり益が期待できる株式100%(オルカンやS&P500など)で運用し、年齢が上がってから債券を足していくのがセオリーとされています。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
私たちは年齢だけで一律に判断しません。20代であっても「数年後に結婚やマイホーム購入の予定がある資金」であれば、大暴落で元本が割れるリスクのある株式100%は避けるべきです。逆に50代でも、十分な生活防衛資金と厚生年金があり、そのお金の使い道が20年以上先の老後後半の資金であれば、株式比率を高めても問題ありません。「いつ、何に使うお金か」という目的(アセットロケーション)によって、債券やキャッシュの最適な比率は一人ひとり異なります。

Q. 途中でポートフォリオを変更(リバランス)したくなったらどうすればいいですか?

A. 一般的には、値上がりした資産を一部売却し、値下がりした資産を買い増すことで、最初に設定した目標比率に戻す「リバランス」を年に1回程度行うことが推奨されています。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
新NISA口座内での「売却を伴うリバランス」は、売却しても年間投資枠(最大360万円)がその場ですぐに復活しないため、投資枠を無駄にしてしまう罠があります。そのため、私たちは「売るリバランス」ではなく、値下がりしている資産を追加で買い増して比率を合わせる「ノーロード・リバランス(買い増しによる調整)」を推奨しています。また、そもそもリバランスが必要になるのは、リスク許容度を超えた資産配分になっているサインでもあるため、資産の一部を売る前に家計全体のキャッシュフローに狂いがないかを再確認することが先決です。

Q. 夫と妻、夫婦で新NISA口座を持つ場合、同じポートフォリオにするべきですか?

A. 一般的なネットの情報では「管理が楽なので夫婦で同じオルカンを均等に買えばいい」と説明されることが多いです。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
夫婦それぞれが「別々の役割」を持たせたポートフォリオを組むことで、家計全体の守りが強くなります。例えば、夫の口座は20年後の老後資金として「米国株中心の積極型」、妻の口座は10年後の子供の高校・大学進学に備えて「全世界株や債券を混ぜた安定型」にするなど、世帯全体(ふたつでひとつ)のバランスシートとして最適化するのがプロの視点です。それぞれの口座に明確な「使い道と期限」を与えることで、どちらか一方が暴落しても家計全体が共倒れになるリスクを確実に防ぐことができます。

Q. 新NISAを始めた後に、まとまった出費(住宅購入や教育費)が必要になったらNISAを解約すべきですか?

A. 一般的には「NISAは長期運用が前提なのでできるだけ取り崩さず、手元の現金や別の貯蓄から支払うべき」と言われます。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
もし新NISA以外に現金が残っておらず、直近で必要なライフイベント資金(住宅の頭金や教育費など)なのであれば、市場の損益状況に関わらず「迷わず部分解約して現金化すべき」と考えます。なぜなら、投資の目的は「資産の数字を増やすこと」ではなく、「必要なときに必要なお金を使って人生を豊かにすること」だからです。新NISAは売却しても翌年以降に非課税枠が再利用できるという素晴らしいメリットがあります。長期運用の「型」に縛られすぎて目の前の人生のチャンス(物件の購入や子供の進学)を逃すのは本末転倒ですので、ライフプランに合わせた柔軟な現金化は何も悪いことではありません。

Q. ネットのシミュレーションツールと、FPが作成するキャッシュフロー表は何が違うのですか?

A. ネット上の無料ツールは、現在の年収と毎月の投資額を入力すると、一律の利回り(例:年5%)で資産が右肩上がりに増えていく単純な計算しかできません。

【アルファ・ファイナンシャルプランナーズならではの見解】
ネットのシミュレーションには、人生で必ず発生する「支出のデコボコ」が一切考慮されていません。実際の人生では、子供の進学による教育費の爆発的な増加、車の買い替え、住宅ローンの金利上昇や修繕費の発生、老後の医療・介護費など、時期によって支出が激しく波打ちます。私たちのキャッシュフロー表は、これら数千万円規模の「リアルな支出の波」を網羅した上で、資産が枯渇する危険な時期(デッドライン)を可視化します。一律の計算ではなく、あなた自身の人生のイベントをすべて織り込んだ「動的な資金計画」だからこそ、30年先も絶対に破綻しないポートフォリオを導き出すことができるのです。

特許取得のライフプラン作成アプリ「マネソル」とは?

「マネソル」は、一般的な家計簿管理・資産管理機能に加え、30,000件以上の相談データをもとに将来のリアルなライフプラン(生涯キャッシュフロー表)を何度でもシミュレーションできる革新的なアプリです(特許第7100917号)。

★ マネソルが選ばれる3つの強み

  • ✔ 未来の「お金のズレ」を可視化:
    毎月数万円の誤差が将来引き起こす2,000万円以上のズレを事前に発見し、今打つべき対策を明確にします。
  • ✔ 他社アプリにはない無制限シミュレーション:
    結婚、出産、住宅購入、転職など、理想の未来プランを何度でもシミュレーション可能です。
  • ✔ プロのFPへの無料相談と完全連動:
    アプリ上で課題が見つかったり、解決方法に迷ったりした場合は、いつでもファイナンシャルプランナーに無料で個別相談が可能です。

まずは1ヶ月無料でお試しシミュレーションしてみませんか?

この記事の監修者

代表取締役/田中佑輝
アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表取締役/田中佑輝

アジア金融の中心地であるシンガポールに10年間滞在し、グローバルな金融リテラシーを培う。外資系銀行にてプライベートバンカー、セールスマネジャーなどを経て株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズを創業。実務の傍ら、Bond University大学院にて経営学修士(MBA)を取得。現場での豊富な実務経験と理論に基づき、単なる運用益にとらわれない「一生涯お金に困らないための資産形成」を提唱。富裕層から一般層まで自身で2,000件以上、代表を務める同社全体ではのべ3万件以上の資産運用のアドバイス実績を持つ。

監修者について詳しく見る(会社概要へ)▶
フリーワード検索
人気の記事

初回無料相談

あなたにとって本当に良いマネープランが分かる
漠然とした将来不安を見える化しよう。

初回無料相談はこちら

会員企業従業員様向け相談予約

ベネフィットステーション、リロクラブなど
企業会員勤務の方は15,000円/回が3回まで無料

会員企業従業員様向け相談予約の方はこちら