Column

コラム
2018年6月11日 お知らせ
お金以上に大切なものは何ですか?

お金の不安は尽きないですが、お金があれば幸せな人生であるとは限りません。

そこで質問です。

「あなたにとって、お金より大切なものは何ですか?」

家を買いたい、老後の不安を解消したい、保険を見直したい、貯蓄を増やしたい・・・。

このようなお金の不安を解消したいと考えるとき、

この質問の答えを持ち合わせていると、解消する方法を早く見つけられます。

大切なものに投資していますか? 大切なものを浪費していますか?

以前、筆者は大学講師を務めており、講義の初日にこの質問を投げかけます。

学生たちは「健康、仕事、家族、時間、愛情・・・」と答えます。

そんな学生たちに「その大切なものにお金を投資すると、楽しく充実した人生となる」

と教えています。

健康が重要であれば、食事・栄養管理、体力作り、アンチエイジング、リフレッシュ

仕事が重要であれば、スキルアップ、人脈作り

家族が重要であれば、家族の笑顔を増やす環境や仕組み作り

時間が重要であれば、効率化を図るためのサービス利用など。

しかし、重要であると思いながらも、

投資をするどころか、浪費をしていることも多いのではないでしょうか?

健康が重要と考えながらも、暴飲暴食をしてしまう、運動しない、健康診断を受けない

仕事が重要と考えながらも、スキルアップに取り組まない、人脈作りをしない

家族が重要と考えながらも、コミュニケーション不足、家族の笑顔を作る工夫をしない

時間が重要と考えながらも、SNSや非生産的な会議に時間を奪われている

皆さんが大切にしたいものの価値をより高めるために使いたいのが「お金」です。

住宅ローンを例に考えてみましょう。

「時間」を買う

住宅はお金が貯まってから買うこともできますが、

そのお金が貯まるころには、住宅が必要でなくなってしまうかもしれません。

住宅を買いたい時期に十分なお金が貯まっていないことが多いものです。

住宅ローンは、「住宅を買うお金が貯まる時期と必要な時期のギャップ」を埋める手段。

4,000万円、金利1%の住宅ローンを例に挙げると、

1年目は、4,000万円×1%=40万円(月額換算約3.3万円)のコストをかけて

住宅を購入したい時期との時間的ギャップを埋めることができます。

最近、変動金利型の住宅ローンは固定金利型の住宅ローンに比べて、

相対的に金利が低く設定されていますが、金利が低いということは、

これは時間コストが低いということを意味します。

ただし、変動金利型住宅ローンの金利が上昇した場合、

支払増加に耐えられる余裕がないと、想定外の事態が起きることも考えられます。

今後、子どもの進学等で負担が増加する、親の介護費用負担が増加する等

将来の支出増加が懸念される人は、固定金利期間選択型、固定金利型の住宅ローンを利用して、時間コストを固定して、住宅ローンの支出は増えないようにして安心を買うこともできます。

「家族」を守る

住宅ローンを借りると団体信用生命保険に加入します。

住宅ローンを借りた人が、死亡した場合には、住宅ローン残高が保険によって手当てされ、

万一のことがあっても住む場所を確保でき、家賃や住宅ローンの心配をしなくて済むのも大きな特徴です。

さらに、がん、3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)等の大きな疾病を抱えたときの

住宅ローンの返済を手当てする団体信用生命保険もあります。

賃貸住宅の場合、家賃自体の支払いを手当てする保険はありません。

このように、お金以上に価値を感じるもののために投資すると、人生はより輝きます。

しかし、重要と考えている「時間」「家族」「健康」を粗末に扱ったり、

浪費したり、おろそかにしまうことがあるものです。

皆さんにとって大切なものは何かを考え、それを軸に生活してみてください。

きっと不安は少しずつ小さくなるはずです。

文・益山 真一(ますやま しんいち)

1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
1級FP技能士、CFP認定者
マンション管理士、宅地建物取引士、消費生活アドバイザー、ダイエット検定1級、食生活アドバイザー2級、健康管理能力検定2級
2003年から2017年まで15年にわたり、國學院大學経済学部非常勤講師

人生を楽しむお金を生み出すことを目的とした執筆、講演活動を展開。
主なテーマは「資産形成・老後資金準備と家計管理」。
FPの資格取得・継続教育、宅建の資格取得研修、高校・大学の講義のほか、投資家向けセミナー、内閣官房内閣人事局主催のキャリアデザイン研修講師、ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座・経済入門スクール等、セミナー・研修・講義は2021年3月時点で3113回。
活動理念は「心、カラダ、キャリア、時間、お金」の5つの健康のバランスを考えた最適提案。