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columnコラム

投資初心者が利用する「バランスファンド」選びの注意点

お知らせ金融資産運用

2021.09.27

 

コロナショック後の株価上昇局面では、つみたてNISAの口座開設が急激に増加しており、積立投資を始める人が増えているようです。

つみたてNISAで購入できる投資信託は、長期、分散、積立の観点から金融庁が一定の基準に基づいて選んだ投資信託に限られており、その多くがインデックスファンドやバランスファンドとなっています。

筆者が講師を務める投資セミナーでは、

初心者の皆さんは、リスクに慣れるために、まずはバランスファンド、

その後、リスクに慣れてきたら、株式インデックスファンドでの積立投資を提案しています。

筆者が保有する投資信託は株式(インデックス)ファンドが多いのですが、

異なる性格のバランスファンドの運用成果を比較観測するために、バランスファンドを5本保有しています。その5本の中でも、手数料も、商品性も、パフォーマンスも全く異なります。今回はバランスファンドの種類と選び方について解説します。

 

 

リスク資産の割合に応じて3段階に分類

 

バランスファンドは、「分散投資」によるリスク軽減を「売り」にする投資信託です。

一般に、株式、不動産(以下、リート)等の相対的にリスクが高い資産クラスと

先進国債券、金等の相対的にリスクが低い資産クラスに分散投資をすることで、

リスクを抑えています。

 

例えば、資産クラスの割合に応じて、

リスクが低い資産クラスの割合が高いタイプ:「債券重視型」「安定型」「30※」

リスクが高い資産クラスの割合が高いタイプ:「株式・リート重視型」「成長型」「70※」

上記の中間タイプ            :「中間型」「安定成長型」「50※」

と表記しています。

 

※リスクが高い資産クラスへの投資割合

 

投資初心者で損失を抑えることを最優先する場合はリスクが相対的に低いタイプを選び、

「リスクに慣れてきた、の付き合い方が分かってきた」

「中長期でリスクを取って運用したい」「明らかに株価上昇局面に入った」

となったら、リスクが高い資産クラスへの投資割合が高いタイプを選ぶ傾向があります。

 

 

バランスファンドにも「幕の内弁当」と「懐石料理」がある

 

前述のとおり、バランスファンドは、分散投資を売りにしていますが、その「手間」にかかるコストが高い投資信託も存在します。

つまり、懐石料理のような「高い」バランスファンドもあれば、

幕の内弁当のように「安い」バランスファンドもあります。

コストが高い分、その分析が功を奏して、パフォーマンスがよいファンドもありますが、

バランスファンドを選ぶ人は「リスクを分散したい」「コストを抑えたい」と考えている投資家が多いと思いますので、基本的に信託報酬(運用管理費用)が安い投資信託を選ぶことをご提案しています。

 

信託報酬(運用管理費用)が安いバランスファンドをチェックする一番簡単な方法は、

「つみたてNISA」で購入できること。

つみたてNISAで購入できる投資信託であれば、相対的に手数料は低くなっています。

 

 

「4資産」「5資産」「6資産」「8資産」という数字に惑わされない

 

 

バランスファンドの商品名には、資産クラスの数値が入っているものが多くあります。

「4資産バランスファンド」(例:国内債券、国内株式、海外債券、海外株式)

「5資産バランスファンド」(例:4資産+金)

「6資産バランスファンド」(例:4資産+国内リート、海外リート)

「8資産バランスファンド」(例:国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、新興国債券、新興国株式、国内リート、海外リート)

 

数値が多いほど分散投資効果が高く、リスクが低いように感じることと思いますが、この考え方は正しいとは言えません。

実際には「先進国債券」「国内債券」「金」等は相対的にリスクが低い資産とされますが、

「株式」「リート」「新興国」等の言葉が入る資産クラスはリスクが高いとされます。

「○資産」の数値が多くても、リスク資産への投資割合が高ければ、結果的にリスクが高いとされます。

商品説明書をよく読んで、各資産クラスへの投資割合を確認し、

リスクを好むのであれば、リスク資産の割合が高いバランスファンド、

リスクを抑えたいのであれば、リスク資産の割合が低いバランスファンドを選びましょう。

 

 

「資産配分固定型」と「資産配分変更型」 シンプルなのは資産配分変更型

 

バランスファンドは、「資産配分固定型」と「資産配分変更型」に分けることもできます。

資産配分固定型は、

「リスクが高い資産クラスと低い資産クラス」「国内と海外」などの投資割合を一定(範囲)にします。

例えば、株価が上昇して、株式の資産割合が高まると、一部売却して、利益を確定し、

値下がりしている他の資産クラスを購入して、資産クラスの割合を元に戻します。

このタイプは、景気が「よい→悪い→よい→悪い・・・」を繰り返すことを前提とする投資スタンスで、一方的に資産価格が上昇または下落し続ける相場では、逆効果となります。

 

資産配分変更型は、

株価下落等の値動きが大きい(リスクが大きい、価格変動が大きい)と判断される局面では、リスクの高い資産クラスの割合を引下げ、

値動きが小さい(リスクが小さい、値動きが小さく安定している局面)では、リスクの高い資産クラスの割合を引き上げます。

下落局面では損失を小さく抑えることができますので、損失を回避したい人にはよいようにも思えますが、今回のコロナショック時のように、

急落後に急上昇する局面も「リスクが高い」とされ、

相場上昇による利益を得られないという弱点もあります。

さらに、このような機動的判断を伴うため、運用管理費用(信託報酬)等の手数料も

「資産配分固定型」に比べて高めに設定されています。

 

筆者の個人的意見としては、「資産配分固定型」を選択した方がシンプルで分かりやすく、

コストも低い点で、評価しています。

 

投資には「リスク」があり、リスクがリターンの源泉となっています。

そのリスク管理の基本は、「中長期(時間)・分散(対象)・積立(金額)」の3つ

預貯金では得られないリターン得るために、3つのリスクを理解して、コントロールすることが、失敗しない資産運用の第一歩です。

 

その第一歩を踏み出すときに選ばれやすいバランスファンド。

よいバランスファンドと巡り会い、資産形成の楽しさを味わい、リターンを生活のプラスαにしていただきたいと思います。

 

そのお手伝いが必要でしたら、是非私たちFPをご活用ください。

 

 

 
 

文・益山 真一(ますやま しんいち)

1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
1級FP技能士、CFP認定者
マンション管理士、宅地建物取引士、消費生活アドバイザー、ダイエット検定1級、食生活アドバイザー2級、健康管理能力検定2級
2003年から2017年まで15年にわたり、國學院大學経済学部非常勤講師


人生を楽しむお金を生み出すことを目的とした執筆、講演活動を展開。
主なテーマは「資産形成・老後資金準備と家計管理」。
FPの資格取得・継続教育、宅建の資格取得研修、高校・大学の講義のほか、投資家向けセミナー、内閣官房内閣人事局主催のキャリアデザイン研修講師、ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座・経済入門スクール等、セミナー・研修・講義は2021年3月時点で3113回。
活動理念は「心、カラダ、キャリア、時間、お金」の5つの健康のバランスを考えた最適提案。

 
 

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