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columnコラム

完全なFIREよりも、ワーク・運用バランスの改善を!

お知らせ金融資産運用

2021.08.10

 

最近、FIRE(Financial Independent Retire Early)という言葉をよく耳にします。

「経済的に独立して、早く引退する」という意味ですが、多くの人が憧れる言葉の響きを感じます。

ただし、物事にはメリットもあれば、デメリット・リスクもあり、

聞こえのよいものほど、デメリット・リスクをしっかり理解して判断することが重要です。

今回はFIREについて考えてみましょう。

 

 

仕事だけの一輪車は不安定 景気や人間関係に左右される

 

戦後の経済復興が進む頃、

給与支給日に、勤務先に銀行員が出張してきて、預貯金を預かるようなサービスがあったことをご存じでしょうか?

預金者はそれなりに高い利息を受け取ることができ、銀行は集めた預金を企業に貸し出すことで、利息を稼ぐことができましたので、とてもよい循環を生んでいました。

 

実際、戦後から昭和の終わり頃の定期預金、定額貯金の金利は現在では考えられないほど高く、昭和の終わり頃は6%、7%で、定額貯金を預ければ10年で2倍になる時代もありました。

私も親からそう言われて、郵便局にお年玉を預けに行ったことを覚えています。

 

現在、20年以上にわたりほぼゼロ金利状態が続き、利息収入は期待できず、

平成バブル崩壊後、給与はなかなか増えず、給与が増えていく前提のライフプランはあてにならず、仕事の収入だけに頼るライフプランが大きなリスクであることは、コロナ禍で窮地に追い込まれた人(私も一時期そうでした)は、より強く感じたのではないでしょうか?

 

私も経験がありますが、勤め人という立場は、景気や業績のほか、社内の人間関係の悪化によって、人生が左右される可能性があります。

仕事の収入を、より安定した柱にするには、

健康の維持、職場での人間関係の維持、スキルアップ等に加えて、時代・ニーズの変化への対応力も重要です。

 

 

資産運用は世の中の風に「左右」される 

 

では、資産運用は安全かというと、そんなことはありません。リスクはあります。

少ない元手で仕事と同等の収入を得るための方法として、株式や投資信託、外貨、暗号資産の売却益(キャピタルゲイン)狙いの投資が考えられますが、損失の発生の可能性も高くなります。

長期、分散、積立てなどの方法により、リスクを軽減することはできますが、給与等の仕事と同等の収入を安定的に得るためには、相当多くの元手が必要となります。

 

一方、REITの分配金、株式の配当金等は、売却益よりも安定的な収入として期待できます。仮に毎月10万円(年間120万円)のリターンを得るには、

想定利回りが3%であれば、4,000万円(4,000万円×3%)

想定利回りが2%であれば、6,000万円(6,000万円×2%)

想定利回りが1%であれば、1億2,000万円(1億2,000万円×1%)

の元本が必要となります。

 

FIREを目指して、資産形成に取組み始めることはとてもよいことだと思いますが、

完全に仕事を辞めて、資産運用のみで生活していく、というライフスタイルは、

スキルと覚悟、そして元手が必要です。

 

 

仕事と資産運用の二輪車 仕事の収入>資産運用の収入 が理想的

 

仕事を辞めたくなる理由を改めて考えてみると、

・仕事に時間を取られる

・対人関係にストレスを感じる

・仕事が面白くない

・やりたい仕事ではない

・収入が少ない

等、「お金」「やりがい」「時間」の理由が挙げられます。

 

収入や家族の生活のために、ストレスを受け入れ、時間を提供し、

やりがいを後回しにしている人ほど、FIREを目指したくなるのではないでしょうか?

 

そこで、ご提案です。

無理のない範囲で、適切なリスクをとり、リスクをコントロールして、

大きな利益よりも、安定的な利益をあげる資産運用に取り組みませんか?

中長期視点での資産運用により安定的に利益をあげられるようになり、収入面の余裕が生まれれば、仕事に対する考え方、働き方にも余裕が生まれ、よい流れができるのではないでしょうか?

理想は仕事の収入が資産運用の収入よりも(少し)多い状態。

一般に、仕事の収入は、資産運用よりも安定していることから、メンタル面でも安定を維持しやすく、仕事も楽しむ余裕も生まれるでしょう。

 

 

資産運用の利益は承認欲求が満たされない、勤め人としての復帰は難しい

 

資産運用の利益が多いことは、それはそれで嬉しいことなのですが、

その利益が多くなるほど、「仕事」への考え方に大きな変化が現れる可能性があります。

今、やっている仕事が好きであれば、悪い変化は起きにくいと思われますが、

・仕事が嫌

・人間関係が嫌

など、マイナス面が多いほど、仕事に対する熱意が冷めてしまう可能性が高くなります。

仕事で手抜きをしたり、仕事を見下したりするなど、信頼を失う悪循環を引き起こす人も見かけます。

 

資産運用の利益は嬉しいものですし、資金の供給という麺で経済に貢献していることは間違いないのですが、社会に貢献している、他人の役に立っているという実感がわきにくく、承認の欲求が満たされないという面もあります。

また、仕事を離れると、多くの時間が手に入りますが、その時間の使い方を間違えると、

返って不幸になってしまう可能性もあります。

 

資産運用で大きな損失を被り、立ち直りが効かない失敗をした場合、

一度、仕事を引退していると、勤め人としてどこかの企業で働くハードルは高くなります。もし、仕事を引退するのであれば、自由時間の一部を、やりたい仕事を始める準備に充てることもリスク管理の1つではないかと考えます。

 

以上、FIREに対する私見を述べさせていただきました。

筆者は「心・体・時間・仕事・お金」のバランスが大切との理念のもと、FPとして仕事をしていますが、FIREを目指すことは、この5つのバランスを改善することだと思います。

リスクを理解し、コントロールしながら、資産形成に取り組みつつ、

楽しく仕事をするための仕組み作りに取り組むとより理想的なのではないでしょうか?

 

FIREに近づくための仕組み作り、私たちFPにお手伝いさせてください。

 

 

 

文・益山 真一(ますやま しんいち)

1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
1級FP技能士、CFP認定者
マンション管理士、宅地建物取引士、消費生活アドバイザー、ダイエット検定1級、食生活アドバイザー2級、健康管理能力検定2級
2003年から2017年まで15年にわたり、國學院大學経済学部非常勤講師
 
人生を楽しむお金を生み出すことを目的とした執筆、講演活動を展開。
主なテーマは「資産形成・老後資金準備と家計管理」。
FPの資格取得・継続教育、宅建の資格取得研修、高校・大学の講義のほか、投資家向けセミナー、内閣官房内閣人事局主催のキャリアデザイン研修講師、ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座・経済入門スクール等、セミナー・研修・講義は2021年3月時点で3113回。
活動理念は「心、カラダ、キャリア、時間、お金」の5つの健康のバランスを考えた最適提案。

 

 

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