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columnコラム

通常時、コロナ中、コロナ後のマーケットを振り返る

お知らせ金融資産運用

2020.08.24

 

世界中で感染が拡大している中、株価は大きな下落の後、想定以上のスピードで

上昇してきました。

コロナショック時は、パニック状態になったマーケットも、その後は、全面高で推移。

一見、何が起きているのかわかりにくいですが、

コロナショック時にマーケットで何が起きたのか、コロナショック後、何が起きているのかを理解することで、腰を据えて、資産運用に取り組むことができます。

今回は、通常時、コロナ中、コロナ後のマーケットを解説します。

 

 

通常は、株価と債券は反対に値動き

通常の局面では、株価と債券は反対に値動きすることが一般的です。

景気拡張局面では、株価は上昇し、債券は下落する傾向が強く、

景気後退局面では、株価は下落し、債券は上昇する傾向が強くなります。

たとえば、中長期の老後資金準備を目的として、

株式と債券に分散投資するバランスファンドを保有していると、

景気がよいときは、株価の上昇による利益が期待でき、

景気が悪いときは、株価の下落による損失を債券の上昇で下支えし、損失を小さく抑えることが期待できます。

 

 

パンデミック宣言後は、株安、債券安、金安「手元キャッシュの確保を最優先」

今回のコロナショックが中国やイタリア等の局地的に感染が拡大している局面までは、

通常の不景気局面と似たような動きでしたが、WHOがパンデミック宣言をした後は、

信用不安が高まり、企業の破綻、債券のデフォルト(債務不履行)リスクが懸念され、

株価だけでなく、債券も下落しました。

このような先行き不透明感が強い局面では、株価も債券も下がる局面では、

安全資産である金が高くなることが多いのですが、

今回のパンデミック宣言後、3月19日頃までは、金も大きく下落しました。

 

この時期、アメリカFRB、ECB、日本銀行等の中央銀行は、

ゼロ金利政策、量的緩和政策による大量の資金供給政策を打ち出し、

信用不安解消に躍起になりましたが、

3月中旬に欧州で全土的なロックダウン(都市封鎖)が始まるまでは、

想定以上の経済打撃拡大が懸念され、3月中旬は一方的な下落相場になりました。

 

 

3月下旬以降、信用不安後退と量的緩和により、株高、債券高、金も上昇

ロックダウン(都市封鎖)により、感染拡大の歯止めが行われた頃から、

株価、金の下落にも歯止めがかかり、

株価は上昇に転じ、信用不安が後退し、債券の価格も上昇しました。

また、株価が上昇に転じる局面では、通常、金の価格は安定しますが、

先行き不安を背景に金の価格は上昇し続けており、

金の価格の上昇を追いかけるように、プラチナや銀の価格も上昇しています。

工業需要が大きく戻らない中、工業用途としての側面が強いプラチナや銀の価格の上昇は、量的緩和政策による金余りを象徴しています。

 

通常、株価は景気の先行指標であり、

景気の本格的な回復が見えない中での株価の上昇は、

中央銀行による量的緩和政策による世界的な金余りに加え、

コロナウイルスの感染拡大が終息し、経済が回復する期待が牽引していると考えられます。

しかし、今後はwithコロナを前提として、

業績を伸ばすことができる会社とそうでない会社で大きな差が出てくるでしょう。

 

 

給与・年金が増えず、ゼロ金利が続く中、資産運用の位置づけは更に重要に

 

コロナショックにより、給与・賞与の減少は年金生活者にも大きな打撃を与えます。

2021年度以降、賃金が下落すれば、物価が上昇しても、年金は減額される制度に変わります。

 

給与、年金が増えにくく、減りやすくなり、

ゼロ金利政策により預貯金による資産形成が期待できない中、

株式や投資信託等による資産形成は生活を支える重要なインフラになりつつあります。

 

ワクチン、治療薬が開発、供給されると、

経済は回復に向かう道筋が見えてきます。

言い換えれば、通常の状態に戻るまでは、ゼロ金利政策と量的緩和政策が維持されるため、全体的には資産形成のチャンスともいえます。

節約等の家計の見直しをしつつ、日々の生活費をしっかり確保した上で、

中長期的な視点で、世界の景気回復、人口増加を味方につけた資産形成に取り組んでは

いかがでしょうか?

 

 

文・益山 真一(ますやま しんいち)
1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。

CFP認定者、消費生活アドバイザー、マンション管理士、

ダイエット検定1級、食生活アドバイザー2級

國學院大學経済学部非常勤講師(2003年から2017年まで15年間國學院大學経済学部非常勤講師)

航空系商社、FP会社勤務を経て、2001年よりフリー活動を開始。

人生の3大資金である教育資金、住宅資金、老後資金を効率的に手当てし、

人生を楽しむお金を生み出すことをテーマとして、日々、相談や執筆、講演活動を展開。

FP資格取得・継続教育、高校・大学の講義のほか、

金融機関等の社員研修、投資家向けセミナー、参議院や内閣官房内閣人事局人事局主催の

キャリアデザイン研修講師まで幅広く務め、セミナー・研修・講義は2019年6月時点で通算2935回。

長女も12歳3カ月でFP3級、16歳時受験でFP2級に合格するなど、わかりやすい伝え方に定評。

活動理念は「心、カラダ、キャリア、時間、お金」の5つの健康のバランスを考えた最適提案。

相談業務は、30代および40代の家計の見直し、教育・住宅・老後等の3大資金準備に対して、

お客様のライフプランや価値観に基づき、メリット・デメリット・リスク・注意点を伝えながら、

1つでも多く「改善できるヒント」を提供するべく活動している。

 

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

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