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columnコラム

自営業者の特権!! 節税効果を味方につけて60歳から一生涯の収入を確保

お知らせライフプランニング

2019.11.11

 

自営業者に定年はありません。

商売がうまくいけば、会社員よりも年金が少なくてもやっていけます。

しかし、商売がうまくいかなかったり、体調を崩して商売ができなくなったら、一気に収入源が絶たれてしまうリスクも抱えています。

そんな自営業者が運用リスクを抱えずに利用できるのが国民年金基金。

今回は60歳から一生涯の収入を確保する国民年金基金の活用法をご紹介します。

 

国民年金第1号被保険者等限定。掛金全額が所得税・住民税の控除対象

 

国民年金基金は20歳以上60歳未満の国民年金第1号被保険者で国民年金保険料を全額納付している人等が利用できます。具体的には、自営業者とその専業主婦(事業専従者を含む)、無職、学生等が利用できます。

毎月の掛金はiDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金と合わせて月額68,000円が上限。

支払った金額は全額が所得税・住民税の社会保険料控除の対象となりますので、

所得税・住民税の大幅な節税効果を期待できます。

 

年金タイプには7つがあり、1口目は終身年金(一生涯)、2口目以降は終身年金(一生涯)または確定年金(一定期間)から選択します。なお、終身年金の金額が確定年金の金額以上になるようにしなければならないというルールがあります。

掛金は加入時年齢、支給開始年齢、性別、年金タイプ別に決められており、平均寿命が長い女性のほうが男性よりも高くなっています。

 

A型 65歳以降終身年金(15年の保証期間あり)

B型 65歳以降終身年金(保証期間なし)

Ⅰ型 65歳以降15年確定年金

Ⅱ型 65歳以降10年確定年金

Ⅲ型 60歳以降15年確定年金

Ⅳ型 60歳以降10年確定年金

Ⅴ型 60歳以降5年確定年金

(国民年金基金 掛金月額表:https://www.npfa.or.jp/check/table.html

 

なお、利率は加入時利率の固定金利とされ、現在の予定利率は1.5%。

決して高いとは言えませんが、預貯金や国内債券の利率に比べれば悪くありません。

 

A型とⅤ型を組み合わせると60歳から一生涯の年金を確保

7つの年金の組み合わせの中で、今回お勧めしたいのが、A型とⅤ型の組み合わせ。

この2つ組み合わせると、60歳から一生涯の年金を確保でき、年金支給開始後に受給者が死亡した場合でも、死亡した受給者が80歳に到達するまでの分の年金は遺族に支払われます。

 

では、毎月いくらお金を支払い、いくらの年金をもらえるのでしょうか?

今回は、毎月の支払額を4万円前後、60歳に達するまで支払い、60歳から一生涯同額の年金を受給するという前提で国民年金基金のHPで試算してみました。

(国民年金基金 年金額シミュレーション:https://npfa.or.jp/check/simulator.html

 

加入時期・性別(60歳に達するまで加入) 毎月掛金 60歳以降の年金額
30歳1カ月 男性 41,010円 約74.8万円
女性 46,290円
35歳1カ月 男性 43,000円 約62.7万円
女性 48,500円
40歳1カ月 男性 39,585円 約44.3万円
女性 44,660円
45歳1カ月 男性 39,900円 約32.2万円
女性 45,025円

 

毎月の支払額をほぼ同等に設定しましたので、若いときに加入するほど年金額は多くなります。では、会社員と比べて、どの程度違うのでしょうか?

厚生年金保険では標準報酬月額44万円と同程度の保険料(40,000円÷保険料率9.15%≒440,000円)となります。

月額4万円の厚生年金保険料を60歳まで支払った場合に65歳から(および繰上げ支給で60歳)から受給できる厚生年金の金額を試算し、国民年金基金と比較してみました。

(毎月払いの国民年金基金と比較するため、ボーナスを除く)。

 

厚生年金

加入期間

加入年数 65歳からもらう

厚生年金の金額

参考:

繰上げ支給で

60歳からもらう場合

60歳から受給する国民年金基金

(前述)

30歳~60歳 30年 868,190円 607,733円 約74.8万円
35歳~60歳 25年 723,492円 506,444円 約62.7万円
40歳~60歳 20年 578,793円 405,156円 約44.3万円
45歳~60歳 15年 434,095円 303,867円 約32.2万円

 

保険料負担に差があるため、正確な比較ではありませんが、

65歳から受給する厚生年金と比較すると、60歳から受給する国民年金基金のほうが少ないですが、厚生年金の金額を60歳から繰上げ支給した場合の金額と比べると、60歳から受給する国民年金基金のほうが多くなっています。

 

なお、厚生年金はマクロ経済スライド(平均余命の伸び、現役世代の減少による支給調整)や物価・賃金に合わせた調整により、今後増えにくく減りやすいのに対し、国民年金基金は、物価スライドはなく、マクロ経済スライドや賃金による調整の心配がありません。

この2つの点でも優位性があり、A型+Ⅴ型の組み合わせで60歳から一生涯受給する年金を確保する方法は検討に値するのではないでしょうか?

 

今後、サラリーマンは60歳以降も働きやすい環境が整うと考えられますが、

自営業は商売や健康状態により大きく左右されるため、老後生活の不安はサラリーマンよりも大きいと考えられます。

老後資金準備の不安の高まりにより、iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAへの注目が増していますが、自営業者が利用できる国民年金基金も有力な1つの選択肢。

ご興味をもたれましたら、調べてみてはいかがでしょうか?

 

 

文・益山 真一(ますやま しんいち)
1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。

CFP認定者、消費生活アドバイザー、マンション管理士、

ダイエット検定1級、食生活アドバイザー2級

國學院大學経済学部非常勤講師(2003年から2017年まで15年間國學院大學経済学部非常勤講師)

航空系商社、FP会社勤務を経て、2001年よりフリー活動を開始。

人生の3大資金である教育資金、住宅資金、老後資金を効率的に手当てし、

人生を楽しむお金を生み出すことをテーマとして、日々、相談や執筆、講演活動を展開。

FP資格取得・継続教育、高校・大学の講義のほか、

金融機関等の社員研修、投資家向けセミナー、参議院や内閣官房内閣人事局人事局主催の

キャリアデザイン研修講師まで幅広く務め、セミナー・研修・講義は2019年6月時点で通算2935回。

長女も12歳3カ月でFP3級、16歳時受験でFP2級に合格するなど、わかりやすい伝え方に定評。

活動理念は「心、カラダ、キャリア、時間、お金」の5つの健康のバランスを考えた最適提案。

相談業務は、30代および40代の家計の見直し、教育・住宅・老後等の3大資金準備に対して、

お客様のライフプランや価値観に基づき、メリット・デメリット・リスク・注意点を伝えながら、

1つでも多く「改善できるヒント」を提供するべく活動している。

 

 

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