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columnコラム

現役世代より増える支出は? 減る支出は?

お知らせライフプランニング

2019.04.15

2019年4月から大型ペットボトル飲料、乳製品、サバ缶、即席麺等が値上げされました。また、消費者物価指数も26カ月連続で上昇する中、2019年10月には消費税率が10%に引き上げられる予定です。

 

今後、収入が増えていく世代は、物価が上昇して支出が増えても、ある程度は対応できますが、現役世代からリタイア世代に移行していく60代になるにつれて、年金を柱とする収入となるため、家計を見直さずに、現役時代と同じ感覚で家計管理をしていると、あっという間に赤字に陥ってしまいます。

 

今回は、40代と60代に支出の変化について解説します。

なお、統計数値は2017年家計調査年報(2017年)、2人以上世帯の数値を使用します。

 

▶ 教育費は40代、50代がピーク

 

消費支出は、世帯主が40代の世帯は315,189円、50代の世帯は343,844円、60代の世帯は290,084円(40代比▲25,105円)となっています。年代ごとの流れでみると、40代から50代にかけて支出が増加し、その後60代になると支出が減少することが分かります。

 

40代と60代を比較すると、40代に比べて大きく支出が減少する支出の代表は教育費。

40代では28,863円、50代では24,428円ですが、60代になると1,352円(40代比▲27,511円)と大きく減少します。

40代と60代の消費支出の差額は、教育費の減少額とほぼ同額であることから、2人以上の世帯の平均的な家計では、教育費の自然減のみのように思われますが、実はそうではありません。

 

▶ 保健医療、交際費の支出は大幅増

 

世帯主が60代の世帯は40代の世帯に比べて、保健医療の支出が大きく増加します。

世帯主が40代の世帯では10,089円、60代の世帯では14,603円と、約1.4倍。

40代も60代も公的医療保険における自己負担割合は同じ3割ですが、

加齢による疾病の増加、第一線を退いたため、治療等に通う時間ができたことなどが理由の1つと考えられます。

このような保健医療の支出の備えとしては、

貯蓄を準備するほか、60歳以降も継続する医療保険等への加入が考えられます。

 

また、時間的余裕ができることから交際費が増加することも大きな特徴です。

40代は13,510円、60代は25,541円と約1.9倍に増加。

長い現役を退いて、自由時間を楽しむことはとてもよいことですが、

自由時間をもてあまし、収入や資産保有額と不釣り合いな交際費を使ってしまうと、

毎月の生活に深刻な影響を及ぼしかねません。

 

交際費の支出を計画的に適正レベルに維持するためのご提案としては、

毎月の小遣いの予算化

株式や投資信託等で期待以上の利益がでた場合に実現する夢支出の設定

等が考えられます。

 

また、自由時間が増えるために交際費が増加してしまう懸念が大きいようであれば、

自由時間を増やし過ぎないために、働き続ける等も1つの方法と考えられます。

 

▶ 増加する支出を補うために減らしている支出は被服・履物、教養娯楽。

  ただし、素敵なエイジングのための固定費の見直しを!

 

つまり、保健医療や交際費の増加している分、他の支出を減らす必要があります。

統計上、教育費以外で1割以上減少している支出として挙げられる項目は2つ。

1つは被服及び履物。世帯主が40代の世帯では14,725円、60代の世帯では9,999円と約32%減少しています。

2つめは、教養娯楽。世帯主が40代の世帯では34,186円、60代の世帯では29,366円と約14%減少しています。

これらの支出は相対的に優先順位が低いため、減らす世帯が多いことに頷ける方も多いことと思いますが、着るもの、履くものを楽しみ、教養娯楽を楽しみ、エイジングを楽しみたいですよね。

そのためにも、基礎的な生活費をもう一度見直したいものです。

具体的には

通信費の見直し(料金プランの見直し、格安スマホへの切り替え、固定電話の解約)

水道光熱費(料金プランの見直し、電気・ガス会社の切り替え)

過剰な生命保険・損害保険の見直し(保障・補償の適正化)

車両関連費(カーシェアの利用、維持費が安い自動車への切り替え)

等が考えられます。

 

物価上昇による家計支出に加えて、消費税率の引上げ、高齢者の介護・医療の自己負担増等、

公的年金が増えにくい中、家計の支出は増える傾向にあります。

 

収入と支出のバランスを保ちつつ、人生を楽しむために、単に節約をするのではなく、生きたお金の使い方を含めて、ご夫婦で話し合ったり、FP等の専門家に家計の見直しを相談してみてはいかがでしょうか?

 

益山 真一(CFP ®認定者・1級FP技能士)

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

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