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columnコラム

積立投資は「値上がり」よりも「値下がり」を狙え!

お知らせライフプランニング

2018.07.23

 

国民年金基金連合会の調査によると、

平成30年5月現在のiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数は91.5万人。

金融庁の調査によると、

平成30年3月末時点のNISA(少額投資非課税制度)の口座数は1168万、

うち、つみたてNISAの口座数は51万。

いずれも右肩上がりで増加しており、自分で老後資金準備に取り組む人が増加していることを表しています。

 

iDeCoは、定期的に積み立てる掛金が所得控除の対象となり、運用益が非課税、受取時は退職所得・公的年金等の雑所得としての税制優遇を受けることができ、

NISAは株式や株式投資信託等の分配金・配当金や売却益が非課税となるなど、

ともに税制で有利な点が大きな特徴。

 

老後資金準備を中心に、是非多くの人に活用していただきたいのですが、

投資は怖い、損したくない・・・と二の足を踏むお客様も少なくありません。

そんなお客様に筆者がお伝えしている積立投資の魅力を解説します。

 

 

積立投資は「単価」「口数」の二刀流

 

 

 

 

多くの方にとって、投資は「値上がりすれば大儲けできるが、値下がりすると大損する」

のイメージが強いようです。

資産価値は「価格×口数」により計算できますので、

一時にまとめて購入する投資では、口数が変わりませんので、

購入時よりも値上がりすれば儲かり、値下がりすれば損をします。

つまり、利益と損失は価格の変動によってのみ決まります。

 

一方、積立投資は定期的に同じ金額ずつ株式や投資信託、金等を購入します。

たとえば、毎月1万円ずつ投資信託を購入する、という感じです。

単価10,000円であれば、1口購入、

単価12,500円であれば、0.8口購入

単価8,000円であれば、1.25口購入

つまり、

価格が高くなると、購入できる口数は少なくなり、

価格が安くなると、購入できる口数は多くなります。

 

積立投資も、価格が上昇・下落する点は一括投資と同じですが、

投資するごとに口数は必ず増えていく点が大きく異なります。

つまり、二刀流のうち、1つの武器は必ずプラスになるのです。

 

積立投資は、口数と価格の2つの要素により資産価値が変動し、

積立投資を続けている限り、口数は増えますので、

一括投資より利益が得られる可能性が高くなり、損失を小さく抑えることができます。

 

 

積立投資の前半は口数増加を重視。後半は価格を重視

 

 

 

老後資金のように、比較的長い準備期間がある場合、

前半は、価格よりも口数を増やすことを優先しましょう。

つまり、価格が下がっていくものを購入してもよいのです。ここの考え方が非常に重要です。

 

定時定額の積立投資では、価格が上昇すると購入口数が少なくなり、

価格が下落すると、購入口数が多くなります。

つまり、前半で下落すれば口数を増やすことができ、後半に価格が戻す局面が来れば、

貯まった口数と価格の上昇で、加速的に資産価値が増加します。

 

毎年1万円ずつ購入する場合を比較してみます。

 

事例1 2年目、3年目に下落し、4年目に上昇。4年目の価格は1年目比▲20%

 

1年目 価格10,000円 購入口数 1単位

2年目 価格 8,000円 購入口数 1.25単位、

3年目 価格 5,000円 購入口数 2単位

4年目 価格 8,000円 購入口数 1.25単位

4年目時点の資産価値 8,000円×(1+1.25+2+1.25)=44,000円(4,000円の利益)

 

事例2 2年目、3年目に上昇し、4年目に下落。4年目の価格は積立当初と同じ

 

1年目 価格10,000円 購入口数 1単位

2年目 価格11,000円 購入口数 約0.9単位

3年目 価格12,500円 購入口数 0.8単位

4年目 価格10,000円 購入口数 1単位

4年目時点の資産価値 10,000円×(1+0.9+0.8+1)=37,000円(3,000円の損失)

 

事例1では、4年目の価格は積立当初と比べて20%低く、

価格の推移だけをみれば、失敗に見えますが、投資元本(4万円)に対して10%の利益。

 

事例2では、4年目に積立投資当初の水準に戻っただけですので、

価格の推移だけを見れば、失敗ではありませんが、投資元本(4万円)に対して7.5%の損失。

 

この差は「口数」。

事例1では下落局面で口数が増えた分、下落後の上昇局面では、増えた口数と価格のW効果で利益が出たのです。

 

事例2では上昇局面で口数が増えなかった分、価格では一度も当初価格を下回っていませんが、損失が出てしまいました。

 

つまり、一括投資では、価格の上昇・下落により左右されますが、積立投資は口数も重要な要素。敢えていえば、積立投資では、前半は口数を増やすために、価格が上昇する投資対象よりも、価格が横ばいまたは下落する投資対象のほうがよいのです。

 

 

短期的にはだめでも、長い目で見て安心できる投資対象を

 

 

 

 

ただし、価格が下がり続けてよいわけではなく、いずれ価格は戻ってこなければ損失が膨らむだけですので、短期的には芳しくなくても、「いずれ価格が反転して戻ってくる」と信じることができる投資対象をコツコツ購入することが重要です。

それができれば、積立投資は十分に利益が得られます。

あとは、利益を深追いしすぎず、期待している利益が出たら、利益を確定。

期待している以上の利益の深追いは厳禁です。

 

「いずれ価格が上昇すると信じることができる投資対象」と言われても分からない方も多いことと思いますが、そのような場合は、低リスク、低コストのバランス型ファンドをご提案します。

また、リスクは高いのですが、当面は厳しい経済状況が予想されても、あなたが老後を迎える時期(例:60歳、65歳等)に、経済成長を見込むことができる国や地域を投資対象とするローコストのインデックスファンドを選ぶのも1つの方法です。

 

繰り返しますが、私も含めて他人が勧める投資対象ではなく、あなたが信じることができる商品を選んでください。他人が勧める商品をそのまま購入するのは厳禁です。

 

あとは、短期的には値下がりを過度に気にせず、気長に積立投資に取り組んでいただき、

世の中の多くの皆さんが世界の反映、平和を願って活動している恩恵にあやかることを待つのみ。投資に絶対はありませんが、一括投資に比べて取り組みやすく、老後を迎えたとき、「世界の皆さんのおかげ」と感じられる局面がやってくることと思います。

 

 

益山 真一(CFP ®認定者・1級FP技能士)

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