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columnコラム

日銀の総括とは ~いまさら聞けない経済学入門~

お知らせ

2016.10.15

こんにちは!ファイナンシャルプランナーの林です。

 

寒さのせいか娘の鼻かぜが治りません。

やはり子供にとってタオルケットで寝るには厳しくなってきたのでしょうか?

(大丈夫なのは私だけ?)

重い腰をあげて羽毛布団を取り出そうと思います。
さて!多くのお客様から日銀の総括についてわかりやすく教えてほしい、というご依頼があり、下記まとめさせていただきました。

 

なんだか聞きなれない「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
金融緩和なことはわかる中、いったいどんな金融緩和なのでしょうか。

________________________________

「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展を資すること」

 

これは日銀の金融政策理念です。

 

そもそも物価の安定はなぜ必要なのでしょうか?

それは物価が不安定な状態が続くと個人や企業も不安になり、消費より貯蓄に動き景気が後退してしまうからです。
そのため物価の安定は経済発展にはとても重要なことと言えます。

 

それにあたり日本銀行は物価上昇率として年2%を目標に掲げ「量的・質的緩和」や「マイナス金利政策」をとってきましたが、物価は目標通りには上昇しませんでした。

 

一方そのおかげで私達は大変安い金利で住宅ローンを組むことができました。

 

しかし困っていたのは金融機関です。
マイナス金利の副作用とも言われていますが、民間銀行は短い債券の金利でお金を調達して長期間の貸し出しをすることで利息を得ることで利益を得ていますから、マイナス金利により長期金利が下がることで、金融機関の業績は圧迫されてしまいました。

 

加えて「長期金利を下げることが景気に対してプラス材料にはあまりならない。」ということがわかりました。

 

また、金利は「期間が短期ほど低く、長期ほど高い」が通常です。

 

さらに、期間が短いものの金利と長いものの金利の差が大きいほうが金融機関にとってはプラスです。

こういう副作用を払拭しようと今回の日銀総括で発表されたのが「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」です。

 

以下3つに分けて説明します。

 

①10年国債も日銀が操作して現在のマイナス金利から0%で安定させる

短期金利には今まで通り
民間の銀行が預けている当座預金の一部に-0.1%のマイナス金利を適用し続けますが、
長期金利に関しては、0%で推移するように日銀が長期国債の買い入れをしていきます。

長期金利がマイナスだと10年国債でもマイナスの状態だと金融機関は利益が出せません。
銀行の「業績悪化」を防ぐために、10年国債金利を0%で安定させ、10年超の長期金利は0%以上になるように誘導することで金融機関の業績を改善するために導入しました。

 

②ETF(証券取引所に上場し株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託)を全体の半分程度から3分の2(約6兆円)ほど買い入れます。

株は大量に売られれば株価は下がり、買われれば株価は上がります。要するに人気投票の結果が「株価」に反映します。リーマンショックのような株の大暴落が起こって人気が下落したとしても、日銀が株を購入してくれていれば、ある程度のところまで下がっても、下支えが出来るわけです。投資家の心情としては「日銀のおかげで、これ以上に下がることはないと思えるラインが通常より高いことで、安心して株を持っていられるわけですね。

=株価の上昇・安定に繋がるわけですね。

 

③オーバーシュート型コミットメント
2%の物価上昇が安定的に持続するまで「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続することを宣言しました。

今までは「安定的の持続するまで」という表現はなく、受け取り方によっては2%達成したら金融緩和政策を辞めてしまうのではないかと思っている方もいましたので、きちんと安定するまでは続けますよと言葉にしたんですね。

これにより、気持ちの上限が撤廃されたことになります。
投資をしているときに、「この辺が上値(上限)だな・・・。」と思ったら、利益を確定するために売りますよね。

この”上値”を心理的に撤廃することが狙いです。

上値が撤廃されれば、「ここまで上がったけど、まだまだ上昇する!」という期待も広がります。

そうすることで、投資家が安心して上昇期待をできるようにした。

 

以上が今回の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の全容です。

 

しかし長期金利を操作するのは、とても難しいことなので、本当に実行できるのかは今後注意深く見ていく必要があります。
もし実行できるたなら長期金利に連動する固定金利は金利が少し上がるでしょう。

 

これから住宅を購入する方は気になるところですね。

 

これからも情報を更新していきますので、注目お願いします!

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

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